公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
今夜、ばん馬が生出演!
本日のテレビ欄を見てびっくり。

18:30からのTBS系『オールスター感謝祭』の中に「北海道直送ばんえい競馬が上陸!体重1トンの超巨大馬が東京の真ん中を激走」というコーナーが。

組合広報氏が「最後の仕事は東京で生出演が」と言っていたのはこれか。

東京のどこを走るんだろ? 夜までに仕事を終わらせてロケを見にいきたいが。
【2007.03.31 Saturday 10:46】 author : TOM | ばんえい競馬 | comments(12) | - |
感動を呼ぶ究極レース
ばんえい記念の感動を胸に、帯広から帰って参りました。

普段、ギャンブルレースで感動はしても感傷まではいかず、素晴らしい競争に祝杯はあげても涙までは流さない私が、一年で唯一涙するレース・ばんえい記念。その感動は言うまでもなくその競争の過酷さにあるわけだが。



例えば負担重量(ソリの重さ)。普段は軽くて600キロ台から、記念で800キロ前後が、ばんえい記念では1000キロ(牝馬は980キロ)。

例えば走破タイム。普段のオープン戦だと普通で2分台、早いと1分台のレースが、今回のばんえい記念では1着の走破タイムが5分弱。同じ200メートル競走なのに! 一説では「世界最長タイムの競馬」でもあるそうだ。


まだ観ていない方は、今のうちこの凄い競争の映像をご覧ください。こちら できれば他競争の映像と見比べると、より凄さがわかります。特にメインの第二障害では、このまま全馬が登れずに終わってしまうのでは!? とも思えるほどの時間がかかり、そんな不安ゆえに、越えた瞬間にはこちらもつい胸にこみあげてしまうのだな。実際過去にはこの競争を走ったがゆえに「潰れてしまった」馬もあったとかで、これは出す方(馬主・厩舎側)にしても一世一代の大バクチ。もちろん客もこの年に一度の究極競争を観に遠方からも大挙押しかけ、そして張る。これほど緊迫した、そして美しいバクチが他にあろうか。「馬がかわいそう」などという意見には悪いが全く耳を貸せない。1トンを曳き、山を登り切り、ゴールした瞬間には、自らに注がれる歓声を、栄誉を一身に受けた馬自身も、きっと満足しているに違いないからだ。「自分はこれをやるために生まれてきた。そしてやり切った」というね。

私自身、この感動は「来年もまた絶対に観に来るぞ!」というモチベーションにダイレクトにつながり、そして毎年北海道まで足を運ぶ。確かに極端な競争かもしれないが、公営他競技にこれと同じレベルで感動させてくれる競争があろうか? まぁ、無いから毎年万難を排して帯広まで駆けつけるわけだ。


で、以下は帰りの機内で考えた半分妄想・冗談めいた提言になるワケだが…

他競技で(ましてや人間が走る競技で)、これと同種の過酷さを持ったレースを導入するのはムリがあるとしても(競輪で言えばタイヤを曳いて走るとか・笑)、やはり何か「究極競争」と言えるような年に一度の大一番が欲しい。現在の各競技においての大一番といえば、概ね「超級選手を集めて」「年度最高の賞金」という路線に終始しているが、そうでなく、競争形態的に究極(かつ、過酷)、といえるような。例えばこういうのはできないものだろうか?

【全競技共通】
超ロング戦の大一番。競輪なら10000メートル(400バンクで25周)以上。オートなら20000メートル(40周)、競艇でも10000メートル(約17周)ぐらい。

【競輪】
・ライン戦禁止の大一番(韓国ではあるらしいが)
 →客は純粋に各選手の脚力・近況のみで判断して買う。出場選手はファン投票制?

【競艇・オートレース】
・全て同一条件にて行う大一番。その競争のために用意された完全同一規格性能のモーター、ペラ、ボート(オートの場合エンジン、タイヤ、本体)で走らせる。


上記に共通して言えることは「普段の選手側の積み重ねを(この時だけは)全てリセットする」という考え。これにより初心者客も競技基礎知識無くして買えるはずだし、メディアの煽りようによってかなりの集客が見込めるような気もする。とりあえず「出場選手情報」を面白おかしく流すのがいいだろう。そして実際の競争を見せれば、それをきっかけに普段の競争に入り込んでくる客も必ず出てくるはず。

各競技で、マンネリ化打破や、新規客獲得・客単価の向上を目指しての番組編成改革が叫ばれる中、こういう発想も面白かろうと思うのだが、いかが? 読者の方々からも各競技における「大一番の究極競争」のアイデアをぜひ!お待ちしております。限りなく実現不可能なものでも構いませんので。

【2007.03.27 Tuesday 22:14】 author : TOM | ばんえい競馬 | comments(6) | - |
Wビッグレースの本日!
【帯広10R ばんえい記念】BG1 4才上 オープン定量 ※数字は帯広成績
1-1 スターエンジェル  牝7 980  藤野  11-9-10-30
2-2 エビスオウジャ   牡10 1000 松田  10-5-9-51
3-3 アンローズ     牝8 980  藤本  0-3-5-35
4-4 ヒカルセンプー   牡10 1000 高橋  5-8-5-56
5-5 ミサキスーパー   牡10 1000 鈴木勝 9-19-9-28
6-6 シンエイキンカイ  牡10 1000 大河原 10-11-19-39
7-7 ツルマキシンザン  牡11 1000 西弘  14-19-18-28
8-8 トモエパワー    牡7 1000 坂本  9-7-5-39
8-9 ミサイルテンリュウ 牡8 1000 鈴木恵 11-12-7-19

昨日は水分1%台の超重馬場で時計掛かりまくり&砂煙立ちまくりの帯広だが、昨夜からのミゾレ雨でほど良いお湿り。軽馬場となれば得意とするはミサイルテンリュウだが、昨今の調子から中心視はしづらい。帯広が徹底的に苦手のアンローズもここでは。スーパーペガサスなき今、万年2着の苦渋を舐め続けたミサキスーパーがここで勝って引退への花道を飾るか? 確かに1トンの登坂力ではピカイチの安定感だろう。しかし勝負はスターエンジェルから。ビッグレースに強い(帯広記念2着)オーラも感じさせ、ペガサスの主戦騎手だった藤野が乗るのも大きい。1トン戦の追い方を知っている、と思いたい。

馬単 1=8(大本線) 1−5 1−6 おさえ 馬連 5−8 6−8

【平塚11R 日本選手権競輪 決勝】
←6村上義弘−4加藤慎平−7小野俊之−2小倉竜二−1有坂直樹
 9渡邉晴智
 3平原康多−5兵藤一也−8稲村成浩

うむむ、難しい…。
いざとなれば自力で動きそうなコマがいっぱいだ。
こういう時は好きな選手・信頼している選手から。

2車単 139ボックス
3連単 3−149−1469

後ろの群馬を気にせず、自分が勝てる競争をしろ、平原! 若きダービー王の誕生だ!
【2007.03.25 Sunday 07:51】 author : TOM | 公営競技総合 | comments(2) | - |
さぁ、帯広へ!
本日午後の飛行機にて、ばんえい記念の帯広へ向かいます。

日曜の予報は雨。イコール軽馬場。
究極重量・1トンを曳き、果たしてどの馬が栄冠を勝ち取るのか。

http://www.banei-keiba.or.jp/topics/06-topix/osirase-06obi09.html

しつこいようですが、現在の公営全競技中、最も感動度の高いレース、と断言できます。ぜひ皆様、ネット投票・お近くの場外でご観戦・ご購入を!
【2007.03.23 Friday 02:35】 author : TOM | ばんえい競馬 | comments(1) | - |
岩手競馬(とりあえず)存続で思うこと
岩手競馬は昨夜、修正融資案が可決され、存続へ。

存廃問題を話し合うチャットルームでは2日間で延べ4000行以上の会話が繰り広げられ、同じく立ち上げた「岩手競馬復興掲示板」には昨日あたりから続々と具体的復興策を中心に書き込みが。

こういう時って、どんな小さな・笑っちゃうようなアイデアでもいいので考えて、世に出し続けることが大事。内容そのものよりも「残したい」と思っているファンパワーの存在を伝えることになるので。お時間ある方は、どんなおバカな案でもいいので書き込みを願います。結構マジな人も多い(私もそりゃマジだが)ので、あまり茶化すような内容だとヒンシュク買うかもですが。

さて、とりあえず存続が決まり(来たる県知事選挙で廃止派知事が誕生すれば結局近い将来廃止、というモロい状況ではあるが)、次は具体的復興案をまとめ、速やかに実行してゆく段階。どのような施策が講じられるのか? それとも結局何も講じられなかったりして!? まぁ、旧組合は負債の責任も含めて一旦解体すべきとは思うが。解体でもしなきゃ今後の世間に対しての説得力も弱くなるし。 

新施策の動き……私的には、ばんえいの二の舞にならないで欲しいというか。以前にもちょっと書いたが、SBP社の運営が決まってからというものの、同社の「みんなで盛り上げるばんえい競馬」のキャッチフレーズ(これ自体、なんとなく責任逃れというか、単に自分では考えるつもりがないように聞こえるわけだが。だってお金出すんだよ。企業論理から言ってもまずは自らの考えで推し進めてゆくのが当然だと思うのだが)もあり、現地帯広でシンポジウムやら何やらで盛り上がっているようだが、そこでまとまったアイデアを見ると「馬券を売る」…いや「馬券をもっと売らなきゃ結局潰れる」ということがわかっちょるのかね? と言いたくなるものばかり。競馬場に道の駅ねぇ。それより道内既存の道の駅にミニ場外展開を、と考えた方がいいんじゃ? 観光客に向けて情報を強化するよりも、レースそのものの情報を拡充・拡大して購買欲を煽るべきだろう。もちろん上記2点だってやっても構わないが、そういう方面ばかりに目が向いて、肝心の「既存客の客単価向上」とか「新規客(新規ギャンブラーね)の獲得」とか「発売機会の拡大」「ギャンブルへのイメージ良化」(この4点を私は「公営競技売上げ向上4策」と考えているわけだが)といった視点がなおざりにされている気がしてならない。そんな考えで論じている限り、また近い将来に存廃問題になる。絶対なる。浮かれてちゃいけませんよ。現実はもっとシビアなんだから。

だから岩手競馬についても「売上げの即戦力となり・早急に手を付けられる」施策から最優先で手をつけなくてはならず、その上ではキレイ事ばかりは言っていられない。残すためには今まで考えられなかったようなエグい手段も必要になってくるだろう。「レジャーの多様化」が公営ギャンブル衰退の一要因として言われるなら、時にはエグい手段をもってしても他レジャーから客を奪い返すような行為が必要ということだ。これから方々で様々な意見交換や提言がされていくであろう業界全体の空気だが、私自身は中でも「過激派」として、よりエグめの提言を続けていこうと思う。もうここまできちゃったら、ヌルい方策じゃヌルい結果にしかなりませんって。


本日は平和島総理杯優勝戦。イン・植木で売れるだろうが、過去SG優勝戦ではかなり魔物が潜んでいた水面だけに…
【2007.03.21 Wednesday 01:26】 author : TOM | 地方競馬 | comments(0) | - |
岩手競馬問題についてお書きください!
何も無いよりはいいだろうという思いで、ファン・関係者が存廃問題について、そして復興策などを話し合える場として、掲示板およびチャットページを作りました。

「岩手競馬復興掲示板」
「岩手競馬チャット」


そして本日現在の状況は…

■岩手競馬廃止決定は見送りに

 岩手競馬廃止をめぐる岩手県競馬組合(同競馬運営団体)の17日の協議で、盛岡、奥州両市の市長が新たな負担案を提示したため、廃止決定は見送りとなった。両市は各10億円積み増しして約52億円を負担する。

 増田寛也岩手県知事はこの日開かれた組合議会(同県と盛岡、奥州両市の各議会の議員で構成)で「苦渋の選択だが、県議会で300億円の融資案を否決された以上、これ(廃止)しか残されていない」と発言。岩手競馬を廃止する考えをあらためて示した上で、4月以降のレース費用を盛り込まない07年度当初予算案提出を予定していたが、盛岡、奥州両市長の負担案提示により予算案提出を見送った。盛岡、奥州両市長は16日夜、増田知事との協議で「岩手競馬を残すべきだ」と主張していた。
(2007.03.18 スポニチアネックス)


という状況。昨日の競馬議会での廃止決定は免れ、明日・19日に県議会に差し戻し。現地筋ではとりあえず存続に関しては楽観論が主流になってきているらしいが…。

ともあれ、前述したが、残してそれでよし、ではなく、具体的な再建・復興案をファンの立場からもこのタイミングでばんばん提出してゆくことが必要。私見では、復興案というのは「ただ人を集めよう」といったものではなく「いかに具体的に馬券売上げにつなげるか」というものであるべき。そのあたりの書き込みもいただければ、私の方である程度まとめ、施行者、組合、議会・議員等へ送付いたします。もちろん、一ファンとしての競馬への想いや今回問題に対するご意見などもどんどんお書きください。


【2007.03.18 Sunday 11:26】 author : TOM | ばんえい競馬 | comments(6) | - |
「続ける」か? 岩手競馬
一昨日より風雲急を告げる岩手競馬存廃問題。県議会では融資案が否決され、知事とその周辺では「ではもう廃止しかありません」というコトに。それを受けて本日午後、競馬組合の議会が行われるわけだが、ここで施行である岩手県、盛岡市、奥州市の全てが「もうやりません」となれば岩手競馬の全廃が本当に決定するわけだ。

しかし県は別として(県議会の中にも存続派は根強い)、盛岡・奥州の両市長は一昨日の本会議後には増田県知事に「なんとか残すことはできないか」と訴えたというし、本日は本日であっさり廃止の方向に持ってゆくとは考えづらく、何らかの「続ける方策」が提示されるものと期待したい。

例えば、ばんえい競馬が結局帯広市の単独開催で存続にこぎつけた経緯になぞらえれば、一旦現組合を解散して、「水沢競馬=奥州市単独開催、盛岡競馬=盛岡市単独開催」もしくは「両場とも盛岡・奥州両市による共同開催」という2つの線が考えられるが、その場合(続ける場合)、両市の現負債への負担分は30〜40億程度であり、全部で300億という全体の負債からすればかなり「なんとかなりそうな」気はする(適当な言い方で申し訳ないが、可能性をなるべく広く持ちたいという意味で)。本日議会での逆転存続に期待したい。

なお、存廃問題までの経緯、ここ数日の動きの更に詳細についてはlandsliderさんの『地方競馬に行こう!』を参照されたい。氏も述べられているが、ばんえいの時と違い、我々一ファンが直接行動を起こせるような場がいまだに立ち上がってこないのが残念ではある。私も昨日、知りうる限りの現地関係者数名にメールをお送りした。本日中に動きがなければ(競馬議会の結果にもよるが)、とりあえず今夜〜明日にかけて新規のファン掲示板なりを当方で立ち上げることも考えております。
【2007.03.17 Saturday 08:23】 author : TOM | 地方競馬 | comments(0) | - |
今度は岩手で峠の一夜
 今週は仕事場に篭って各種広告サンプル制作中。スポーツ新聞の開催広告からレース場のオフィシャルHP、そして初心者教室などで配布する教材・パンフレットまで、以前から自分のイメージで作りたかったものに次々と取りかかっております。デザイン的にも知り合いの雑誌系デザイナーやら有名装丁家などにご意見を賜りながら、なかなかカッチョイイ感じ(もちろんギャンブルレジャーの本質は見失ってはおらぬ)で進行中。これをもって今後方々の場の広告プレゼン(コンペ)に参加予定。内容と予算(の安さ)じゃ負ける気はしないけど、果たしてどこまで既得広告業者の壁を崩せるか!? まぁやるだけやってみましょう。

 そんな中、昨日は川口オート・G1開設記念優勝戦に参戦。現地では先日雑誌の座談会にご協力いただいた大宮競輪の若き予想屋クン(オート初参戦)と合流。彼はプライベートで来ているのに、なぜかいつも商売で使っている資料パネルを持参。それを持って場内をうろつく姿はまるで流しの予想屋のよう(笑)。しかし、そこはさすがにプロで、初めての異競技であっても1レース毎に知識を増やして当たりに近づいてゆく。そして優勝戦、ここでズバッと当て…ればカッコよかったのだが、惜しくもハズレ(3連単の順番違いでした)。しかし、次回あたりいきなり当てまくるんじゃないか、というオーラぷんぷん。次回も誘って予想に乗っかることにしよう(笑)。

 本日は岩手競馬の存廃が事実上決まる日。県議会にて融資案が可決されれば存続…というところなのだが… 先ほど見た岩手日報HPの速報によれば、予算委員会において否決された模様。現地筋からの情報によればこの後の本会議に結論は持ち越される模様で、18時現在休会中。本会議の日程も流動的で未定。今夜中に召集・採決されるのか、それとも日延べか。予算委員会における採決票数は20対22とのことで、また微妙な攻防。存続派筋からは「本会議に上がれば大丈夫」との声も上がっているというが…。客観的に見た限りでは、ばんえいの時のように企業(SBなり楽天なり)が乗り出してくる気配も今のところないし、地元ファンの存続運動(そのためのHPが立ち上がったりとか)の火もイマイチ弱い。本会議で融資否決となれば、本当になくなってしまうのではと危惧している。私自身も昨年、岩手競馬専門誌『テシオ』に応援のコラムを書かせていただいたのだが…。明日以降、ばんえいの時のように地元ファンを中心とした逆転存続運動が発生するのかを含め注目、そして微力ながら応援したい。とりあえずは情報がいくらでも欲しいところだが。

 確かに私の立場(賛成派)から言えば「何がなんでも残せ!」と言いたいところだが(実際雑誌でも「税金の投入、上等! 競馬場は公共施設だ!」とタンカ切ったしね)、ばんえいとは赤字額そのものもゼロが一つ違う規模だし、赤字に至った背景も結構違う。何より、ここまで追い詰められても今現在話として出ているのが「融資→存続」だけで、じゃぁ残ったらどうすんだ、という具体的な復興案が全くまとまっていないのがちょっと…いや、かなり問題だと思う。私が反対派議員だったら、真っ先に「じゃ、融資したとして、どうやって売上げを上げるんだ?」と当然のごとく突っ込むもんな。この後の本会議で融資可決されたとして、組合・関係者は早急に具体性あり、かつ短時間で実現可能な競馬復興案をまとめ、公開しないといけない。

 前回分にいただいたコメントで、「客のマナーの悪さこそが公営競技にとっての大問題」、そしてそれに対してまた別の方から「マスコミもそのあたりは書きづらいのでは」といったご意見あり。これについては私も当初から方々で言ったり書いたりしていたが、最近また思うところもあるので、明日まとめて書きます。とりあえずは『賛成派』HP内の「公営競技存続委員会」の過去記事の中にもこの件についての記載がいくつかありますので、それをお読みいただければと。

 明日からは平和島総理杯、そして来週は平塚日本選手権。共に関東圏での開催で普通なら通いつめるところだが、今年は在宅でガマン。公営競技の未来のために広告サンプル作りに励みます。あ、でも23日からは帯広(ばんえい記念)行っちゃうけどね。うふ。
【2007.03.15 Thursday 19:10】 author : TOM | 地方競馬 | comments(6) | - |
もう時間がない、公営競技
 徳山・女子王座戦優勝戦は荒水面での激しいレース。イン逃げ決めたかに見えた山川美由紀と追いすがる寺田千恵、池田明美の3艇激しいバトルの末、2周1M、極端に落として慎重に回る山川を寺田が弾き、そこに池田の差しが入る。バックは池田のアタマで、6アタマの超大穴か!?と思われた2周2マーク、寺田が熟練の差しを見せてトップを奪う。結局寺田−池田−山川で決着。山川はレース後「あそこで当ててくるなんて…」と、寺田に恨み言めいたコメントをしたというが、あれは誰がどう見ても山川の落としすぎ。寺田からすれば「まだそこにいるの!?」という感じだろうと。

 熊本記念競輪決勝はヤング先行・志村太賀武田豊樹を番手に従えての関東二段駆け。その後ろで手島慶介と小野俊之が競るという展開だったが、小野がHS頭突き一発で武田後位を奪い取り、そのままワンツー(武田−小野)。別線は市田−大井の近畿ライン、それぞれ単騎の加藤慎平、佐藤慎太郎などがいたものの、揃って何もできず。特に市田に関しては、大方の客もマスコミも「武田に競りに行くのでは」と予測していたのだが結局普通の捲り勝負。解説の緒方氏は「市田は今年こそG1を、なんて本人も回りも言っているけど、こんなヌルい競争をしているようじゃムリ」と辛いコメント。

 浜松オート・春のスピード王戦は試走29の田中茂が圧倒的人気も、本走では6コースからSカマした伊藤信夫(試走32)が終始前々でレースを進め、残り3周で田中との一騎打ち。途中差が開く瞬間などもあり「地元の意地が勝ったか!」と思われたが最終3角で田中が渾身のロング差し(場内大歓声)。浜松名物・シャンパンファイトで相変わらず「どんなもんじゃーい!」とカメ坊のパクリだったのはちょっとアレだが、ともかく今年も田中時代は続きそう、という競争を見せた。


 …とまぁ、すっかり暖かくなり、公営競技界的にもビッグレース目白押しの春! という感じになってまいりましたなぁ。


 日曜日は友人T君から「えらく場内の様子が変った」と連絡のあった船橋オートへ久々に訪問。行ってみると、正門には鉄板が所狭しと張られ、モロ工事中の風情。取材申請をしてあったので管理事務所で日本トーターの担当氏から話を伺うと、今まで徐々に進めてきた海側への客誘導を一気に進める工事を進めているとのことで、4月11日の開催までに完成の見通しとか。完成後は入場門が現在のテントの一番奥のあたりに移動し、無料バスもそこまで乗り入れる予定。今までに比べてバスを降りてから海側スタンドまでの距離は確かに近くなる。しかし京葉線南船橋から徒歩の客にとっては、逆に正門が遠くなるわけで、今でも結構歩くわけだし、マイクロでもいいので南船橋駅からもシャトルバスを運行するべきではないだろうか? 駅前からのあの広い道(ららぽーととかイケアの客の目にもつく)に、池田やら片平の顔が大書された「船橋オート!」というバスがびゅんびゅん走っていれば、それだけで華やかなイメージになるとも思うのだが。

 無料バスの運行に関しては、この前どこかの場でのお話の際にも話題に上ったが、民間バス会社との契約は結構高くつくそうで、それならトーターなり、運営会社が独自でマイクロバスを購入して走らせた方が長い目で見てもよさそうだ。全国で市町村区営のシャトルバス(大抵ミニバスだ)運行が増加の一途だが、公共交通の時代の流れに乗るならそういうこと。全国レース場で、今までのような「ターミナル駅からレース場まででっかいバスで」ではなく、「なるべく多くの周辺ポイントからミニバスをこまめに運行」と考えを改めた方がいいのかもしれない。で、バスの外観デザインもカッコよくしてね。もう「オケラバス」「オヤジバス」なんて呼ばせない! という気概が欲しいところ。全国レース場で無料バス路線の削減などが進む昨今だが、ただでさえアクセスでパチンコに負けている公営レース場だけに、来客増のためには他の予算を削ってでもバスはむしろ増やすべき。例えば船橋オートなら総武沿線の錦糸町・千葉市内あたりから京葉道路経由の高速バスを運行したっていいぐらい。1日2〜3便ぐらいどうにかならないものか。

 船橋で取材後数レース打ち、そこから電車で1つ隣の「噂の」ボートピア習志野へ。女子王座戦優勝戦は、朝家を出る前にネット投票で買ってはおいたのだが、若干買い足したかったのと、噂の新施設にまだ足を運んでいなかったので、ぜひ見ておきたいというのと。で、行ってみたら(交通は至便。新習志野駅徒歩4分ほど)想像以上の素晴らしさにマジびっくり。もう、細かい部分の描写はいちいち書きませんが、とにかく私が普段から「バクチ場にもこんなものやあんなものがあればいいのに」「バクチ場のアレはこうあるべきだ」と文句タレてるものがほぼ全て満たされているというか。あれなら若い初心者を誘っても、いざ場内に入ってから引かれることはまずないと思われる。同じバクチ業界内でいえば、JRAの汐留ウインズと比べても何ら遜色ない。残念なのは制約の多さ。分煙化はいいとして、場内飲酒一切禁止(食堂でも出さない)と携帯電話使用禁止は、そこまでしなくても…とも思えるが、まぁハッキリ言えば場内の乱れの原因になりそうなことは当初から全て排除、という方針なのだろうな。でもそれはそれで、慣れれば結構快適ではあるし、日曜の混雑の中で、不平不満を言っているオジサマは皆無ではあった。

 先週金曜日に、以前にも一度意見交換をさせていただいた経産省車両課長殿に久々にお時間をいただき、話したのだが…あ、先に言っておきますがこの車両課長殿、ハッキリ言って今までの「監督官庁の役人さん」とは全く違います。利権や損得ヌキで真剣に公営競技を残そう・盛り上げようという考えのもと、自らの足で全国全場を渡り歩いたお方。私的には完全に「我々の味方」と思っております。……で、今回、3時間に及ぶ話の中で最も感銘を受けたのが「レース場は全部リニューアルしなくてもいいのです」というご説。例えば現在の桐生競艇場。一昨年竣工した新スタンドと、旧来のままのスタンドが半々のまま同居しており、そこで結果的に客の棲み分けもなんとなくされているという。私も最近2回ほど行ったが確かにそうだ。家族連れや若い衆などは自然と新スタンドに入り、オールドファンのオジサマたちは「俺はこっちのほうが落ち着く」とばかりに、旧スタンド下で地べたに座ったり。新しいスタンドになど見向きもしない(笑)。施設の改善にあたり、新規客の獲得と旧来のファンとどちらに主眼を置くのか…というのがここ最近の業界全体の悩みの一つだったりするわけだが、なーんだ簡単なこと、「古い部分も残しておけばいい」のだ。そうすれば改修費だって半分で済むわけだしね。で、古い部分を好む人がいよいよ少なくなってきたら、もう半分を直すか、その時点で客の絶対数が減っていれば、ブチ壊して駐車場にでもしたほうが良い。

 てな感じで、色々な人と話したり考えているここ最近。今週は金曜日に大宮にて県営競技事務所、日本トーター(4月からの受託業者)両者殿と新年度以降の場内運営・広報宣伝に関する打ち合わせ。土曜日にはあの『BANBA王』の制作を請け負っていらしたTV制作会社の方と、ブロードバンド放送(インターネットTV)での公営競技番組始動に向けてのスキームを打ち合わせる予定。

 …なんてなコトを書くと、また……このところ当ブログへのコメントやメールで、(最近急激に業界内部に食い込んで仕事を請けたりしている)私の動き・スタンスに対して非難のコメントが来そうな感じ。この場でハッキリ言わせていただきますが、「公営競技ライター」としてプロデビューする、ということは当初からこういう活動をするつもり、ということですからね(自分でもここまで早い展開になるとは予測してなかったが)。言いたかないけど、そのために今までの食いブチだった本業をいくつも手放しました。今後は「公営競技を盛り上げるための客席出身のプロ」として、自分の今まで培ってきたマスコミ業界での経験・人脈などを生かし、各地各所でばんばん仕事をしてゆきます。「あくまで客席側の立場で無料奉仕じゃないと信用できない」という方は、ご自分なりのやり方で行動してください。逆に、そんな私の動きを応援していただける方は、参考となるご意見・情報、そして私がこれから具体的に作ってゆく広告・媒体や発言・行動内容などについてのコメントをどんどんいただけると有り難いです。

 また、応援どころか「何か一緒にやりたい」という方はぜひご連絡(メール)を。公営各競技の記事や広告文面を書ける知識・文章力のあるライターさんからカメラマン、デザイナーさん(紙媒体・ウェブどちらでも)など、随時募集しております。時間がある時だけのアルバイトでももちろん可。そこまでいかなくても、面白い広告案などご提案いただいた方には実現の折には何かお礼をと考えております。近々『賛成派』HPの方でも、こうしたご提案を受け付けるコーナーを新設する予定。


とにかく表題通り「もう時間が残されていない」(これは前述・車両課長殿の口ぐせでもある)公営競技界。なくなるのはイヤだ! という気持ちを持った人々(立場は違えど)が、どれだけ早期に実際の行動に移せるかにかかっているのは間違いのないところ。経産省といえば、いよいよ条文がまとまり、国会に提出される例の交付金還付制度。あれも5年間の時限制度なわけで。早い話が「5年間はお金を戻しましょう。でも、それでダメだったらアンタのところはもうやめなさい」ということ。…うーん、正にアメとムチ。私も「今後5年」のつもりでやらないとな。


 昨日・今日と新聞を賑わせている、控除率(テラ銭)引き下げを盛り込んだ改正競馬法。これもかなりの大改革。紙上の評論家筋は「良いこと」と歓迎の意見がほとんどだが。もうちょい分析して近日中に記します。
【2007.03.07 Wednesday 20:42】 author : TOM | 公営競技総合 | comments(8) | - |
徳山 女子王座決定戦・優勝戦
【徳山12R 優勝戦】
1.山川美由紀  今回着順213121 S発順率1.50
「エンジンは伸び型。スローの方が伸びる。P離れも良い。枠主張」
2.谷川里江  1412131 3.14
「行き足は水口さんや山川さんに負ける。ペラ調整だけで。Sわかった」
3.五反田忍  1621321 1.71
「全体に上向きで行き足良くSしやすい。ペラの微調整ぐらい。3号艇は好き」
4.寺田千恵  512142 3.17
「出足は山川さんより上。スロー・カドどちらでも。プレッシャーはない」
5.池田浩美  6222212 2.71
「準優は接戦だったが機が良いので安心してレースできた。ターンで少し流れるのでペラの微調整を」
6.池田明美  4212442 1.71
「伸びでやられるのは水口さんぐらい。掛かりも良く押す感じもある。枠ナリで」

▲123/456

 横西がまさかの優出洩れ。イン山川でか〜な〜りかぶりそうな番組。しかし私は今回さんざんお世話になった五反田から。今回モーターと差しアシはピカいち。谷川が昨日並みのS(コンマ01!)張り込めば山川が叩いてインガラ空き…と希望的観測。連下は山川、谷川、寺田が人気になろうが、外の池田姉妹のどちらかが絡みそうな気がしてならない。あの勝負強さはハンパじゃない。

3連単 3−145−1456 おさえ 1−3=24 4−1=356


本日は昼から船橋オート取材の後、ボートピア習志野へ向かう予定。
【2007.03.04 Sunday 10:02】 author : TOM | 競艇 | comments(0) | trackbacks(0) |
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