公営ニュース

　話題の大宮「埼玉選手応援団席」は、本日行ったところ初日・二日目の勢いは感じられず。聞けば、やはり方々からクレームなどがあったそうで、初日に使っていたメガホン等は自粛となったそうな。クレームする奴もする奴だが（施行さんは言えないから代わりにどうでもいい私が言うが、ならばアンタが競輪場に人を連れてきて盛り上げてみろよと言いたい）、今後に繋げるためにも、なんとか誤魔化し誤魔化しやっちゃっていただきたいところ。

　とにかく、私も数年前から「競輪は地域ラインの存在もあり、地元サポーターを編成してサッカー手法で盛り上げるべし」と方々で書いてきたわけで、遂に実現の動きが始まったことは素直に嬉しい。アウェイの選手たちからも「いいなぁ、地元選手は」という声が上がっているらしいが、地元に帰ってその声をぜひ選手会支部や施行者に。そして全国競輪場に地元選手応援団席を作れば公平でしょ？

　それが完成したら、次はＧ１（全国戦）での全国からの客の呼び込み。各競輪場が「地元選手の応援に！」と、Ｇ１開催の現地へ高校野球ノリでバスツアーなどを組むのだ（もちろんそれで儲けようなんて思っちゃダメよん）。人が動けば世間の注目も浴びる。

　その他にも、バンク内応援席、勝利者インタビュー用セリ出し（京王閣風）、そして競艇・オートとの選手コラボイベントなど、およそ現在考えられる場内イベント（安易に芸能人を呼ぶとかじゃなく）の集大成といった趣の大宮。初日に１万人を集めて業界の度肝を抜いた大宮が、新たな競輪のメッカとなるか!?

　そんなこんなでバンク外は盛り上がったものの、問題はバンク内。本日も落車・失格・お帰りが多発で、おまけに審判の灰色判定もあってクレームのお電話ジャカスカ。施行サイドは暗い顔。いくら選手や運営側が身銭を切って盛り上げても、肝心の競争がそれでは売上にはつながらない。もう今さら「選手の自覚が」なんて言いたくないんだけどさ。案の定、集客は鼻高々の数字だが、売上がイマイチの今回だ。明日３０億売らないことには１００億を切ってしまう（昨年は１０５億）この危機。明日はぜひ！　皆さんブチこむように。ほら、決勝はド鉄板ですよ〜！　私も３−１買いに明日も行くか。

【11R 決勝】
←６藤田竜矢−３平原康多−１後閑信一−９宗景祐樹−４阿部康雄
　７荒井崇博−２三宅伸−８濱口高彰
　５村本大輔

　地元別線も囁かれた関東がなんと５車結束！　２段駆けでしかも別線・荒井が不調気味とあっては、果たして３＝１のオッズはいかほどになるのか!?　穴は荒井のヤケガマシで最後濱ちゃんor村本が恵まれるあたり。平原の番手の競争に一抹の不安はあっても、２分線、しかも別線が弱体とあっては、やはり勝負どころでしょう！　競輪祭の資金稼ぎにドカンといってみよー！

２車単　３−１　穴３＝８　３＝５　もっと穴１＝８　１＝５

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さて、私的年始レース雑感。

まずオートは６場のうち３場での正月開催で、そのどれもが２地区による対抗戦。川口が伊勢崎×川口、浜松が船橋×浜松、飯塚が山陽×飯塚で、予選道中３日間は全レースが同じ場の選手同士のレース。つまり、あたかも全場で地元選手のみの正月開催が行われているかのような形で、この手法は結構コロンブスの卵というか。観ていてもそれなりに楽しませてもらったし、中でも川口における高橋貢の鉄板ぶりが何とも買いやすく（なにせ川口・伊勢崎勢だけだもんなぁ）、結局は本日完全優勝を遂げたわけだが、連日高橋のレースだけを買い続けてかなり儲けさせていただきやした。

そして競輪。ＧＰの興奮も冷めやらぬままの立川記念はじめ、各地で新ＳＳ班の競争が始まる。ここでいきなり物議を醸しているのがそのユニフォーム。結局昨年末ぎりぎりまで運営の骨子自体が定まらず、その象徴であるかのように、明文化されていた「ＳＳユニフォーム」の制作が間に合わず、立川記念を観ていても荒井祟博が旧来のグランプリユニフォームを着ている有様。確かに暫定部分だらけで始まったＳＳ班ではあるが、着るものぐらいどうにかならなかったのか？　何か、このまま全体が企画倒れで終わりそうな予兆にすら感じる。いいから一日も早く作ること！　選手には「パンツ（下半身）だけ新しいレインボーカラーのものが近々支給される」と通達されているらしいが、上半身はどうなるんだ？　上もちゃんと新しいの作ろうよ。

ＳＳ班が輪界ピンキリの「ピン」なら、「キリ」は同じくこの正月から始まったＡ級チャレンジリーグ。酷い言い方だが、もちろんこの「キリ」の部分の底上げなくしては競輪の復興もないわけだ。しかし、このチャレンジリーグが思いのほか面白い！　なにせ主要メンバーがデビューしたての若手自力型（とりあえずＡ３格付けからスタート）とベテラン追込み屋（文字通りのＡ３）。これはもう、若手がブッちぎるレースが主流となり、展開のカギはラインのベテラン追込み屋がついていけるのか・千切れるのか。ついていけると思えばラインで買えばいいし（しかも差し目は不要の１点勝負）、千切れると思えば若手から別線の自力型を中心に点数の高い何人かを絡めれば的中の確率は高い。自分なりにレースを選んでブチこめば（もちろん２連でネ）そこそこ儲かるだろうし、「最もわかりやすい競輪」として、世間的ＰＲ価値も十分だ。

実際に正月開催を走った某Ａ３班選手に話を聞いたところ、肌で感じただけでチャレンジリーグには次のような効用がある、とのこと。

●お客は喜んでいる（当たりやすいから）→売上も上がるのではないか？
●デビュー１年前後（今で言えば９０〜９１期あたり）で伸び悩んでいる若手が勝ちグセをつけられる。
●ベテラン選手にはいよいよ危機感が高まり、ギアを変える、ダッシュについていける練習をするなど「千切れない」工夫をし出す（事実上、半年に一度新人が入るたびにその分クビになるわけだし）

…なんだ、イイことだらけじゃん。してみると、今競輪界で一番燃えているのがＡ３班の選手達なのかもしれないし、その熱気が競争に反映されて、しかも車券的注目も浴びれば万々歳ではある。私も今後の競輪ＰＲ行為においてはチャレンジリーグをばんばんアピールしていきたいと思っている。目標はＦ２開催の売上、前年比２割アップ！

そんなわけで、年が明けてからは川口オートの高橋貢と競輪チャレンジリーグのみをひたすら打ち続けていた私であった。

週末３連休は我が社の社員旅行。目指すは北陸で、カニ＆ブリしゃぶと三国の競艇、ですな。

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以前にも書いた、今年５月の「奈良・全プロツアー」。専用ブログ盛り上がってます！　業界人・ファンは毎日要チェック！　参加申込受付もそろそろ始まるよ〜。

皆様、あけましておめでとうございます。
今年も公営競技をよろしくお願いします。
お客の皆さんは打ちまくって、運営側の方々は去年より１００円でも多く打たせるための工夫を。そして「楽しみながら・明るく」売上＆ファン倍増計画！　

というわけで、新年早々中央競馬がやってくれたのは「JRAプレミアム」第一弾の東西両金杯レース。「払戻金に売上の５％を上乗せ」というのは、裏を返せば今までは鉄板だった「控除率（テラ銭）２５％」を遂にいじり始めた、ということで、結果としての（まぁ「プレミアム」ばかりが原因ではないが）入場者８５％増、売上２４％増（ともに中山金杯）という数字を全公営競技業界がどう受け止め、そして今後追随するところが出てくるのか（競技によっては一部法改正が必要だが）？　今年の大きな興味の対象だ。

ともあれ、５％の上乗せはデカい。ちなみに中山金杯の３連単払い戻し額でいえば、従来の控除率のままなら68260円だったものが、4620円上乗せで72880円！　こりゃやっぱり買いたくなるよなぁ。かく言う私も昨日は金杯のみつい購入。ヤラレましたがね。

やはり他競技でもばんばん導入していただき『もっと儲かる公営レース』のキャッチフレーズを冠して世に売り出したい気もするが。しかし「これ以上実入りが減っては死活問題」という施行もあるのだろうし、売上と上乗せ分のバランスを各所でよく吟味しないといけない。「プレミアム」自体、客側が慣れてフツーになってしまえばそれまでだし、今年のＪＲＡが「年間１４レースのみ」と謳っているように、毎日ではなく小出しにするのがいいのかもしれない。