小倉競輪祭は小倉竜二(徳島)が捲る吉岡稔真(福岡)の後位から直線中割り追い込んで優勝。前回の同大会優勝(1999年)も吉岡番手からの微差差しきりで、小倉のいわゆる「ハンドル投げ」の技術もまた賞賛されることに。個性的な選手がめっきり少なくなった昨今、「ハンドル投げの名手」なんてのはイイですな。このところ、神山・山田クラスの実力急落(特に今回の神山。最終日の千切れっぷりはヒドかった)から、急激に世代交代が進みつつある輪界だが、若手もただ成長するんじゃなくて(変な言い方だが)、それぞれに個性を磨いて欲しいところ。まだバリバリ走っている小橋正義(新潟)には失礼だが、そろそろ「鬼脚3世」(ルパン3世みたいだ)が現れてもいい頃だし、「インねば職人」(あんま応援したくないか)とか、「捲りのスペシャリスト」(石丸あたりではまだまだ器が小さい)、「ハコ3帝王」(これも有難くないが、3連単ならそれはそれで買えそう)なんてのはどうか。もちろんこういう個性的選手をCMはじめ宣伝行為にはばんばん乗せていくと。
ともあれ、今年の競輪グランプリにはまず小倉竜二が一人目決定! 彼あたりが乗ってくると、位置はどうあれ予想が面白くなりそう。年末まで大怪我などないよう頑張ってもらいたい。
気になる売上だが、目標180億円に7億強届かずの172億9000万円。昨年比約95.5%で、やはりといおうか寂しい数字に。それでも、最終日はいつもガラガラのメディアドームに7000人近い観客が入り、結構賑やかだった模様。決勝メンバーは最近の中ではかなり興味持てるものだったし、GP男・加藤、先行一車・海老根、そして地元大スター・吉岡と、購買欲をそそる要素は多く、実際人気も割れていた。それでも結局売上減になってしまったのは、やはり今回もあった大量落車や、トップクラス戦ゆえの予想の難解さなども原因だと思う。
このところ私的にも、G3以上の開催にはあまり金を突っ込む気がしないのだよねぇ。買うのはもっぱら「狙い目の選手が乗っている」場合のみ(現在の狙い目が誰なのかはナ・イ・ショ)。あとは準決を「決勝の種銭が増えればいいな」程度でちょこちょこ買って、あとは決勝に小ドカン。以前は本場に行けばどんな開催でも、一日の車券購入額は確実に5〜10万ぐらいだったのだが、今では一開催通して1万ちょっとなんてのもザラ。私の場合、あくまで枠・車連が基本で、3連単はあまり買わないのだが、それでも当たらない。当たらないから買う気がなくなる…という構造になっているわけで。
まぁ「予想がヘタなんだよ」と言われればその通りかもしれないが(苦笑)、それにしても昔より当たりづらくなっているような気がする。3連単にどっぷりハマっている人はなおさらだろう。もう賭け式のことをああだこうだ言ってもしゃぁないので、やはり一つ一つの番組を作っている編成(番組屋)さんには、もうちょっとよく考えて、かつ、選手の調子や動向もよく吟味していただきたい。そのいい例が昨日の神山。東北のイキのいい若い衆(渡邉一成・福島)をウマにあてがってもらって、本命人気に近い線で売れてるのに、結局ダッシュに千切れてレースはぐちゃぐちゃ。その神山につけた手島“いつでも自力で出るぞ”慶介(これまた人気)まで一緒に後位に置かれ、場内は怒号の嵐(憶測)。結局渡邉の番手には逃げようとしていた稲垣裕之(京都)がハマってしまい、バック番手捲り。そのまま逃げ切りかと思われたが、G前、先ほどの手島後位だった藤原憲征がどこからか伸びてきて突き抜け、というわけのわからない結果により2車単3万6千円、3連単は18万円弱という大荒れに。
ちなみにこのレース、私は買っていないので、負けたゆえの文句ではありません。神山が千切れることを予想して取り込んだ人や、さすがに藤原−稲垣までは考えられなくて車券は買えなかったものの、神山千切れの予想をした人はいるだろう。でも、何もこんな番組組まなくたって、という疑問は残る。北日本はこの若い逃げ屋だけ。その番手に今回不調は明らかな上に地域ラインでもない神山をつけ、更に好位からの自力を狙う手島がその後ろにつけるような番組。これ、面白いかぁ? 私はただただ危なっかしいニオイがするだけで、買えませんでした。番組屋が神山の不調に気づかなかったのか? それとも「荒らそう」という意図のもとなのかは知る由もないが、とにかく今回の「購買欲を殺ぐ番組ナンバー1」でしたね。
確かに、実力が拮抗していて「どっからでもきちゃう」のがS級トップクラス戦の醍醐味ではある。しかし、あまりにも当たりづらければ客が離れるのもまた事実。そのあたりのバランス感覚に優れた方を現場に置かないとね。そんな私は、競輪祭4日間「しかし…当たんねぇなぁ…わっかんねぇなぁ」と溜まりまくった欲求不満を晴らしに、本日外出の合間にラ・ピスタ新橋にて京王閣F2を3レースほど打ってまいりました。なんか楽しかったわぁ。4〜5通りぐらいの展開予想をすれば、ある程度その中のどれかになるし。その程度の難しさがイイのよ。決して甘えてるわけではないと思うんだが。やはり興行として金を出させる以上、あんまり難解なのはいけませんや。
今年は今までにも増して、初心者をばんばんレース場に連れて行こう、ハメよう、と思っている私ですが、競輪の場合はF2か、せいぜいF1に連れて行くことにしよう。だって今見たレースを説明するのに、「なんで今のはこういう結果になったの?」と聞かれて「う〜ん、今のは…もうとにかくこのクラスはどっからでもきちゃうのっ!」じゃ説明にならんし、競輪を教えるのに避けては通れないライン戦の原理をさんざんしゃべった挙句に、目の前で千切れるわハマるわ3番手が自力で出るわじゃ「なんだ、ラインっつっても大して参考になんないじゃん」と思われてしまふ。なんとかならんかね。
ちょっとお知らせ&お願いをば。一応今年から私自身も「公営競技ライター」として名乗りを上げ、当ブログもばんばん宣伝していこうと思っております。その一環として只今開催中の『日本ブログ大賞・ホビー部門』http://www.blogaward.jp/index.phpの選考に応募させていただきました。読者の皆さんの中で「公営ニュース面白い」「賛成派をちょっとでもメジャーにしてやりたい」と思っていただいている方は、ぜひとも上記にアクセスしてご投票をお願いいたします。ぺこり。
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1月31日(火)の注目レース
【飯塚11R G1開設記念 準優勝戦】※タイムは今回最高
1.室田泰利 10 3.402
2.竹谷 隆 20 3.366
3.竹中修二 20 3.411
4.別府敬剛 20 3.381
5.山田真弘 20 3.369
6.荒尾 聡 20 3.376
7.伊藤信夫 20 3.344
8.田中正樹 0 3.405
前回地元戦からの連勝は6でストップした伊藤だが、この圧倒タイムなら十分。2着条件の準決だけに早めの仕掛けでアタマに突き抜ける。対抗もS行く山田の残り目で絞れる。大穴はS切ってしまった時の竹谷の独走だが、何しろ捌きが不安なので…前に二人いるだけでおススメはできません(笑)。
3連単 7−5−4 7−5=6 3点でOK!
【浜名湖12R オール女子戦 ドリーム】電投締切16:12
1.谷川里江
2.松瀬弘美
3.浅田千亜希
4.日高逸子
5.角ひとみ
6.横西奏恵
▲1234/56
今回、あの日高ママが連率39%のトップ機を引き当ててしまいました。まさに鬼に金棒、ママにエースモーター。というわけで、初日からブンブン飛ばしてくることは必至。ここは大外ゆえに人気薄になるであろう横西との大絡みで残り五日間の種銭を作ろう!
3連単 4−6−全 4−全−6 8点
ともあれ、今年の競輪グランプリにはまず小倉竜二が一人目決定! 彼あたりが乗ってくると、位置はどうあれ予想が面白くなりそう。年末まで大怪我などないよう頑張ってもらいたい。
気になる売上だが、目標180億円に7億強届かずの172億9000万円。昨年比約95.5%で、やはりといおうか寂しい数字に。それでも、最終日はいつもガラガラのメディアドームに7000人近い観客が入り、結構賑やかだった模様。決勝メンバーは最近の中ではかなり興味持てるものだったし、GP男・加藤、先行一車・海老根、そして地元大スター・吉岡と、購買欲をそそる要素は多く、実際人気も割れていた。それでも結局売上減になってしまったのは、やはり今回もあった大量落車や、トップクラス戦ゆえの予想の難解さなども原因だと思う。
このところ私的にも、G3以上の開催にはあまり金を突っ込む気がしないのだよねぇ。買うのはもっぱら「狙い目の選手が乗っている」場合のみ(現在の狙い目が誰なのかはナ・イ・ショ)。あとは準決を「決勝の種銭が増えればいいな」程度でちょこちょこ買って、あとは決勝に小ドカン。以前は本場に行けばどんな開催でも、一日の車券購入額は確実に5〜10万ぐらいだったのだが、今では一開催通して1万ちょっとなんてのもザラ。私の場合、あくまで枠・車連が基本で、3連単はあまり買わないのだが、それでも当たらない。当たらないから買う気がなくなる…という構造になっているわけで。
まぁ「予想がヘタなんだよ」と言われればその通りかもしれないが(苦笑)、それにしても昔より当たりづらくなっているような気がする。3連単にどっぷりハマっている人はなおさらだろう。もう賭け式のことをああだこうだ言ってもしゃぁないので、やはり一つ一つの番組を作っている編成(番組屋)さんには、もうちょっとよく考えて、かつ、選手の調子や動向もよく吟味していただきたい。そのいい例が昨日の神山。東北のイキのいい若い衆(渡邉一成・福島)をウマにあてがってもらって、本命人気に近い線で売れてるのに、結局ダッシュに千切れてレースはぐちゃぐちゃ。その神山につけた手島“いつでも自力で出るぞ”慶介(これまた人気)まで一緒に後位に置かれ、場内は怒号の嵐(憶測)。結局渡邉の番手には逃げようとしていた稲垣裕之(京都)がハマってしまい、バック番手捲り。そのまま逃げ切りかと思われたが、G前、先ほどの手島後位だった藤原憲征がどこからか伸びてきて突き抜け、というわけのわからない結果により2車単3万6千円、3連単は18万円弱という大荒れに。
ちなみにこのレース、私は買っていないので、負けたゆえの文句ではありません。神山が千切れることを予想して取り込んだ人や、さすがに藤原−稲垣までは考えられなくて車券は買えなかったものの、神山千切れの予想をした人はいるだろう。でも、何もこんな番組組まなくたって、という疑問は残る。北日本はこの若い逃げ屋だけ。その番手に今回不調は明らかな上に地域ラインでもない神山をつけ、更に好位からの自力を狙う手島がその後ろにつけるような番組。これ、面白いかぁ? 私はただただ危なっかしいニオイがするだけで、買えませんでした。番組屋が神山の不調に気づかなかったのか? それとも「荒らそう」という意図のもとなのかは知る由もないが、とにかく今回の「購買欲を殺ぐ番組ナンバー1」でしたね。
確かに、実力が拮抗していて「どっからでもきちゃう」のがS級トップクラス戦の醍醐味ではある。しかし、あまりにも当たりづらければ客が離れるのもまた事実。そのあたりのバランス感覚に優れた方を現場に置かないとね。そんな私は、競輪祭4日間「しかし…当たんねぇなぁ…わっかんねぇなぁ」と溜まりまくった欲求不満を晴らしに、本日外出の合間にラ・ピスタ新橋にて京王閣F2を3レースほど打ってまいりました。なんか楽しかったわぁ。4〜5通りぐらいの展開予想をすれば、ある程度その中のどれかになるし。その程度の難しさがイイのよ。決して甘えてるわけではないと思うんだが。やはり興行として金を出させる以上、あんまり難解なのはいけませんや。
今年は今までにも増して、初心者をばんばんレース場に連れて行こう、ハメよう、と思っている私ですが、競輪の場合はF2か、せいぜいF1に連れて行くことにしよう。だって今見たレースを説明するのに、「なんで今のはこういう結果になったの?」と聞かれて「う〜ん、今のは…もうとにかくこのクラスはどっからでもきちゃうのっ!」じゃ説明にならんし、競輪を教えるのに避けては通れないライン戦の原理をさんざんしゃべった挙句に、目の前で千切れるわハマるわ3番手が自力で出るわじゃ「なんだ、ラインっつっても大して参考になんないじゃん」と思われてしまふ。なんとかならんかね。
ちょっとお知らせ&お願いをば。一応今年から私自身も「公営競技ライター」として名乗りを上げ、当ブログもばんばん宣伝していこうと思っております。その一環として只今開催中の『日本ブログ大賞・ホビー部門』http://www.blogaward.jp/index.phpの選考に応募させていただきました。読者の皆さんの中で「公営ニュース面白い」「賛成派をちょっとでもメジャーにしてやりたい」と思っていただいている方は、ぜひとも上記にアクセスしてご投票をお願いいたします。ぺこり。
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1月31日(火)の注目レース
【飯塚11R G1開設記念 準優勝戦】※タイムは今回最高
1.室田泰利 10 3.402
2.竹谷 隆 20 3.366
3.竹中修二 20 3.411
4.別府敬剛 20 3.381
5.山田真弘 20 3.369
6.荒尾 聡 20 3.376
7.伊藤信夫 20 3.344
8.田中正樹 0 3.405
前回地元戦からの連勝は6でストップした伊藤だが、この圧倒タイムなら十分。2着条件の準決だけに早めの仕掛けでアタマに突き抜ける。対抗もS行く山田の残り目で絞れる。大穴はS切ってしまった時の竹谷の独走だが、何しろ捌きが不安なので…前に二人いるだけでおススメはできません(笑)。
3連単 7−5−4 7−5=6 3点でOK!
【浜名湖12R オール女子戦 ドリーム】電投締切16:12
1.谷川里江
2.松瀬弘美
3.浅田千亜希
4.日高逸子
5.角ひとみ
6.横西奏恵
▲1234/56
今回、あの日高ママが連率39%のトップ機を引き当ててしまいました。まさに鬼に金棒、ママにエースモーター。というわけで、初日からブンブン飛ばしてくることは必至。ここは大外ゆえに人気薄になるであろう横西との大絡みで残り五日間の種銭を作ろう!
3連単 4−6−全 4−全−6 8点