公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
薬物馬を買っちゃったよ!
「日本ブログ大賞(ホビー編)」にエントリー中! お時間ある方はぜひご投票をお願いいたします。ログイン登録しないといけなかったりでちょっとメンドくさいのですが。現在、10票以上入れば約600ブログのうちベスト30に入れる模様(笑)。

 …と、自己宣伝で始まったところで、ホントは今日は仕事を終えて夜書く予定だった当欄ですが、ちょっとイイ話が出てたので忘れないうちに。さきほど子供にメシを食わせながら(最近、普通のコメを食べるようになりました)朝の情報番組を見ていると話題は例のライブドア問題。エモンが逮捕されてどーなった?という話題も尽きかけてきたここ数日、代わってあちこちで出始めたのは、ライブドア株で大損こいた個人投資家たちの悲哀、というネタ。当ブログの総本山である「賛成派」のトップページのキャッチもそろそろ替えどきかな、と思っていたのだが、まだしばらくはタイムリーな話の模様。
 
 続々とカメラの前でコメントする顔モザイク&声色修正の個人投資家たち。株っつったって、所詮はバクチ。その言葉のどれもが、我々レース打ちが普段吐く戯言にそのまま置き換えられるので可笑しいのなんの。

●投資家Aさん(おっさん)…約400万円の損

『あれだけ政治家が応援したりすりゃ信じるよな。そんな悪い奴だとは思わねぇもん』

置き換え:「あれだけ新聞に◎ついてりゃ来ると思うよな!? あんなやる気ねぇとは思わねぇもん」

『何より裏切られたという気持ちが大きい。許せない。個人で訴訟起こすよ。金の問題じゃない』

置き換え:「ったく、許せねぇな。なんだあいつは!? 裏切られてばっかりだよ、いつも」

あ、でもこっちは「金の問題じゃない」とは言わないな。だって…金の問題だもん(笑)。してみると、株投資家よりはレース打ちの方が潔いのではないか? 「バクチは自己責任」の概念が確立されているともいえる。…と考えていたら、出演していた鳥越俊太郎氏が鋭い洞察を。

鳥:「まぁ、株ってバクチでしょ。普通は競馬なんかでもみんな自己責任で買ってて、負けたからって納得するんですよ。でも、今回のライブドアの場合、粉飾決済があったわけで。それで価値を見誤らせて買わせたわけだから、これは馬に薬物を打って走らせたようなもの」

うーん、一発で理解したぞ。さすが鳥越氏。ホリエモンは薬物使用馬か(笑)。

そして、更にこれでもかと悲惨な事例を流すテレビ。

●投資家Bさん(老婆)…約60万円の損

『寝たきりの主人を介護しながらの苦しい生活から少しでも夢を見たいとなけなしのお金で株を買いました。それがこんなことに…。ちょっとでも儲かったら温泉旅行にでも、と思っていたんですが』

置き換え:「仕事はない、失業保険は打ち切られるの苦しい生活から少しでも夢を見たいとなけなしのお金で最終レースを信用できる選手から総流ししました。ちょっとでも儲かったらたまには妻と食事でも、と。それがこんなことに…」

 うーん、こっちは世間からはまったく同情されそうにないな(苦笑)。悲惨さの度合いとしては全く同じなんだけどなぁ。その差自体が公営ギャンブルへの差別に他ならないのだが。と、ちょっと憤慨してみる。

 更に難癖つければ、株には買い手を保護するような法律が色々あって妬ましい。「ウチの株は上がります」と言って回ることが『風説の流布』になるなら、「他の馬とは違う。空を飛んでいるようだ」という某騎手のコメントだって限りなくヤバイぞ。しかも言った直後に2着だし(笑)。あの日、中山であの馬アタマに大枚ブチこんだ人の中で「騎手と厩舎と馬主を訴える!」と言った客はいない。まぁ、帰路の飲み屋で冗談まじりで言う人はたくさんいただろうけどね。そんなのがまかり通るなら競輪グランプリでのK山Y一郎など、何年連続で訴えられていることか。「勝訴!」のノボリをつけた自転車で敢闘門から出てくるK山が目に浮かぶ(笑)。

 まぁ、ハッキリ言えば、欲にかられて薬物使用馬を見抜けなかった側にも責任はあるのよ。「こんなに短期間でこんなに膨張する会社はありえない」と、誰でもちょっとは考えるはずだし、そこに目をつぶって(何らかのリスクの可能性は納得しつつ)ブチこんだわけで。まぁ早い話が、ライブドア株を買った投資家は「穴党」だったということ。穴党なら穴党で潔く、美しい人生を歩んでほしいものです。

 あと提案ですが、そういう意味でこれからは新聞の株価欄には社名の脇に◎○▲印をつければいいんじゃないか? あと会社四季報の寸評欄も公営レース風に。『穴 ライブドア いぜん好調だが猪突猛進型でヨコの動きには弱い面も。楽天と大競り必至のここは狙いを下げて連下で』とかね。 

 先日、Bank Of Dreamさんからいただいたコメントの中に『株をやるんだったらその前に公営競技で「とことん」負けておくことも重要な気がします』というのがありましたが、まったくもって正鵠を得たご意見ですな。少額で楽しめる、ということ以外にも、公営ギャンブルでバクチ打ちとしての己を(対象を見る目、張りのタイミング、潔さ…等々)磨けば、株でも全てにおいてキチンとできる人間になる、ということでしょう。


■<禁止薬物>1着馬から検出、賞金没収 岐阜・笠松競馬
 岐阜県笠松町の笠松競馬を主催する同県地方競馬組合は30日、25日開催の第6レース(10頭立て)で1着になったエイシントルファン号(牡5歳)から禁止薬物の「メフェナム酸」が検出されたと発表した。同組合はエ号を失格とし、26日から30日間の出走停止処分とした。馬主に対する1着賞金16万円の支払いも取りやめ、2着以降の順位を繰り上げる。払戻金の変更はしない。県警羽島署も競馬法違反容疑で関係者から事情を聴いている。
 同組合によると、レース後に1、2着の馬に義務づけられている検尿後、エ号を担当する男性きゅう務員(70)が調教師を通じ「レース前に鎮痛剤を与えた」と同組合に申告した。24日夕と25日朝の計2回で、鎮痛・消炎・解熱作用があるメフェナム酸計20カプセル(1カプセル250ミリグラム)を飼い葉と一緒に食べさせたという。尿からも28日、検査機関でメフェナム酸を検出した。
 同組合は今後、きゅう務員から鎮痛剤を与えた理由など詳しく事情を聴き、近く処分委員会を開いてきゅう務員や調教師の処分を決める。
 競馬法では禁止薬物52種類を定め、投与を禁じている。同競馬で出走馬から禁止薬物が検出されたのは1999年以来。
(2006.01.30 毎日新聞)

→ちょうどタイムリーな事件が(苦笑)。最悪の場合競馬法違反で逮捕、になるようだが、もちろん東京地検特捜部が動くようなことはない(笑)。当然払戻金の変更はナシ。2着馬のアタマで買って損した人、そしてこのニュースを読んだライブドア株購入者は、それぞれ本日の私の文章を読んでどう思うのだろう。

==========
2月1日(水)の注目レース

【飯塚12R G1開設記念 優勝戦】4100M 発走16:25
1.瀧下隼平 10 3.362
2.山田達也 10 3.362
3.有吉辰也 10 3.356
4.荒尾 聡 10 3.353
5.田中 茂 10 3.365
6.浦田信輔 10 3.365
7.伊藤信夫 10 3.362
8.松尾隆広  0 3.389

 前半飛ばしそうなのは有吉・荒尾、それ以降は浦田・伊藤が絡んできて大バトルの予感、が予想1。予想2は荒尾の早め抜け出し独走。予想3は伊藤がすんなり捌いて…のパターン。準優は2着だった伊藤だが、S遅れと5周バックでガブられたのが痛かっただけで、試走25が示す機力は文句ナシ。浦田も地元であり、最近ではベストの出来だ。買うなら優勝から。

2車単 4=7 7−3 6−4 6−7
3連単 4−67−2357 7−4−2356
【2006.01.31 Tuesday 12:12】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(1) |
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