自宅で自分のPCで書き物をするのも久しぶり。旅だったとはいえしばらくサボっていたので書きたいことは山ほどあるのだが、さてどういう順番で…。
どんな旅だったか、というのは帰宅時のバッグの中身を見ればほぼわかる。温泉旅行に行った人のバッグなら硫黄臭いタオルとか、温泉まんじゅうのカケラとか、宴会で余った日本酒の四合瓶、とか。私の場合、出発時は軽装を旨とするのでバッグの中身はパンツと歯ブラシとミニノートPC、それに本一冊がせいぜいなのだが、帰りはなぜかパンパン。今回も帰宅後中身を見てみると、出るわ出るわ、新聞紙、予想紙、出走表、マークカード、ハズレ馬券・車券…(笑)。これだけで何をしに行ったかは一目瞭然なのであるが、なぜこうも持って帰ってくるのか? 特に投票券やマークシートなどは、現地では「1枚づづ持って帰って記念にしよう」などと考えているらしいのだが、帰宅後きちんと整理したりしたためしがない。自宅でそれらを眺めていても「ふん、どこでも同じじゃん」と思ってしまうのだな。元来あまりコレクター気質がないのだろう。そしてそのままクズかご行き。帰ってきてまでハズレ券見たくもないしねぇ。
というわけで、今後私と本場連携していただいた方は、私がそれらの紙類をバッグにしまおうとしていたら「どうせ帰ったら捨てるんでしょ」と一言お願いします。そうするとムダな荷物が減ってありがたい(笑)。
まぁしかしともかく(接頭語が多いな)、ばんえい記念は感動的だった。今まで3度ほど肉眼で観戦しているが、今回が一番涙したように思う(マジでちょっと泣いた)。私自身、この日に備えて夏の岩見沢開催あたりから有力馬の動向を追い続けて気分を盛り上げた、というのも感動要因の一つだが、それよりも、
《スーパーペガサスが前代未聞のばんえい記念4連覇なるか?》
《しかしそのペガサスが今年は脚の故障により万全とはいえない状態》
《帯広記念覇者のミサイルテンリュウ、期を通して好調だったシンエイキンカイ、ペガサス同様ここを目標に上り調子できたミサキスーパーなど対抗馬も粒ぞろい》
といった状況が揃い、下馬評自体が混沌としていたことが大きい。過去3年は「大本命・ペガサス」がでーんと構えていたのでね。
出走馬が決定した時点から考えに考え、その結果が集約される第二障害。ゴール側から観戦していた私は、8番・スーパーペガサスの頭が障害の向こうからにょっきりと出てきた瞬間「おおおおおおぉぉぉぉぉ!!」と大絶叫。もちろん場内も大歓声。しかし頭が出てからがまた大変。ばんえい最重量・1トンのソリはそう簡単に登らせてはくれず、ペガサスがもがき苦しんで地団駄踏む間に徐々に他馬の頭も見えてくる。しかし何度目かの踏ん張りでついに登坂成功。栄光のゴールに向かい坂を下りるペガサスに場内割れんばかりの拍手と歓声だ。そのままほぼ止まることもなく4連覇のゴールへ。そして遅れること30秒の2着はミサキスーパー。終わってみれば1・2番人気のワンツー、しかも3年連続同じ1・2着で配当は馬連290円、馬単460円。いつもなら「ちぇっ、ガチガチかよ」となるところだが、これに限ってはそう毒づくこともなく、冷静に「やはりまともに1トンをクリアできるのはこの2頭しかいないのだな」と納得。そのペガサスも来年は定年(11歳)をむかえ、次回ばんえい記念がそのまま引退レースとなる公算大。よし、来年こそはこのワンツー1点で勝負だ! …でも現地に行くとまたいろいろ変わっちゃうんだろうな(苦笑)。
大感動のばんえい記念、写真がアップされているのはこちら、そしてムービーはこちら。
上記を読みながらぜひご覧あれ。
そして、その前日・土曜日のメイン11Rは「競太郎生誕1周年記念」のTOM家冠レース。競馬場に着いて早々に管理組合を訪ねると、一家揃ってスタンド最上階の来賓ルームへ通される。しばしここで観戦…と思ったものの、この来賓室、すこぶる観戦環境が悪い。スタンドの最もゴール寄り、しかもメインの建物からちょっと引っ込んだところに位置するため、第二障害のちょっと先からゴールまでしか見えないのだ。しかもこの部屋自体はおろか、階全体に発券機が無いため、馬券を買いに行くには1階まで階段を上り下りしなければならない。まぁウチは赤ん坊もいるし、ソファーつきのこの部屋の方が…とも思ったが、なにせ買いに行くのは疲れるし、なぜ本場まで来てモニターで観戦しなくてはならないのだ!? とは思った。たかが一万円のスポンサーで偉そうなことも言えないし、スペースを用意していただけるだけで有難いのは確かだが、できればもうちょっとちゃんと観戦できる場所はないものでしょうかねぇぇ。ちなみに、この来賓室には他レースの冠主の方々をはじめ、観戦ツアーで来たという何名かも同室していたのだが、皆さん一度下へ馬券を買いに行ったきり、ほとんど戻ってきませんでした。
それでも、同席いただいた広報氏には感謝。東京から来た酔狂な一家を手厚く接待していただき、レースの合間には装鞍所から検量室、走路裏までの見学コースを設定していただきました。ばんえい競馬を愛する担当者としてのアツいご意見なども聞かれ、それだけでもスポンサー料は安い! というのが率直な感想。今年は最後になるであろう旭川・北見開催などでもぜひ冠レースをさせていただきたいと考えております。
ばんえい記念当日は場内で「ばんえい競馬存続署名」なども催されていたが、記帳を見て、東京はじめ道外からの観客が多いことにびっくり。例の映画「雪に願うこと」も、道内では4月から、5月からは全国でロードショーの予定で、今年は盛り上がるぞ! ばんえい競馬。ANAの「旅割」を使えば一年中お安く行けることだし、特に競馬好きはぜひ北海道へ。
「地方競馬に行こう!」のlandsliderさんをはじめ、現地でお話いただいた方々、ありがとうございました。
どんな旅だったか、というのは帰宅時のバッグの中身を見ればほぼわかる。温泉旅行に行った人のバッグなら硫黄臭いタオルとか、温泉まんじゅうのカケラとか、宴会で余った日本酒の四合瓶、とか。私の場合、出発時は軽装を旨とするのでバッグの中身はパンツと歯ブラシとミニノートPC、それに本一冊がせいぜいなのだが、帰りはなぜかパンパン。今回も帰宅後中身を見てみると、出るわ出るわ、新聞紙、予想紙、出走表、マークカード、ハズレ馬券・車券…(笑)。これだけで何をしに行ったかは一目瞭然なのであるが、なぜこうも持って帰ってくるのか? 特に投票券やマークシートなどは、現地では「1枚づづ持って帰って記念にしよう」などと考えているらしいのだが、帰宅後きちんと整理したりしたためしがない。自宅でそれらを眺めていても「ふん、どこでも同じじゃん」と思ってしまうのだな。元来あまりコレクター気質がないのだろう。そしてそのままクズかご行き。帰ってきてまでハズレ券見たくもないしねぇ。
というわけで、今後私と本場連携していただいた方は、私がそれらの紙類をバッグにしまおうとしていたら「どうせ帰ったら捨てるんでしょ」と一言お願いします。そうするとムダな荷物が減ってありがたい(笑)。
まぁしかしともかく(接頭語が多いな)、ばんえい記念は感動的だった。今まで3度ほど肉眼で観戦しているが、今回が一番涙したように思う(マジでちょっと泣いた)。私自身、この日に備えて夏の岩見沢開催あたりから有力馬の動向を追い続けて気分を盛り上げた、というのも感動要因の一つだが、それよりも、
《スーパーペガサスが前代未聞のばんえい記念4連覇なるか?》
《しかしそのペガサスが今年は脚の故障により万全とはいえない状態》
《帯広記念覇者のミサイルテンリュウ、期を通して好調だったシンエイキンカイ、ペガサス同様ここを目標に上り調子できたミサキスーパーなど対抗馬も粒ぞろい》
といった状況が揃い、下馬評自体が混沌としていたことが大きい。過去3年は「大本命・ペガサス」がでーんと構えていたのでね。
出走馬が決定した時点から考えに考え、その結果が集約される第二障害。ゴール側から観戦していた私は、8番・スーパーペガサスの頭が障害の向こうからにょっきりと出てきた瞬間「おおおおおおぉぉぉぉぉ!!」と大絶叫。もちろん場内も大歓声。しかし頭が出てからがまた大変。ばんえい最重量・1トンのソリはそう簡単に登らせてはくれず、ペガサスがもがき苦しんで地団駄踏む間に徐々に他馬の頭も見えてくる。しかし何度目かの踏ん張りでついに登坂成功。栄光のゴールに向かい坂を下りるペガサスに場内割れんばかりの拍手と歓声だ。そのままほぼ止まることもなく4連覇のゴールへ。そして遅れること30秒の2着はミサキスーパー。終わってみれば1・2番人気のワンツー、しかも3年連続同じ1・2着で配当は馬連290円、馬単460円。いつもなら「ちぇっ、ガチガチかよ」となるところだが、これに限ってはそう毒づくこともなく、冷静に「やはりまともに1トンをクリアできるのはこの2頭しかいないのだな」と納得。そのペガサスも来年は定年(11歳)をむかえ、次回ばんえい記念がそのまま引退レースとなる公算大。よし、来年こそはこのワンツー1点で勝負だ! …でも現地に行くとまたいろいろ変わっちゃうんだろうな(苦笑)。
大感動のばんえい記念、写真がアップされているのはこちら、そしてムービーはこちら。
上記を読みながらぜひご覧あれ。
そして、その前日・土曜日のメイン11Rは「競太郎生誕1周年記念」のTOM家冠レース。競馬場に着いて早々に管理組合を訪ねると、一家揃ってスタンド最上階の来賓ルームへ通される。しばしここで観戦…と思ったものの、この来賓室、すこぶる観戦環境が悪い。スタンドの最もゴール寄り、しかもメインの建物からちょっと引っ込んだところに位置するため、第二障害のちょっと先からゴールまでしか見えないのだ。しかもこの部屋自体はおろか、階全体に発券機が無いため、馬券を買いに行くには1階まで階段を上り下りしなければならない。まぁウチは赤ん坊もいるし、ソファーつきのこの部屋の方が…とも思ったが、なにせ買いに行くのは疲れるし、なぜ本場まで来てモニターで観戦しなくてはならないのだ!? とは思った。たかが一万円のスポンサーで偉そうなことも言えないし、スペースを用意していただけるだけで有難いのは確かだが、できればもうちょっとちゃんと観戦できる場所はないものでしょうかねぇぇ。ちなみに、この来賓室には他レースの冠主の方々をはじめ、観戦ツアーで来たという何名かも同室していたのだが、皆さん一度下へ馬券を買いに行ったきり、ほとんど戻ってきませんでした。
それでも、同席いただいた広報氏には感謝。東京から来た酔狂な一家を手厚く接待していただき、レースの合間には装鞍所から検量室、走路裏までの見学コースを設定していただきました。ばんえい競馬を愛する担当者としてのアツいご意見なども聞かれ、それだけでもスポンサー料は安い! というのが率直な感想。今年は最後になるであろう旭川・北見開催などでもぜひ冠レースをさせていただきたいと考えております。
ばんえい記念当日は場内で「ばんえい競馬存続署名」なども催されていたが、記帳を見て、東京はじめ道外からの観客が多いことにびっくり。例の映画「雪に願うこと」も、道内では4月から、5月からは全国でロードショーの予定で、今年は盛り上がるぞ! ばんえい競馬。ANAの「旅割」を使えば一年中お安く行けることだし、特に競馬好きはぜひ北海道へ。
「地方競馬に行こう!」のlandsliderさんをはじめ、現地でお話いただいた方々、ありがとうございました。