公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
川崎競輪観戦会ご報告・その1
 やっと書ける……。多忙のためすっかり更新が滞っておりましたことをお詫びいたします。

 この間、数々の大レースが行われましたが、その結果と感想等はまた週末に。

 ばんえい帯広競馬では先々週末から、史上初のナイター開催(昨年まで晩秋の北見あたりでは最終レースは事実上のナイターであったが・笑)が行われ、売上的には昨年比3割増しの盛況。ネットライブで観戦したが、馬場の向こう側には大井ナイターあたりに倣ったか、幻想的なイルミネーションが設置され、ビジュアル的にもイイ感じ。現地からの報告によれば場内にはビアガーデンなども設置され、こちらも盛況だった模様。このまま9月下旬まではナイター開催が続くが、夏の北海道の観光シーンにうまく乗り、更に売上げを伸ばすことに期待したい。

 そして17日・日曜日には、ワタクシの主催で行った『全プロバスツアーリスペクト・川崎競輪観戦会』が。もちろんこいつのご報告をせねばなるまい。ちょっと長くなるのでとりあえず本日は当日前まで。

 とにかく凄かった5月の全プロツアー。終了後も参加者を中心にその影響は各所に波及し、私の周囲でも、例えば『週間レース』誌のツアー回想記事を見たいくつかの施行さん(競輪以外も)からお問い合わせをいただいたり、当ブログからリンクを張っていたツアー感想ブログを見た方から「今度はいつ・どこでやるのか?」といった質問メールが多々来るといった状況。ところが主催者の女性たち(通称「フラガール」。ヒット邦画『フラガール』になぞらえたそうだ。映画では炭鉱の若い娘たちが斜陽の炭鉱町を救うためフラダンスチームを結成するのだが、彼女たちも斜陽の競輪界に現れた、まさに救世主だ)は、早々に「もう今後は主催するつもりはない」との意思を表明。ならば参加者として楽しい思いをさせていただき、「これは競輪、いや公営競技復活の有力な方策になり得る!」「最近なんだかんだ言う人は多いが、実際競輪場に客を呼んでくるのが一番エライに決まってる!」と感じた私が中心となって今後各地で観戦会を開いてゆこう……。今回動いたきっかけはそういうことだ。

 全プロツアー主催者は帰京後すぐさま、昨今開設された福島支部選手ブログ『いわき平の風』と協力して、ツアー参加者が感想や撮った写真をアップするブログ『いわき平の風別館 全プロツアー’07』を開設した。そこで初心者の方々数名から「また競輪場に行きたい」という書き込みがあり、それに対して「ならば川崎に行きましょう」とレスした私。「なぜ初心者をあの(濃ゆすぎる)川崎へ!?」と思われるだろうが、どうせ連れて行くなら一番濃いトコロのほうがいいってもんだ。今さら気取ってもしゃぁない。濃密な空気、そして充実した飲食…競輪ファンの多くが愛してやまない川崎競輪場。『これが競輪場だ!』と銘打ち、まずはそこで観戦会を開くことを決めた。

 以前何度かお話させていただいた川崎のヌシ・木庭賢也氏に相談をもちかけると、全面的にご協力いただけるとのお返事。数日後、さっそく南関競技会の方や川崎市施行の方々をご紹介いただき、話はトントン拍子に進む。

 観戦スペースはバック特観席奥の貴賓室。施行さんに案内され下見をさせていただくと、ゆうに30人ほどは入りそうなスペース。今回募集人員は上限30名で決定。加えて施行さんとは、プレゼントや場内飲食券のご提供、そして参加者の場内撮影許可などについての打ち合わせ。

 競技会さんとは「バックヤードツアー」の実現に向けての打ち合わせ。競技会側も今回の観戦会には積極的に臨んでいただけるとのお考えだが、今まで川崎で検車場回りに一般客を入れる催しは一切なく、予測できるトラブル等を出し合い、慎重な話し合いをさせていただいた。

 これで企画の概要と日取りは決まった。早速全プロツアー参加者やネットを通じて知り合った競輪ファンたちに案内の一斉メールを流す。文面には「なるべく初心者の友人・家族などを誘ってください」と記す。加えて、観戦会の情報・募集専用ブログ『これが競輪場だ!川崎競輪観戦会』を設置し、ここでも公募を。

 果たして集まるだろうか…と一抹の不安はあったものの、募集開始から3〜4日ほどで定員に達した(喜)。その後、当ブログでの告知を見た方々からのご応募も多々いただいたが、次回以降にということでお断りせざるを得なかったのは残念な限り。大変申し訳ありませんでした。

 観戦会1週間前からは上記ブログ上にて国際競輪に出場の外人選手紹介、そして事前に取材・撮影させていただいた場内飲食店とそのメニューなどを写真つきで続々紹介。このブログをもって、ツアーパンフがわりにしていただこうという目論見である。

そして観戦会の全企画は以下のように決定した。

《主な企画》
木庭賢也氏による「川崎車券術」「当日ロッカー情報」
沢ともゆきによる「初心者講座」「全レース展開予想」
バックヤード(検車場等)ツアー
実況アナ氏による「面白架空実況」

《参加者特典》
場ノベルティグッズのプレゼント
木庭氏に宮杯ロッカーで集めていただいた選手グッズプレゼント
場内撮影許可(バックヤードは除く)
場内飲食券ご提供

前日・16日には場へお伺いして関係各位との最終打ち合わせ。
そして当日の模様は…また次回。


★当記事へのご意見ご感想や公営競技に関するご意見・ご提言、レース予想、勝ち自慢、ヤラレ告白等は「公営競技総合掲示板」へどうぞ。

【2007.06.27 Wednesday 23:01】 author : TOM | 競輪 | - | - |
こいつぁビックリだ!
■49年ぶり女子レーサー!オート今年募集

 09年に女子オートレーサーが誕生する。日動振(日本小型自動車振興会)は今年募集する30期新人の応募資格から従来の「男子」の条件を外し、女子にも門戸を開くことになった。

 オートレースではかつて女子が活躍した時代があった。オートレースが誕生して間もない54年から60年まで、船橋、浜松などを中心に20人ほどが在籍。女子レースがスタートすると、金網越しにひいきの選手への声援がとび、場内は大いに盛り上がったという。

 中には女子の枠を飛び出して、混合レースで男子顔負けのさばきを披露、観客をうならせた女子選手もいた。その筆頭が女傑と評判になった岡本七重選手(浜松)。ダートコースの最重ハンからひと際高く砂じんを舞い上げ、男子選手を次々と抜き、1着を取りまくった。「岡本の頭買いをしていれば安心だった」と語るオールドファンがいれば、「男の選手で、彼女に抜かれたことがないのはおそらく自分だけ」と引退した選手が自慢げに語っていたこともある。しかし、岡本が60年に引退後、女性への道が閉ざされていた。

 04年にデビューした29期生以後、中断していた選手募集再開で、女子選手にターゲットを広げたのは、新規ファンの開拓、低迷するオートの活性化が狙いで、女性ライダーの増加という事情もある。見事合格となれば選手養成所で9カ月の訓練を積んだ後、09年4月に49年ぶりの女子オートレーサーの誕生となる。
[2007.6.11 日刊スポーツ]


→すっかり諦めていた新規募集がここへきて復活!…だけでも驚きなのに、女子選手誕生の可能性!? どうやらいつもの「フライング気味」報道のようだが、今朝の同紙にも改めて明確な記事が。確かに先日から「ウーマンズリーグ」なるエキシビジョンレースが展開され、私も生レースを2回ほど見たことがあるが、レベル的にはとても現在の男子選手と競えるものではなかった。まぁ養成をきちんとすればどうにかなるのかもしれないが。

しかし、その養成が問題。しばらく新規選手募集のなかったオートレースでは、従来のつくば養成所が現在ではほぼ機能していない状態にあるとのウワサもあり、そうなると各場での養成ということになるのか? いずれにしてもそのあたりのインフラを整えての上での募集であろうし、募集人員、養成期間など日動振からの詳細発表を待ちたい。今のところ公式発表は今月22日に予定されているとのこと。

競艇の女子リーグは今や円熟期。男子選手にひけをとらない実力の選手も複数育ち、SGでも堂々たる走りをみせる。しかし、それもここ二十年来の業界の努力やファンへの浸透、そして女子選手自身の奮闘や精神的成長があってのこと。もちろんオートとて、定着するまでには相応の時間がかかるだろう。ぶっちゃけ言えば「それまでもつのか? オートレース」なのだが…。
【2007.06.12 Tuesday 10:12】 author : TOM | オートレース | - | - |
ぞくぞく、新しい波!
笹川賞優勝戦は、そこまでのつまらないイン天国・全71レースを払拭するような「これぞ競艇」という好レース。準優勝戦からのイン続きのプレッシャーでガチガチの瓜生正義を、同期の親友・原田幸哉が進入からフォローするかのような動き。6号艇三嶌誠司の前付けを防ぎ、自らが3コースへ。これで進入は▲1256/34。Sも瓜生はアジャスト。その上1マークではターンマークを大幅に外し、「差さないで!」と祈った(本人談)ものの、待ってましたと2コース松井繁のズブ差しが決まる。バックは松井がリードの展開で、2マーク先マイでこのまま松井の優勝か…と思ったその2マーク。やや膨らみ気味に回る松井に5号艇原田が強烈にダンプ。松井は大外にすっ飛び、一旦引いた瓜生が最インを差す。張った原田がそのまま追走し2着。

SG初戴冠の瓜生の水神祭もなかなかに感動的。優勝に大いなるフォローをした同期・原田、瓜生が兄と慕う佐賀・上瀧和則らに抱えられ、そこに痛恨の着外となった松井までもが加わる。「やっと取れたな、よかったな!」という全員からの祝福があった。同じ福岡の大先輩・植木道彦が過日の優勝戦FによりSG不出場が続く今年、賞金王戦進出も確実にした瓜生の、年末までのプレッシャーから解き放たれた活躍には要注意だろう。

それにしても72戦中60%を超える46戦がイン逃げ勝ちだった今回。これはもうバクチじゃない、の声もあちこちから。選手のイン譲り合い互助会体質を改めさせるような競技改革か、それでもダメならターンマークをもっと寄せるなり、センター・アウトが勝てる可能性をもっと拡げないと…少なくとも私自身はこの先競艇に突っ込む気はしないなぁ、というのがホンネ。ま、大好きな女子リーグとかはそんなにイン偏向じゃないからいいんだけどさ。

ただでさえこのところ、仕事絡みもあって競輪にどっぷりな私。先に書いた「全プロバスツアー」の熱気は依然続いており、先週金曜には私の主催で、ツアー主催者・参加者を招いての慰労会。なんだかんだで20人以上の朝まで大宴会に。そして来週日曜(17日)には当ブログでも予告した川崎競輪場での観戦会を行うことが本決まりに。只今初心者・経験者問わず参加者募集中。募集・情報提供用の専用ブログを開設済みなのでそちらをご覧あれ。ただ、観戦スペースの都合上定員が決まっており、ご応募は基本的に先着順ですが、主催側(私)の「初心者と経験者のバランスをよくし、互いに尋ね、教えあうような状況を作りたい」という意図(昔のように「客が客を作り盛り上がる」ような形)もあり、特に経験者の方々には、お申込いただいても次回に回っていただく場合もあるかもしれません。その点はご了承ください。

この川崎観戦会をきっかけに、全国全競技場に向けて民間主催観戦会の流れができれば…集客手段の新しい・大きな波になるかも。

最近、集客についての方法論を方々で読んだり聞いたりするが、この激しい右肩下がり状態続く業界にあって、今最もするべきは「とにかく本場に客を連れてくる」手段を取ること、と確信。そんなわけで私は当面、媒体戦略を進めるかたわら、この種の「観戦会」をどんどん主催していくことに決めました。現在、他の数場からも色よいお返事をいただいており、しばらくは続きますぜ。とにかくやることだ。

そして全プロツアーの参加者の中で「ミクシィ」で連携する一部の方々の中ではまた別の面白い試みが。それは明日(5日)に決行される。簡単に言えば、ミクシィ(会員1000万人)の中で、その日一日に使われた(各人の日記に書かれた)単語をランキングするシステムがあり、高松宮杯決勝の明日、そこで「競輪」をトップにしよう! という試み。『競輪バ○の野望』と名づけられたこのプロジェクト、賛同する方々は、明日の各自の日記に一斉に「競輪」の文字を入れるという。もちろん私も協力しますとも。1000万人の媒体をジャックするような痛快な挑戦。こういう人達が現れるのもまたよきかな。

その宮杯決勝は、また北日本で岡部芳幸だけが別線。2日目優秀戦でますます遺恨が深まった山崎芳仁=岡部だが、ありゃどう見ても山崎の逆恨み。岡部にすればスピードを落とさず前に踏んだだけ。以前にもさんざん書いたが、ここ最近の流れの中でも私、岡部の味方です。勝てば勝つほど孤立無援になってゆく岡部だが…頑張れ、俺がついてるぞ! 

最後に恒例の(笑)車券自慢。先週の大宮F1決勝を仕事中にちょこっと買ったところ、ふだんあまり3連単を買わない私ゆえ…初めての10万券ゲット。



もちろん明日の決勝、こいつでドカンといきまっせ! 予想は掲示板にて。


★当ブログへのご意見や公営競技に関するご意見・ご提言、レース予想、勝ち自慢、ヤラレ告白等は「公営競技総合掲示板」へ!
【2007.06.04 Monday 22:58】 author : TOM | 公営競技総合 | - | - |
CALENDAR
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<< June 2007 >>
RECOMMEND
Apple iTunes Music プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]
Apple iTunes Music プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]

NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
  • 公営レース賛成派(当ブログの本体)
PROFILE
SEARCH
PAGETOP