公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
浜名湖や ウナギに勝る 若き数
 日曜の浜名湖・グランドチャンピオン決定戦は地元の若武者・坪井康晴がイン逃げで優勝…といっても単なる逃げではなく、1マーク大きく浮いた艇を押さえつけての渾身の逃げ。そしてそのスタートタイミングはなんとコンマ03! いや〜、気風のいい若者を観ると嬉しいねぇ。優勝者セレモニーでも満面の笑みで「ここで行かなきゃオトコじゃない、と思って行きました!」とコメント。これで一皮も二皮もムケそうな坪井選手である。現地参戦していたワタクシではあったが、5Rでに到着してからというものの、なにしろ舟券が当たらない。途中いくつか見したレースもあったが、11Rまで大5枚近い負け。「旅打ちで気が大きくなる症候群」にまたもやハマったか…という優勝戦。当ブログで書いた予想・山崎智也のアタマは当然買ったものの、ここはやはり…と、同等の金額をイン・坪井から買い足し。それが功を奏してなんとかほぼトントンの収支に。この日も終わってみれば、全レースで1号艇が3連絡み。SGの、特に最終日で儲けるのは簡単なんじゃないか?? と、いつも思うのだが、結局いつも勝てない。周囲のお客を見回しても、あまりホクホク顔の人がいないし、たぶん皆同じように1号艇を買ったり外したりして、同じように取ったり取られたりしているのであろうな。次回のSG最終日こそは、1号艇を買い続ける強い心(?)を持ちたいと思います。



 そんな今回の浜名湖、売上は目標170億に対して159億と及ばなかったものの、実際場内にいると、若い客の多さには目を見張るものがあった。アベックはもちろんのこと、男同士、男女混合のグループなど、20代前半がうようよといる。しかも、その各グループの構成員(ヤクザじゃないよ)の一人として「わけもわからず無理やり連れてこられた」感じではなく、全員が(もちろん女性も)手に専門紙を持ち、熱心に予想行為をしている。静岡県浜松市付近では、これほどまでに公営競技が若者に浸透しているのか!? と、決してオーバーではなく驚いてしまったのだ。

 考えるにこの日曜日、この浜松市近辺で、この競艇SG戦を凌ぐ他のイベント・レジャーがあるか? たぶんないだろう。そうすると、日曜でどこかに遊びに行きたい若者たちが競艇場に集まってくるのは自然なことなのだ。前々から漠然とは思っていたのだが、周辺人口に対してレジャーが少ない地域にあっては、公営競技場が今でもNO.1レジャースポットなのであって、まだまだお客は来る。そこにイベントなどをカマして来場を煽れば、これは更に多くの来場が見込める(この日は早朝から人気絶頂のお笑いタレント・長州小力と、ちょっと落ち目ではあるが知名度はあるテツ&トモのライブを催していた)。連携いただいたKAZZクン(20代後半・全競技打ち)も「静岡競輪にお客が入るのもそれと同じ理由だと思います」と分析していた。してみると、逆に首都圏や京阪神などにおいては、人口に比例して…いや、それ以上に多種多様なレジャーがあり、日曜日の若者が何も公営ギャンブルを選んで行く理由はほとんどない、ということだ。だから、公営競技・レース場の他レジャーに比べて魅力的な点を重点的に啓蒙していかねばならない。そして、基本的に周辺人口の少ない地方においては…これはもうどうしようもないのかもしれない。公営競技の力で人口を増やすことは不可能だし(笑)。せいぜい数少ない若者達に向けてピンポイントな宣伝行為をしてゆくしかないだろう。

 全国に数多くのレース場を持つ公営各競技。各場同じような宣伝をしていてはダメで、場の状況に合わせた方策を考える必要があるのではないか、というのが今回の結論(まぁ、各場それぞれしてるんだろうけど)。普段首都圏のレース場で客席の高齢化・過疎化ばかりを目にしている身にとっては、あの浜名湖の客層はとても心強く、かつ考えさせられるものであったとさ。

 豊橋記念は地元の金子貴志が最後は単騎で豪快に捲って勝利。「地元で・力で勝つ」競争を観て爽快な気分。

 競輪といえば…おお、国際競輪が今日から始まっているではないか!? これから本日・奈良初日のダイジェストを観て、明日以降じっくり展望なぞ書くことにします。明日は大井でG1帝王賞。そして川口G2まがたま杯は準優勝戦。天気はどうだ?

==========
6月28日(水)はココで勝負!

【大井11R G1帝王賞】指定交流 サラ4歳上 2000M 57K
1-1 コアレスタイム   石崎駿 (船橋)
2-2 アジュディミツオー 内田博 (船橋)
3-3 サイレントディール 岩田康 (JRA)
4-4 クールアイバー   森下博 (大井)
4-5 ヤマノブリザード  北村欣 (佐賀)
5-6 カネヒキリ     武豊  (JRA)
5-7 タイムパラドックス 安藤勝 (JRA)
6-8 エイシンチャンプ  戸崎圭 (大井)
6-9 ティーケーツヨシ  酒井忍 (川崎)
7-10 エルマタドール   島崎和 (笠松)
7-11 ケージーチカラ   早田秀 (大井)
8-12 ボンネビルレコード 的場文 (大井)
8-13 マイネルボウノット 後藤浩 (JRA)

 アジュディがいつものド先行で逃げ切るか? カネヒキリが追い込むか? この2頭の争い…いや、武と内田、中央と地方のトップ同士の叩き合いで必見。「逃げ」と「追い」の一騎打ちでは、道中叩き合うこともないので、結局はゴール前ではこの2頭、が濃厚。3着を絞って3連単で勝負だ。アジュディの逃げペースでは他の先行馬はタレるとみて、カネヒキリを追ってくる差し馬を3着に。

3連単 ◆甅Α櫚きЛ

最後は的場先生が連れてくる! を希望。
【2006.06.27 Tuesday 21:41】 author : TOM | - | comments(1) | trackbacks(1) |
浜名湖にフーリガン大量発生!? (妄想)
 サッカー・日本選手団が帰国する成田空港に厳戒態勢、だそうな。なんでも負けた腹いせに選手に水をかけたり卵を投げつけたりした輩が過去にいたらしい。そんなの選手側からすれば「なら、お前がやってみろよ」の一言でいいと思うのだが。だいたい、金を張ったギャンブルなら「信頼して買ったのに来なかった!」と怒るのは道理にかなっているが、サッカーはタダで観ているのであって(入場料払って現地観戦している人は除く)、タダに対して怒るのはお門違い。まぁ、勝った負けたで一喜一憂したいのなら、スポーツ観戦よりもギャンブルの方が精神的にも健全ですよ、と言いたい。ギャンブルなら選手から「ならお前がやってみろ!」と言われても「俺は走るんじゃなくて金を張る方だ!」と堂々言えるからね。

 それにしても、試合終了後に渋谷で暴れたりしている若者と、現在の年老いておとなしいレース場の客とを比較すれば、公営競技の方がまったくもって「健全&クリーン」なんだけどね。でもなんだかんだ言って、やはりあのサッカーを取り巻く熱気はウラヤマシイ。たとえイメージは悪くなろうとも、レース場にあの熱狂が欲しい。欲しいんだぁぁぁっ! …というわけで、本日はちょっとは熱狂がありそうな浜名湖グラチャン優勝戦の現地へ向かいます。若者が暴れたりしてないかな〜。

【浜名湖12R 優勝戦】
1.坪井康晴
2.辻 栄蔵
3.森 竜也
4.山崎智也
5.烏野賢太
6.向所浩二

▲123/456

 進入は▲143/256 なんてのもあるかもしれないが、基本は枠ナリ。準優では地元のプレッシャー跳ねよけて見事イン逃げした坪井。菊池、笠原に続いて静岡若手のSG初Vなるか、というところだが、ここは普段から相性悪い相手が揃っており苦戦の予感。ちなみに今回のメンバー、対戦成績にかなりハッキリとした偏りがあり、坪井<辻・烏野<<山崎 という構図が見て取れる。ならば智也のSG連続Vだ。コースは4カドでOK。回りアシは今回随一で、昨日の1周2マーク同様の鋭角ターンで1マークマクリ差し、もしくはBS同体ならまたまた2マーク差しで突き抜ける。対抗は隣の烏野、そして巧者・辻。41歳にしてSG初優出の森も心情的にちょっと買いたい。レースはよく見えている。しかし、今回の浜名湖、3コースが異常なまでに弱い…

3連単 4−25−2356
おさえ 4−1−25


宝塚記念は、春G1最後ということもあり、「当てて終わりたい」ということでド本命馬券を購入。今朝の新聞によると、馬単8−1の前売りオッズはなんと2.0倍。これじゃガミじゃんか! 発走前までにちょっとは戻してくれることを望むが…

【2006.06.25 Sunday 08:09】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
スーパースター復活でオート復活!
 ようやくサッカー騒動が終わった。「ブラジルに負けたぁぁぁ!!」って、負けるに決まってんだろ、んなもん。唯一優位に戦えそうだった豪州戦で負けた時点でもうダメなんだから。競輪でいえば初日一次予選で脱落したようなもんでしょ。観ていると、あの蹴球というスポーツにおいては、日本人が身体能力面で白人・黒人に対して劣っている面が全て出てしまうような気がする。陸上競技にあてはめてみればわかることで、まず「速さ」、そして「跳ぶ」能力がどうしても弱いのでね我々。ブラジルの同点ゴールを決めたロナウドなんて、体重10Kg増だったんでしょ。そんな、競走馬でも印を下げられるような状態であのヘディングシュート。もう足腰の力が段違いなんだろうな。日本人はサッカーなんかに夢見てちゃダメ。どうせ勝てないんだから。もっと日本人に向いた「小回り」「反射神経」「持久力」的なスポーツをお家芸として盛り上がったほうがいいと思うのだ。

 …と、あの熱狂をなんとかレース場方向にもっていけないだろうか、と画策する公営競技ライターが、やっかみ半分でつぶやいております。

 今朝のTVによると、ブラジルでは男の子が産まれると、周囲からの贈り物はまずサッカーボール。男の子が最初に触れる玩具がサッカーボールなんだそう。なるほど。ちなみに我が家では、こう↓



 さぁ、祭りは終わった。ドイツに目を向けていたレジャー難民(ミーハーファンを中心とするレジャーに貪欲な若者・ファミリーなど)たちを、いかに公営競技に向けさせるかを真剣に考えましょう。それにはやはり「スターの存在」が不可欠。レース場が多少キレイになっても、ちょっと美味い食い物があっても、やはりそこで繰り広げられている競争・選手に魅力がなければサポーターはついてこない。BOD氏との会話の中でもよく出てくる(近日アップ予定の『公営レースG7』もかなりの部分がその話題)が、今の公営競技会にはオーラを持ったスターが本当に少ない。しかし、オートレースにおいては、まだ辛うじて輝きを残すスターがいる。それが片平巧(19期・船橋)だ。

 全盛期(12〜5年ほど前)の片平は本当のスターだった。強ければ強いほど後ろからスタート(ハンデ)するオートレースにおいて、彼の指定席は一年ほぼ全レースで最重ハンデの大外。しかもスタートは速くなく、常に「最後方からの7人抜き」で勝つ。狙いすましたインへの入り方、後輪を滑らせる独特のスピード走法で重賞レースを獲りまくった。ただ強いだけではなく、走りっぷりや人間性にも一種独特のオーラを持ち、「天才片平」と称された。また、「雨に弱い」「地元で優勝が少ない」などのマイナス点もあったが、そのあたりも車券的に買いやすい・判断しやすい要素として一種歓迎され、ファンの中には「片平信者」(私の周辺にも多い)を生み、レースには「片平オッズ」が出現した(発売終了後に雨が降り出し「払い戻してくれぇぇぇ!」と半狂乱な客でごった返すこともあったが・笑)。

そんな片平選手が長い不調を乗り越え、3年6ヶ月ぶりの優勝を遂げた。それを記念して昨日、地元・船橋でファン先着100名を対象に「片平握手会」が行われたわけだが、ヒラ開催の優勝で握手会って…それ自体結構スゴイことだし、運営側のイベント担当者も「片平ならやる価値アリ」と判断したのだろう。そしてその判断は正しい。7R発売中に、と告知のあったイベントだが、5R終了時に早くも会場前は長蛇の列。並ぶサポーター達の年齢層は広く、まさに老若男女という感じ。中には全盛期の片平のことを知らないであろう若い世代まで。やはりスーパースター伝説は語り継がれるのだな。イベント開始前、会場内でちょっと緊張の面持ち(に見えた)の片平選手に話しかけてみる。



TOM:「こういう握手会みたいなのは、初めてですか?」
片平選手:「そうですね…。握手どころか、客席の方で何かやる、というのも…」
TOM:「昔はなかったですもんね。SG祝勝イベントとかでも走路側の方で」
片平選手:「……。」


 んん、あまり乗り気じゃないのかな? とも一瞬思ったが、以前からインタビューなどでもそれほどペラペラしゃべる人ではないし、この独特のキャラがオーラにつながっているのもまた事実。こちらもそれで一旦話を切る。だが、イベントが始まると、詰め掛けたサポーター一人ひとりに笑顔交じりで丁寧に応対をする片平選手。特に、子供が目の前に現れた時の相好の崩れようは意外なもので、自らしゃがんで肩を抱き、写真を撮らせていた。普段は近寄りがたいスーパースターの素顔を見た思いで、私ですらちょっと感動。



 握手会終了後はお立ち台から挨拶。「また優勝できるように頑張りますので応援してください」と、コメント自体は短いが、その表情は本当に嬉しそうで、拍手するサポーターたちの目線もアツイ。他選手には申し訳ないが、正直、最近場内で催された有力選手出演イベントもいくつかこの目で見たが、他選手の時とはサポーター達の熱狂度が違う、と感じた。



 ロッカーへの帰り道すがら、再度話しかける。

TOM:「どうでしたか? 握手会をやってみて」
片平選手:「(微笑しながら)いや、なんか…結構おトシのお客さんが緊張してカチカチになってるのとか、面白かったですね」
TOM:「片平選手じゃなきゃああは盛り上がりませんよ」
片平選手:「いや、今はもっと強い選手がいっぱいいるし…」
TOM「強いだけじゃなくて、片平さんみたいなカリスマ性のある選手がいないんですよ!」
片平:「いやいや…(微笑)。でも、今日みたいなファンサービスはやったほうがいいですよね」


 天才・片平もファンサービスの必要性は痛感する昨今なのだろうか。

 そしてその後の12R、片平は勝った。優勝した前開催の映像も全て観たが、何よりもスタートが切れているのが大きい。この日も20ハン・5人並びから2番手スタートで飛び出し、早めに前を捌いて最後は独走ぶっちぎりのレース展開。そして雨走路の克服も。このまま順調に進めば、またSG戦線で上位に立つ日は意外と近いのかもしれない。「片平が強くなったのなら、また行ってみようかな」という元・オートファンはかなりいるのではないか? 本日この後の準優勝戦もしっかりと見届けたい。

==========
6月23日(金)はココで勝負!

【船橋12R 準優勝戦】16:30
1.鈴木将光  30
2.谷津圭治  30
3.片平 巧  30
4.森谷隼人  10
5.縫田雅一  10
6.鈴木啓示   0
7.阿久津正夫 20
8.鈴木章夫  20

 今の状態で相手が1・2ならトップSの可能性も大な片平がここも捌く。対抗はS先行条件で森谷。昨日の試走・本走といい、スピードは素晴らしい(若いのにイン捌きもある)のだが、Sが不安。縫田に先行されるどころか、阿久津先生に食われるかも。ピンピンで来てる章夫オジサマも時計あり要注意。

3連単 3−48−148
【2006.06.23 Friday 12:42】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(1) |
す〜ごい選手がいたものだ〜♪
 お久しぶりです。一週間近く更新をサボっている間に、浜名湖ではグラチャンが始まっているわ、高松では伏見俊昭が同一場で一年に記念を2つ制覇という珍記録をつくるわ、船橋では片平巧が雨の準優を勝ち抜いたあげくに3年7ヶ月ぶりの優勝をきめるわで、書きたいことも溜まって…と言いつつ、一気にまくしたてて簡単に済まそうとしている本日。それらレースの詳細も書きたいが、もっとイイ話があるんですよ、旦那。

 『週間レース』誌の連載が始まってからというものの、各方面から様々なご連絡やご意見をいただき、それらへの対応に忙殺されていたここ数日。連載は始まったばかりだし、まだそれほど大したことも書いていないのに、特に施行・運営側の方々からの「ぜひ一度お会いして意見交換をしたい」といった内容のものが多く、現場はそれほどまでに新しい意見を求めているのか…ワタクシでよろしければいくらでもお話いたしますとも! そんな中、先週金曜日にお会いした競輪・埼玉選手会の永倉通夫選手(46期)にはZOKKON!(古いか)参りました。現在、大宮・西武園では全開催の最終日に、斡旋されていない地元選手が客席で各種イベントを展開し、サポーターとの触れ合いを…と頑張っているのだが、これも永倉選手の尽力によるもので、イベントをシリーズ化するにあたっての施行との交渉、「客の前に出るのはイヤだ(普段よっぽど怒りを買う競争をしているのか・笑)」と渋る選手への説得など、八方手を尽くし実現にこぎつけたのだそう。そんなイベントを「ぜひ見にきてください」とのお誘いを受け、大宮競輪場へと向かった。



 場へ到着するとちょうどイベント開始の時刻。サービスセンターの建物に入ると、メインモニター脇の一角に賑わいが。永倉選手を発見し、初対面の挨拶を交わす。直後にイベント開始。今回の出しもの(?)はピストレーサー(自転車)の解体・組立てショーだ。マグロだと解体するだけだが、自転車なので再度組み立てるところまで。集まったサポーター達に向けて人懐っこい笑顔で話しかける永倉選手。その他、地元の4選手が参加し、若手が自転車の解体役、ベテラン選手が客への説明役だ。外した車輪を目の前のサポーターに渡し「軽いでしょう?」。再度組み立てた自転車に「跨ってみませんか?」など、ここでは選手とサポーターの距離はゼロに等しい。確かに、ともすればタチの悪い客が選手に悪態をついてきたりしてもおかしくない場面だし、このイベントを日常化するには相応の勇気が必要だっただろうな、と思う。



 次レース終了後、サービスセンターを撤収したイベント隊はメインスタンドの特観席へと移動する。「いつもたくさんのお金を使ってくれる特観席の方々を無視することはできませんから」とのこと。レーサーパンツ姿で場内を歩いていると、さすがに地元の顔だけあって、様々なサポーターが話しかけてくる。中には最近の競争に関する軽いイチャモンっぽいものまで。それらを含め、一人一人に真摯に対応する永倉選手。イベント隊はとうに先へと行ってしまい、私と二人だけで特観席へと急ぐ。フロアの一角にスペースを取り準備を終えると、客席最下段へと降りてゆく。客席を見上げ「皆様、恐れ入ります! 埼玉選手会の永倉と申します! 只今よりあちらのスペースにて…」と大声で宣伝だ。席で予想紙に見入っているサポーター達も「なんだなんだ」「選手だってよ」と、ややあっけにとられた反応。そりゃそうだ。こんなことする選手はそういない。



 そうして開催されたイベントは、はたから見学していてもなかなかの盛況ぶりで、選手と0メートルの距離でやりとりしているサポーター達の表情はどれも嬉しそう。説明をしながらも言葉の端々に「我々選手は、皆様が大切なお金を賭けていただいているおかげで…」「ぜひ今後ともご来場の方よろしくお願いいたします」といったコメントをはさむと、それに対してサポーター側からは「そうだそうだ」「また来るから、頑張ってな」と暖かい反応。できれば「一人でも多くのご友人・親類・後輩などをお誘いの上…」ともやった方がいいかなとも思うが、あまり押し付けがましくなってもいけないのであれでいいのだろう。



 その後、永倉選手に引率されて施行さんのもとへ。こちらにも事前に「賛成派」の内容をご紹介いただいていたということで、大歓迎を受ける。そこで話し込むこと1時間半以上。借り上げ施行者の撤退相次ぐ大宮・西武園だけに、あまり明るい話は出てこないが、こちらなりの感覚で運営の具体的な面から発想的な面までいくつか意見を述べさせていただいた。

 私服に着替えた永倉選手と打ち上げがてら大宮駅前の居酒屋へ。そこで伺った話がタイトル通りすごいのだ。

 とにかく集客につながることならなんでもやろうと思った永倉選手。ある日、大宮競輪の入場無料券を大宮の駅頭に立ち、配布していたのだそう(!)。そこで渡そうとした若者に「今度競輪来てよ」と言うと、「競輪なんて…暗いし汚いしつまらなそう」という反応。それで諦めないのがすごいところ。「なんで競輪はつまらないと思うの?」となおも食い下がり、説得すること数分。ついには次開催に来場してもらう約束を取り付け、当日やってきたその若者達には場内から競技までを丁寧に説明、その時2・3人だった若者グループが各人の友人などを誘い合い、今では20人かそこらのグループになっているのだそう。更にインターネット上の「ミクシィ」でも様々な交流活動を行い、全国の「友人たち」に競輪場へのいざないを…と、まさに八面六臂の大活躍。最近は選手の中にも真剣に事業への危機感を持つ向きが増えてきた、というのは肌で感じていたものの、ここまでやっている方がいるとは! いやもう、ホントにただただ敬服するばかり。駅前で選手自ら若者をナンパする…そんな光景がこの先全国で見られるようになるのだろうか? ともかく、今後も様々な形での連携をとお願いしてまりましたとさ。これをお読みの皆様も、ぜひ大宮&西武園でオトコ・永倉の雄姿をご覧あれ。初対面でも優しい笑顔で迎えてくれますよん。


 こうして昨今はライターとして選手・施行側との接触が多くなり、こういう方々と出会えるようになったこと自体、デビューしてよかった! と実感しておりますが、「公営レース賛成派」ならびに「公営競技ライター・沢」は、あくまでも客席側からモノを語る立場。今後も運営側とお話してきたことは客側の感性で咀嚼をし、この場やメディア上でも公表してゆきたいと思います。『週間レース』読者の方々からもお葉書やメールをいただき、ありがとうございます。引き続きご意見などお待ちしております(具体的広報策、イベント案などもぜひ。運営側とお話する際にも極力申し伝えたいと思います)ので、メール、当ブログへのコメント、賛成派掲示板への書き込み(こちらが最近ちょっと寂しいので…)など、なんでも結構ですのでお時間ある折にはよろしくお願いいたします。

 時間のできる来週明けからは、溜まっている原稿書きに集中するつもり。その前に日曜日は浜名湖現地参戦→大儲けといきたいもの。鰻&スッポンで精つけないとネ。

 
■公営競輪赤字問題:斎藤・所沢市長「万策尽きれば撤退」 /埼玉

 所沢市の斎藤博市長は15日の市議会一般質問で、同市が西武園競輪場で年2回開催している競輪事業について「あらゆる方策を県と考え、検討した上で万策尽きれば撤退しかない」と述べ、撤退を視野に入れていることを明らかにした。近く、県などと実務者レベルの協議を行う。
 同事業は赤字を理由に秩父市が今年度から完全撤退し、県が7回▽所沢市2回▽川越市2回▽行田市が1回開催する。川越、行田市は既に撤退を検討している。
 所沢市は1950年度から競輪事業を始めた。91年度は約74億9000万円を売り上げたが、バブル崩壊などで97年度に赤字に転落。98年度から一般会計への繰り出し金がなくなった。昨年度(計12日間開催)は約23億円の売り上げで約5500万円の赤字を出し、積立金で一部を補てんした。これまでに競輪事業から一般会計に約100億円を繰り出している。
 また、斎藤市長は「競輪場が市内にあることや撤退しても引き受け手がない場合もある」とも答弁。秩父市が撤退する際に9500万円を県に支払った経緯から、より多額の清算金や競輪場関係者の雇用問題が発生することも懸念される。
(2006.06.16 毎日新聞)

→そんな埼玉の競輪界にはまたまたショックな動き。今まで100億も繰り出してるんだから5千万ぐらいカンベンしてよ、と言いたいのだが、それが通らないのがお役所&対一般市民。でもマジな話、このぐらいの赤字なら「ちょっとだけアカになっちゃいましたが、来年以降は頑張りますんで期待してください!」と堂々宣言してもいいような気がする。「市民の娯楽を無くさないようご協力を!」とも言ってはダメなのか!? 言う気力のある人がいないだけなのか!? ともあれ、これで埼玉の競輪は全てが県施行の方向へ。まぁ、県がさっさと「イチぬけた」した千葉よりはマシかもしれない。大宮でお話をさせていただいた県の施行者の方からは「場内にいるお客様にずっと楽しんでいただけるように頑張りたい」というお言葉もあり、皆一様に明るくバイタリティある御仁ばかりだったので期待したい。もちろんワタクシにもお声がけいただければ可能な限り協力させていただきますとも。

==========
6月22日(木)の勝負レース!

なし。

 浜名湖グラチャンは仕事しながら全レースチェックしているのだが、どうもレース傾向がつかめないと言うか、打つ気がしない…。明日も見して、4日目以降に勝負。でも博欲は高まっているので松戸ナイター行っちゃうかも。

★当ブログの本体『公営レース賛成派』は こちら
★『週間レース』誌にてコラム連載中! ご意見・ご感想お待ちしております
【2006.06.21 Wednesday 20:47】 author : TOM | - | comments(3) | trackbacks(0) |
ばん馬は楽し
 爽やか過ぎる北海道・旭川から帰ってきたTOMです。久々の単独旅打ち&取材ということでちょっとキンチョーしていたものの、現地では市営競馬組合の方々にも大変お世話になり、濃い取材ができました。とりあえず次回(岩見沢)取材に向け、カメラの望遠レンズを買わないと。



 ばんえい競馬の実態を関係者の方々に伺いつつ、この目でも確かめてきた今回の取材。普段は施行者に対して辛口な意見が多い私ですが、市営競馬組合さんの経営努力は想像以上に立派なもので、企画広報担当のスタッフ諸氏は一日中レース場の中を行ったりきたり。各種イベントの仕切り、バックヤードでの業務から、「BANBA王」スタッフとのやり取りなど。そして私のようなフリーライターの取材にも最大限時間を取っていただき、話し相手になっていただける。こういう熱心な方々が運営をされている限りばんえい競馬は安泰…と思いたいのだが、やはり現状は厳しい。素人目に見ても、例えばヒラ競争・2歳未勝利戦の1着賞金が15万円。これで厩舎はじめ、馬側スタッフの食いブチは大丈夫なのか? 観客の入りも寂しい限りで、今回旭川開催最後の重賞があった日曜日で2600人、翌・月曜(ホントの旭川最終日なのに)に至っては入場679人で売上7000万円。これであの広い競馬場と多くの関係者・馬が維持できるのが不思議なぐらいだ。まぁ、昨今の地方競馬の現状はどこも似たようなものか…。

 二日間場内で過ごして得た感覚と、以前から思っていたことなどをお話しするべく、事業推進室室長・本川氏にお時間をいただいた。その会話の抜粋は近日中に「公営レース存続委員会・番外編」として掲載の予定だが、特に面白かったのが「ばん馬は一頭100万円以下で買え、厩舎への預託料も月15万円ぐらい」というお話。即座に「買いたい!」と思ったが、現在のところ共同馬主や一口馬主の制度は無いとのことで残念。そういうあたりも整備してゆく必要がありますな。

 色々厳しい話も伺ったものの、競馬場自体は非常にのどかで良い雰囲気。空気はカラッと乾き、ビールは良く冷えていて、フランクもジンギスカンも美味。気になる馬券成績の方は、日曜の大負けを月曜日に取り返して大幅プラス。今回の勝利ポイントは「新聞の厩舎コメントをよく読んだ」こと。◎がたくさんついていてもコメントが弱気な馬は外し、ほぼ無印でも良いコメントが載っている馬を絡めて買ったところ、手を出した7レース中4レース的中の大成功。マジです。特に月曜最終レースの馬複馬単ダブルゲットは会心! 久々に旅打ちで勝ったような気が…。



 あと、名手・坂本東一騎手2500勝達成を旭川最後の騎乗のレースで見られたのもラッキー! もっとも広報氏は「できれば岩見沢に移ってから達成して欲しかった」と言っていたが。聞くと、記念セレモニーを達成した次週の日曜日に予定しているのだそうで、今回のパターンだと、「旭川で達成して岩見沢でセレモニー」では、お客が達成競争を観てない人ばかりになってしまうのだそう。なかなか思惑通りにはいかないものだ。



 この間、競輪は武雄記念決勝、競艇では近所の戸田で女子リーグ開幕と、帰ってきたらきたで慌しい日々。武雄の決勝はなにか買う気がせず…だって、荒井祟と兵藤の同期ラインって…なんか胡散臭いっしょ? 一応絶好調の兵藤と突っ込んでくるであろう小嶋の2=3だけ買って見ていたら、なんと小嶋が北都留を抑えて先行。そのまま番手の浜口高彰が優勝するという展開で、地元の荒井は何もできず。それにしても4角7〜8番手の位置から直線だけで2着まで伸ばしてきた兵藤の追い込み脚は凄い。まだしばらく好調は続きそうだ。
 
 群馬の絶好調オトコ・もう一人の手島慶介は、同じく昨日の函館F1決勝で、ド本命人気を背負って2着。5対4の2分戦で、関東先行の池崎太郎(東京)が、後ろの競り(手島VS橋本強)を尻目に逃げ切ってしまいました。久々の本命堅めレースだと思い、武雄決勝よりブチこんだ私は惨敗。なんだかなぁ。

 競輪といえば、話題のマンガ「オッズ」の最新号(本日発売)。前回「あったら面白いが」と冗談交じりで書いた大量落車シーンが現実に。競輪広報マンガとしての地位を固めつつあったというのに…いいんだろうか? ともあれBOD氏には、ぜひこのシーンも今週の「大量落車ウィークリー」にご掲載いただきたい(笑)。

 明日は急遽大宮競輪へ。『週間レース』誌の連載をご覧になった埼玉選手会の方からご連絡をいただき、場内でのファンサービスの模様等をぜひ取材に来ていただきたいとのこと。お話は有難いものの、今の私には当欄ぐらいしか発表の場がないのですが。こりゃ、自分にとっても色々書ける媒体を広げてゆくことが急務ですな。営業営業。

 本日この後は若松G1優勝戦をネッ投予定。週末から月曜にかけては戸田、来週は浜名湖グラチャンで、しばらくは競艇中心の生活になりそう。

【若松12R 優勝戦】電投締切20:27 ※数字は今回成績とS発順率
1.松井 繁 421231 2.17
2.辻 栄蔵 223121 3.17
3.上瀧和則 3211121 3.57
4.西村 勝 313262 4.00
5.魚谷智之 1542512 3.86
6.瓜生正義 4513112 3.29

▲132/465

上瀧の前づけはどうでもいいが、瓜生が地元主張で同期・魚谷に対しコースを取ってきそうな気がする。5コースなら2・3着で買える。アタマはイン松井か、上瀧の前づけで1・2コースが深くなれば辻。

3連単 1−6=23 2−6=145
【2006.06.15 Thursday 19:24】 author : TOM | - | comments(2) | trackbacks(0) |
ちょっとガッカリの旅前夜
いまだワールドカップは1分1秒たりとも観ていないTOMです。ちなみに昨夜は松戸ナイター、本日昼間は旭川&武雄、夜は伊勢崎&平塚を観戦&たまに打っており、これだけびっちりやっていると、とても球蹴りなんぞに時間割いちゃいられませんや。ちなみに海外のトトカルチョ系では、日本の単勝オッズ200倍だそう。穴党の方はぜひどうぞ。本命党の私はブラジル=英国のウラオモテと両者からドイツの2着への4点、及び枠複の南米−欧州(これは安そうだ)で勝負!

 そんなわけで伊勢崎の優勝戦や武雄の残り三日も気になるが、明日からは旭川へ。日曜メインのG1・旭王冠賞は、なんと王者・スーパーペガサスが発熱のため出走回避。大ショーック! 今回の旅の目的の一つには今年で定年・引退となるペガサスの雄姿をカメラにおさめることにあったのだが…。夏の岩見沢、秋の北見、そして最後のばんえい記念と全て現地入りし、「ペガサス・最後の四季」としてまとめようと思っていたのに…そりゃないぜ、ハニー。ちょっと行く気萎えておりますが、とりあえず市営競馬組合に取材のアポも取ったことだし、午前の飛行機で向かいます。「BANBA王」のスタジオを観るのも楽しみだ。「BANBA王」といえば、番組にも出ていらっしゃる矢野吉彦氏(アナウンサー)も『ばんえい競馬情報局』で書いているが、何しろ解説陣の予想がよく当たる。私も尊敬するホースニュースの小寺氏をはじめ、常時複数の解説者が予想をするのだが、その全部をおさえればかなりの確率で当たる。明日も馬券を買うからには全レーススタジオ予想を見たいのだが、客席にいてそれができるのかどうか?

=========
6月11日(日)はココで勝負!

【旭川11R 旭王冠賞】16:35 混合 3歳上 別定 ※数字は旭川戦績
1-1 トモエパワー    牡6 780 松本  6-7-2-13
2-2 ヨコハマボーイ   牡8 780 千葉  4-3-7-19
3-3 スターエンジェル  牝6 760 藤本  2-2-3-18
4-4 サダエリコ     牝6 760 安部  5-4-4-13
5-5 シンエイキンカイ  牡9 780 大河原 5-9-5-25
6-6 トカチプリティー  牝6 760 高橋  3-3-4-12
7-7 ミサイルテンリュウ 牡7 780 鈴木恵 7-0-2-17
8-8 ミサキスーパー   牡9 780 鈴木勝 7-5-11-14
8-9 タケタカラニシキ  牡5 780 坂本  4-1-4-3

 ヨコハマボーイ以外の全馬が乗った5/28日・ポテト記念の着上位順は76945813。当日の馬場水分は2.1で、明日も今日の雨で同じぐらいのコンディションになりそう。ならばやはりミサイルテンリュウが本命か。しかし同競争は5着のシンエイキンカイまでがわずか2.5秒差というデッドヒートで、どの馬にもチャンスはありそう。旭川相性を含め、上り調子のトモエパワー、サダエリコの一発に期待するか。

馬連 147ボックス 
馬単 1−7 4−7 147−8

【伊勢崎12R G1プレミアムカップ優勝戦】20:40 4100M 0オープン
1.永井大介(船橋)3.413
2.池田政和(船橋)3.387
3.中村雅人(船橋)3.384
4.有吉辰也(飯塚)3.358
5.東小野正道(飯塚)3.387
6.浜野 淳(山陽)3.413
7.田中 茂(飯塚)3.387
8.瀧下隼平(飯塚)3.374

 伊勢崎の記念だというのにほとんど船橋飯塚対抗戦。伊勢崎も高橋貢がダメなら川口並みか…。今回オール連対で時計も一番の有吉だが、迫力は数字ほどにはない感じを受ける。内枠にずらり並んだ船橋勢の誰かがS切って有利に進めそう。田中の追い脚も、人気がかぶったほどではないように感じた。鬼(高橋)の居ぬ間の…で、終わってみれば池田かな。

2連単 船橋3人−有吉の2着
3連単 2−134−1346
【2006.06.11 Sunday 00:00】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ハマリ度高そな新・ネット投票サイト
 今週の地方競馬は「ダービーウイーク」だそうで。南関東・大井競馬では二日連続の重賞が行われ、火曜のG2・大井記念(2600M)は、内田博騎乗のエイシンチャンプが直線、的場文・ボンネビルレコードとの壮絶な叩きあいをクビ差でかわして勝利。結局は内田・的場で決まったわけだが、決して単純な競争ではなく、あの叩きあいは歴史に残る名勝負と言っていいだろう。そして翌水曜日はG1・東京ダービー(2000M)。無敗の戴冠なるか、の石崎隆・シャイニールックが本命。羽田盃覇者で唯一三冠の資格をもつ左海誠・サンキューウィンが大外の不利な枠で人気はやや割れていたが、結果は道中好から直線、中を割って伸びたビービートルネードが逃げるトキノシャンハイ、サンキューウィンを差しきって快勝。単勝7190円にもビックリだが、鞍上・町田直希騎手は18歳、デビュー1年2ヶ月でダービー制覇の快挙。あの的場先生が30余年の騎手生活でまだ一度も手にしていないタイトルを18歳の新人があっさりと! 前日の大井記念で「やっぱり競馬は騎手だ」とばかりに、この日も内田・的場・石崎あたりの馬複を買い漁っていた私は滅亡。前日の叩きあいで力を使い切ったのか、内田は最後大タレして14着、的場先生は終始「後方儘」でいいところなく13着であった…。

 デビュー時から「天才」と評価されていた町田騎手。重賞初制覇で一皮むけて、更なる躍進があるか。「地方の武豊」の誕生かも。

 すっかりナイターシーズンになり、こちらの生活ペースにも変化。午前中から夕方前まで仕事して、夕方から夜は観戦・購入、終了後は深夜まで仕事&酒&情報収集といった具合。夜に仕事を残してない日は本場へ向かうといった感じ。ナイターも世の中ではすっかり定着した感じで、例えば一つのレース場に行って、「あ、去年のナイターで見たことあるな」というお客が結構いて、その方々は昼間開催の時期にはほとんど見ない。ナイターの季節になるとレース場にやってくるお客なのだろう。こうなると「好きなお客は一年中来る」という概念は捨てて、こうした「季節客」をどう呼ぶか、どう増やすか、ということも考える必要があるのかも。

 競輪のポータルサイト「KEIRIN.JP」(http://keirin.jp)が来週14日からリニューアルオープンの予定。以前からさんざん告知されていたが、かなり気合の入ったものらしく、今まで別々だった情報系「競輪らんど」とデータ系「KEIRIN DATA PLAZA」、それにネット投票用の「競輪ネットバンク・競輪インターネット投票」が統合され、ここだけで各種情報から番組、オッズの閲覧、そして同時にネッ投までできるようになる。つい先日から体験ページが開設されており、早速本日アクセス。まずデータ欄だが、昨日・本日・明日に開催の競輪場の全番組、オッズに加え、当該開催の「注目選手」を明記。どういう基準で選んでいるのかは今の時点ではよくわからないが、いわゆるランク上位の看板選手を列挙するだけなら意味がないし、できれば評論家のコメントつきで解説して欲しいものだ。

 そして一番気になる投票機能。これは結論から言えばイジってるだけでも面白いというかなり手の込んだ(操作が難解という意味ではない)もので、まず従来の「通常投票」の他に、投票のエンタテイメント性を追及した「アドバンス投票」なるものがある。細かくはこうだ。

●ポジショニング投票
着順入力欄を操作してレースの着順を予想。目に見えて操作できるフォーメーション方式とでも言うべきもので、「この選手がアタマ」と思ったら1着欄だけに、「この選手は3着までには来る」と思えば、1〜3着の全てにマーキング。すると右の欄にそれら予想の全ての買い目が表示されると。でも、これで買ってたらキリがないなぁ、せいぜい2車単までにしときましょう、と戒め。

●ダンゴ打ち投票
「ダンゴ」は新聞の予想印のこと。脇の新聞を見て、その印を◎、○、▲…と入力していくと、これまた買い目が出てくる。もちろん占いめいたものではなく、純粋に印の強弱で判断される。これはあまり意味が感じられないが…。まぁ、新聞の印を何よりの参考にしている向きにはいいかも。

●マークカード投票
これはもっと意味がないけど、ぜひ使いたい! 画面上に原寸大のマークカードが表示され、マウスでそれを塗りつぶしてゆくという(笑)。家に居ながら本場気分が味わえる。

●出目投票
ここまでやるか!? いまだ根強く存在する出目買いマニアのためのぺぇじ。出目データは「本日のレースだけ」から「昨年1年間の全場データ」まで各種選べ、これでもし当たったりした日にゃハマるかも。

…というわけで、予想以上にゲーム感覚というか、面白いことを始めたな、という印象。更にもう一つの主要機能として「マイページ」があり、これはファン個人個人が「好きなレース場」「好きな選手」などを自らデータ登録し、その場・選手の車券を買いやすくするというもの。ちなみに予想機能的なものは一切ない模様だが、特に競輪においては「特定選手追っかけ」はかなりの客が実践しており、良い機能だと思う。

 開設後はしばらく競輪ネッ投にハマリそうな予感。ネット投票会員じゃない方もこの際加入して、一緒にハマりましょ。

 明日からはいよいよワールドカップin独逸、ということで盛り上がりまくっている全世界ではありますが、私はそんなものには目もくれず、日曜からばんえい旭川競馬に行ってまいります。春の旭川開催の最後を飾る重賞・旭王冠賞の観戦もさることながら、ばんえい競馬の存続策としての規模縮小による2場(旭川・北見)廃止の可能性はまだくすぶっており、もしかすると今年で最後になるやも知れぬ旭川ばんえい競馬の取材・撮影が主目的。ライターとしての初旅打ち…あ、いや、取材旅行ナリ。


★当ブログの本体『公営レース賛成派』は こちら
★『週間レース』誌にてコラム連載中! ご意見・ご感想お待ちしております
【2006.06.08 Thursday 17:50】 author : TOM | - | comments(2) | trackbacks(0) |
減らしたい賭式・増やしたい女子選手
宮杯決勝は山崎芳仁(福島)がななななんと、逃げ切りでデビュー2年10ヶ月にして初のG1制覇。番手の佐藤慎太郎は3番手の兵藤を気にしすぎた分踏み出しが遅れたねぇ。500バンクだし届く、と思ったのかもしれないが。そして私がヒイキした岡部は兵藤にちょっとぶつかられただけ(ありゃ競りまでいっとらん)でズルズル後退。昨日の日刊スポーツで中野さんも「(岡部は)ヨコはからっきしだが、タテに踏む分には強い」と書いていたが、ホントにからっきしだ。まぁ昨日も書いた通り、岡部には今後「福島のはぐれ者」として自力自在のゲリラ戦を期待したいのだが、そのためにはヨコを鍛えることが急務であろう。優勝した山崎のコメントの中にも、岡部の名前が全く出てこない(慎太郎ばっかり)ことだし、もうまとめ役の重責など負わず、自分が勝つことだけを考えた方がいいと思うよ、年齢的にも。また、そう割り切った時の岡部の競争には期待大だ。

 同じく日刊スポーツでは鈴木保巳さんが今回の宮杯のテーマとして「急速な世代交代の予感」を挙げられていたわけだが、その通りの結果に。実際今回の流れを見ていても、目立つのは若手ばかりで「ベテランの円熟した競争」的なものは全く印象に残っていない。最終日の神山のハコ3などは本当にガッカリだ。レースを締めるベテラン勢不在のため、ラインで決着することが少なく、最終日などは決勝を除いた全レースで3連単は万車券(うち半分が5万以上)という「とても買えねぇ」結果に。今回総売り上げは目標の170億には遥か遠い150億弱。そりゃ、こんなレースが続けば最終日ぐらいにはみんな購買意欲減退しますって。売上を復活させるには「選手」…ラインの結束を強める肉体的・精神的鍛錬を! 「運営側」…番組編成に考慮を 「客側」…3連単中心をやめ、2車単以下で勝負を と、それぞれ提言したいが、本音として一番言いたいのは客側にだね。どーして3連単なんか買うかね? 当たらないでしょ? せっかく大好きな競輪なのに、当たんなきゃつまんないでしょ? そんなことに気づかずにダラダラと3連を買い続け、自分も、そして業界も凋落してゆく…… いい加減目覚めましょう。

 本日発売の「週刊大衆」巻頭モノクログラビアで『女子競艇選手美名鑑〜水上のかっ飛びビーナス19人』が5ページにわたって展開。さすがに男性週刊誌だけあってルックス重視のその人選。筆頭にはやはりの海野ゆかり(広島)、ページをめくると大瀧明日香(愛知)、そしてその他も若手中心で構成。逆に実力はトップクラスであってもアノ選手とかアノ選手とかは載っていなかったりするわけだ(苦笑)。個々のキャプション(解説文)も、ルックス的な面や選手になったきっかけなどが中心なのが残念。もう少し普段のレースぶりや舟券上の狙い目なども書いて欲しかった。が、とにもかくにも宣伝効果は抜群。コレを見て競艇に興味を持つ向きは決して少なくないと思われる。私も以前書いたように、今後のライターとしての営業はこれら男性誌・情報誌方面をメインに持ってゆくつもりで、そうなるとやはり食いつきが良い(読者的にも編集部的にも)のは女子選手で。その意味では競艇はもっと女子選手の新規採用を増やして欲しい(私感では全体の三分の一ぐらいが女子でもいいと思う。数が増えればその分日高・横西クラスの選手も出てくるだろう)し、オートレースなども女子選手の養成は可能なのではないか(それどころか新人募集自体が停止している現状ではあるが)。女子が男子と同じステージでガチンコ勝負をするスポーツって他に何かあるか? 

 しばらくニュース論評をしない間にすっかりネタが溜まってしまった!

■競輪:川越市検討委提言「事業撤退を」 収支悪化で05年度大幅赤字見込み /埼玉

 川越市が西武園(所沢市)で年2回開催する競輪事業について、市競輪事業検討委員会(会長、新津重幸・高千穂大学大学院教授)は30日、舟橋功一市長に「収支が悪化しており、撤退すべきだ」とする提言書を提出した。これに対し、舟橋市長は「提言書をよく読んで考えたい」と述べた。
 同市の競輪事業は1950年に始まり、ピーク時の91、92年度にそれぞれ6億円を市の一般会計に繰り入れていたが、競輪人気の低迷で年々収益が減少。95年度以降10年間では6回赤字となり、01年度からは一般会計への繰り入れもゼロとなった。「05年度は大幅な赤字の見込みで、繰越金もわずかに残る程度になる。繰越金が底をつくと一般会計から赤字を補てんするようになる」(市商工振興課)という。
 撤退方針について、提言では「すみやかに撤退すべきで、事業を肩代わりする他の自治体との話し合いを基本とする」としている。市は今年度の後期(10月〜来年3月)開催について、西武園を所有する西武鉄道と契約済み。撤退する場合は来年度以降になるが、川越市の事業を県などが引き受けるかどうかなど課題が残っている。西武園の競輪は、秩父市が赤字を理由に昨年撤退。今年度は、県が同市から引き継いだ1回分を含め7回開催するほか、川越、所沢市が各2回、行田市が1回開く予定。
(2006.05.31 毎日新聞)

■川越市の西武園競輪問題:市、民間委託を検討 公募などで業者選定 /埼玉

 川越市が主催する西武園(所沢市)の競輪事業について、市競輪事業検討委員会が「撤退すべきだ」と提言した問題で、舟橋功一市長は31日、事業の民間委託を検討する考えを表明した。
 舟橋市長は、県に事業を引き継いでもらう案や県との共催案などの選択肢を示した上で、「撤退を確実にするには受け皿を決めないといけないが、県は受けたくないはず。もう一つの道として、第三者の民間に委託して運営できないかと考えている」と述べた。西武園を所有する西武鉄道や公募による選定を検討しており、3カ月から半年で結論を出す方針。
 また、来年度の市の単独開催について、舟橋市長は「(赤字を補てんするために)一般会計から持ち出すつもりはない。開催は非常に難しい」と述べた。
(2006.06.01 毎日新聞)

■競輪事業、赤字見込みも当分存続 大津・目片市長が方針示す

 2年連続で赤字が見込まれる大津市営競輪事業について、目片信市長は1日の定例会見で、「赤字だからといって、即廃止するわけにいかない」と述べ、当分の間、存続させる方針を示した。
 市営競輪は2004年度に開業以来初めて8000万円の赤字を計上し、05年度も6億円前後の赤字が見込まれるなど、厳しい経営が続いている。目片市長は04年1月の市長選で事業を見直す姿勢を示し、市議会でも廃止を含めた議論がある。
 年間売り上げの7割を占める高松宮記念杯が1日に始まり、市は車券売り上げを170億円に設定している。「目標に達せず、本年度も赤字になれば事業を見直すのか」との質問に対し、目片市長は「日本自転車振興会への交付金は利益があるなしに関係なく、赤字であっても納めなければならず、問題だ。見直しを求める」とした上で、「赤字だからといって、即廃止というわけにいかない。場外車券売り場を増やすなどあらゆる努力をしていく」と述べた。
(2006.06.01 京都新聞)

■伊勢崎オート:事業継続に前向き姿勢 市長「周辺に経済効果ある」 /群馬

 伊勢崎市の矢内一雄市長は2日の記者会見で、伊勢崎オートレースについて「赤字解消ができれば、たとえ黒字が少なくとも、事業を継続すべきだ」と述べ、事業継続に前向きの姿勢を示した。
 市は昨年度に示した「事業収支改善計画」で07年度までの累積赤字解消を掲げ、達成できなければ、廃止も検討するとしていた。
 05年度決算で6年ぶりに単年度黒字(12億円)を確保し、累積赤字解消のめどが立ったことから、矢内市長は「事業収益だけでなく、オートが周辺にもたらす経済効果は計り知れない」とし、事業の意義も強調した。
(2006.06.03 毎日新聞)

→「とにかく赤字なら続けられない。税金で補填なんてとんでもない」という川越と「それでも周辺に与える波及効果は無視できないので続けたい」とする大津と伊勢崎。政治家の態度がハッキリ分かれた結果で、もちろん賛成派的には後者を支持するが、「やる気のない場は消えてゆく」という時代の始まりだろうし、施行者の撤退相次ぐ大宮・西武園は統合も視野に入れるべきかも。大津は今回の宮杯売上がかなり厳しいものとなり、廃止派からの更なるツッコミは避けられそうにない。「場外増設を」とのことだが、やるなら田舎にいくつも建てるより、都市の一等地にどかんと置くべし。大阪にもラ・ピスタ新橋のような施設が欲しいところだ。そして伊勢崎。ハッキリ言ってオートがなくなれば何もない街。市長はわかっていらっしゃる。このところ場内での各種イベントも盛りだくさんでやる気はうかがえる。応援したい。

■楽天も馬券ネット販売 岩手競馬など

 楽天(三木谷浩史会長兼社長)は31日、県競馬組合(管理者・増田知事)など全国の地方競馬12主催者と勝馬投票券(馬券)のインターネット販売に関して業務提携することで基本合意したと発表した。サービス開始は年内を目指し、岩手競馬にとってソフトバンクグループ(孫正義代表)に続くネット販売となる。
 提携後は各レースの馬券が楽天のホームページ上で購入できる。12主催者とも、年内をめどにサービスを始める計画で、決済方法など具体的な内容を今後詰めるとしている。


 同社は「地方競馬全体のファンのすそ野を広げるため、今まで培ったマーケティングノウハウを最大限に活用し、地方競馬の活性化に貢献する」としている。
 競馬法改正で民間への馬券の販売委託が可能になり、県競馬組合はソフトバンクグループと業務提携し、今季からネット販売を開始した。同グループは岩手競馬など4地方競馬の発売を展開。5月28日まで延べ25日間の岩手競馬のネット発売額は1億2400万円となっている。
 県競馬組合の今泉敏朗事務局長は「ファンにとっては馬券を購入できるサイトが増えることはいいことだ。実現した場合は売り上げ増につながることを期待したい」と話している。
(2006.06.01 岩手日報)

→話はイイんだけど、ホリエモンに続き村上欽一氏までお縄となっていよいよ…のIT・株関連業界。三木谷氏、大丈夫か? 心配はそれだけ(笑)。

■公営競技初、個人の携帯電話を使う新型投票システム
桐生競艇場「場内移動型投票」システムを導入


桐生競艇場では、携帯電話を使った新しい舟券投票システム「場内移動型投票」を導入し、2006年7月よりモニター稼動を開始します。同システムは国内全ての公営競技場(競艇、競馬、競輪、オートレース)で初の導入となります。

場内移動型投票は、お客様が個人で所有している携帯電話を利用し、桐生競艇場内であればどこからでも舟券を購入できるシステムです。事前に電話投票会員などに入会する必要はありません。利用できる携帯電話は「NTT DoCoMo iモード契約」 「au EZweb 契約」 「vodafone vodafone live! 契約」の各機種です。
利用希望者は当日、所有している携帯電話を持参し、競艇場内の受付で登録を行います。登録者にはIDカードが発行され、競艇場内のP-ATM(投票専用現金自動預払機)で投票資金を入金します。この利用登録とIDカードは当日のみ利用可能です。

舟券投票は携帯電話で専用Webサーバーにアクセスし、登録時に発行されるユーザーIDとパスワード(暗証番号)を入力して投票画面にログインします。画面表示に従って投票方式と賭式を選択し投票を行います。投票方式は、「通常投票」 「流し投票」 「ボックス投票」 の3種類、賭式は「3連単」 「3連複」 「2連単」 「2連複」 「拡連複」 「単勝」 「複勝」の7種類から選べます。的中時の払戻金は自動的に資金残高に加算されます。お帰り時はP-ATMで残高の出金を行います。

桐生競艇場では2005年4月より、全国24競艇場で初めて、観覧席に座ったままでモニター端末機を使って舟券投票が出来る「在籍投票システム」を導入しました。今回の「場内移動型投票」は窓口に並ばなくても手軽に舟券投票が楽しめるとあって、さらにお客様から好評を得られるものと競艇場関係者は期待しています。
なお、桐生競艇場では、この場内移動型投票システムの愛称を競艇ファンの方々から広く募集し、ご愛顧していただきたいと思っております。
(2006.06.03 競艇オフィシャルWeb)

→またスゴイことを突然始めたもんだ。この流れが進むと、いずれ穴場(舟券売り場)がなくなってしまうのだろう。それは寂しい。普段、自宅で完全ネット投票システムを構築して居る私でも、やはり時間があればレース場に行きたい。それは「生のレースを観たい」というのももちろんだが、「舟券(車券・馬券)を手にしたい」という理由が大きい。この感情は時代の流れ、の一言では済まないのだが…。もちろん「並ばずに買える」のは文句なく良いことではあるが。携帯電話や各種マネーカード類が急速に発展する昨今。近いうちに「suika」や「Edy」で投票できるようになるのか?

★当ブログの本体『公営レース賛成派』は こちら
★『週間レース』誌にてコラム連載中! ご意見・ご感想お待ちしております

【2006.06.05 Monday 11:31】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
岡部芳幸を擁護する
昨日の高松宮杯準決勝・11Rでの岡部芳幸(福島)の走りに非難の声が多い。同県・山崎芳仁の番手で、とコメントして臨んだこの競争、地乗りから手島慶介(群馬)に競りかけられるや、本番でも序盤は競りを受けてたつ素振りを見せたものの、勝負どころで自ら位置を下げて山崎番手を手島に明け渡し、最後は自ら捲り追込んで1着。逃げて2着に残った山崎とのワンツー。いわゆる「現地集合」(久々に聞いたなぁ)というやつだ。この競争に対し、例えば日刊スポーツで中野浩一さんは「番手とコメントしたのだからきちんと番手に行くべき。すんなりなら番手を回って、競りなら脚を溜めて一発狙いなんて身勝手な競争は批判されても仕方がない」とお怒り。私とて他の選手ならそう思っていただろう。しかし、岡部だけは違うのだ、岡部だけは。

 彼の不遇は同県に佐藤慎太郎というやんちゃ小僧が現れたところから始まる。「伏見俊昭」との連携でしばらくは安泰・安定と思われた福島ライン。そこに突如現れたこの小僧が「オレ、追込みでやりますんで。岡部さんは自力でしょ? 伏見さんの番手は譲ってください」と言い出した。競輪道にもとるこの発言。本来なら「ふざけるな、この小僧が。脚で俺を抜いてから一人前のことを言え」とガツンと一発で終わりなのだが、岡部はあまりにも人格者(イイ人)すぎた。福島をまとめる、ということを最優先に考えてしまった彼は、それもよかろうと番手を明け渡し、自分は3番手でラインを固めつつ、追込みとも捲り追込みともどっちつかずの競争形態を続けてしまった(事実、何年も前からそうなのに、中野さんもなぜ今頃になって言うかね)。

 以後、ご存知の通り福島にはトップクラスの脚力を持つ若手が次々に現れ(山崎、渡辺一、森田、金成、佐々木雄…)、G3以上の決勝では福島を中心とした北日本ラインの隆盛が際立つ。そんな中で「福島をまとめ上げてきた男」岡部の立場は微妙だ。位置的にも、人間的にも。小僧・慎太郎が「福島(北日本)の番手」として定着し、ここ最近は秋田の狂い咲き・有坂直樹までもが3番手からでも突き抜けてくる追込み脚で北日本ラインに台頭してきた。以前と戦法・脚勢共にほとんど変わらない(それ自体スゴイことなのだが)岡部の居場所はますますもってなくなってきているように感じる。福島内の人間関係という点においても、伏見−慎太郎−山崎ラインがハバをきかせ、岡部の周囲は寂しそうな気配。「え? 福島は…北日本は…俺がまとめてきたのに…」という岡部の心中は察して余りある。そして自分が勝たんがために一瞬のうちに判断したのであろう昨日のような競争をすると、キング・中野からもお叱りをくらう。「俺は、俺はいったいどうすればいいんだぁっ!」と煩悶する岡部の気持ちは、上下からの圧力に挟み打たれる中間管理職の悲哀そのもの。そんな可哀想な岡部課長(小嶋のことをよく「社長」というが、岡部には哀しいほど「課長」がぴったりだ)を、「身勝手な競争」の一言で、まるで全盛期の児玉広志(香川)のような扱いをするのはいかがなものかと思うが。

 そんなわけで岡部はイイ奴なのである。ただ、あまりに人格者すぎて、最近の若者からは「なんかウゼェんだよなあの先輩」扱いされていると。真実は知らないが、私にはそう見える。昨日の番手放棄とて、彼からしてみれば、人気筋であった山崎=岡部の車券を紙クズにさせないための客思いな作戦変更だったと解釈したい。かように私は岡部が好きである。「今、一番サシで呑んでみたい競輪選手」だ。屋台のおでん屋かなにかで、ぜひそのあたりの本音・悲哀を聞いてみたいものだ。

 さきほど掲示板に本日の決勝の予想を書いたが、岡部からの2車単総流しにしようかな、と思っているここ数時間である。ガンバレ岡部! 自力で出てしまえ!

 児玉選手の話を出したが、脚はあるのに人気にならないという点で、車券的に往時の児玉は大好きだった私(実際、彼の勝った特別決勝は全て車券ゲット)。岡部にも、そうした車券的ウマ味の高い選手になっていただきたい。今後は一挙に悪役になってもいいんでない? ただ、事前に戦法や位置を断言しちゃうと後から非難されるので、コメントはのらりくらりと、がコツ。

■いよいよ連載開始!「賛成派」が業界へ殴りこみ〜東京・全国

 以前予告した『週間レース』誌でのワタクシの連載ページが、いよいよ明日発売の6月20日号よりスタートいたします。ページタイトルはその名も「公営レース賛成派」(まんまだ)。毎号2ページで、とりあえず当初10回は「業界への提言」編。その後もページがいただければ更にバラエティ色豊かな「公営競技面白・エンターテイメントページ」として続けてゆくつもりです。雑誌のお求めはレース場売店、周辺コンビニ、書店などで。どうしても入手できない方は「Web週間レース」でも本文を掲載されるそうなので、そちらでご覧を。ありきたりですが「ご意見・ご感想などお待ちしております(ホントに聞きたい)!」

==========
6月4日(日)はココで勝負!

【ばんえい旭川11R 旭川記念】BG3 4歳 オープン 定量(牡700・牝680)
1-1 カネサブラック   大河原
2-2 コブライチ     尾ヶ瀬
3-3 ナリタボブサップ  鈴木恵
4-4 カネタマル     藤野
5-5 キタノカイザー   安部憲
6-6 シンエイスター   高橋
7-7 エンジュダイヤ   西
7-8 マシュウキング   鈴木勝
8-9 スーパークリントン 坂本
8-10スーパーロイヤル  藤本

 本命はスーパークリントンだが、隣のスーパーロイヤルもそこそこ人気しそうで、8枠に偏っているのが気に入らない。最も早い1着走破タイムを持ち、旭川成績も秀でたカネサブラックを中心に。穴は前走4着を上り調子とみるカネタマル(名前もイイよねぇ)、そして騎手的には今回は西が一発やりそうな気がする! ので。

枠連 1−10
馬連 1−4 1−7 

【大津びわこ 11R 決勝戦】電投締切16:25

←1山崎芳仁−3佐藤慎太郎−5岡部芳幸
 6井上昌己−2山口富生−8山内卓也
 7兵藤一也−4坂本英一
 9村本大輔

 兵藤がどこに行くかがカギで、新聞予想などでは「慎太郎には競りづらいので岡部へ」という意見が多いようだが、行くからには番手にいくだろうし、昨日のインタビューでの不敵な笑みを見ると、結論としては「競らない」。脚はかなり好調なようで、山崎が逃げるにしても井上が突っ張るにしても、その4番手に入っての捲り追込み狙いとみる。そうすると無風で回れる番手選手が有利で、そこのスジと兵藤絡みで車券はOK。このところド不調の私に乗ってみないか!? 

2車単 3−1 3=5 3=7 2−8 2=7
心情車券 5−全

【2006.06.04 Sunday 13:00】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
駐禁摘発新制度反対派
「駐車監視員」だってさ。まったくバカなこと始めたもんだ。素人に権力を持たせてもロクなことにならないのは目に見えている。今までの警察官による取締りだって色々なトラブルがあったというのに、だ。まず、道路でウロウロしている監視員は、世間からは「なんだ、このヤローは」と白い目で見られることは間違いないし、時にはドライバーから脅されたりもするだろう。逆に見逃してもらうためのワイロも多発するだろうし、問題多すぎ。私も今まで駐禁摘発については多々経験があるが、まず30分以上は警官と直談判をして、キップにサインは絶対にしない。「こっちは警察だから黙って言うことをきくだろう」と思わせてはダメなのだ。確かに時間はムダだが、ドライバーが皆そうすることによって、警察側も安易にキップを切らなくなるだろうという草の根運動的発想だったのだが、もちろんたいして成果は上がっていない。だいたい周知の通り、ヤツらには「ノルマ」があるのであって、その時点でこちらとしては許せない。いかに駐車の正当性(急に腹が痛くなってトイレに行ったとか、取引先に来て5分で済むはずだった用事が先方の都合でちょっと長引いて、とか)と、駐禁の法的根拠である「円滑な道路交通の妨げ」にはなっていないことを説明しようと、向こうはノルマのためにやってるんだから、ハナから聞く耳なんぞ持っちゃいない。「とにかくダメ」の一点張りだ。そうして、2車線の表通りの1車線を塞いで思い切り渋滞の元になっている車を見逃して、裏通りの一方通行の片隅(もちろん通行の妨げには全くなっていない)に停めてある「摘発しやすい」車に次々ワッカをかけていく。だいたい、チョークでタイヤに落書きするのって、あれ器物損壊じゃないのかね? 

 そしてご存知の通り、路上でパーキングメーターのチェックをして歩いているジジィ共は「交通安全協会」。早い話が警察OBの再就職先、下っ端天下り集団だ。そしてレッカー移動をしている会社は警察幹部と癒着していて、あのバカ高いレッカー代(たかが1・2kmの移動で1万4千円って!? 以前クルマが壊れて八王子から都心部まで陸送してもらった料金が7000円だぞ)の一部はその幹部共の宴会費になってるんですって。まぁフザケてるわね奥様。構造改革構造改革って言うなら、まず最初にやるのは天下りの全廃と官民癒着に対する厳しい摘発ですわよ。もちろん公営競技界もそうしないといけませんわね。おほほほ。

 …と、ムリヤリ繋げたところで本日からはびわこで高松宮杯。このところあまり競輪を打ってなかったので、一昨日の花月園、昨日の京王閣ナイターと連続参戦してカンと鋭気を養う…つもりが、京王閣で大負けし、おサイフの鋭気がない状況に。とりあえず初日・二日目は「見」に徹するつもり。意志の弱さには自信のある私なので(笑)、とりあえずネット投票口座をゼロにしておきました。

 競輪といえば、例のマンガ『オッズ』(ヤングサンデー)の今週号は前回にも増してスゴイ。いよいよレースが始まり、また多くのページを割いて「ライン競争の仕組み」を説明してくれる。そしていよいよ打鐘。捲ってくる他ラインに対し、師匠がマーク屋としての美しい仕事(牽制)を見せる。主人公の「おい、あんなことして反則じゃないのか?」という問いに対し、先輩の回答は「競輪じゃあのぐらいは当たり前だ」。昨今の競輪事情を考えれば非常にビミョーな表現だ。もちろんマンガなので大量落車は…しない(したら面白いが・笑)けどね。ともかくこのマンガ、本格的に競輪広報作品としての地位を固めつつあると言え(今年の『競輪広報大賞』はまず間違いなく本作だろう)、今現在で日自振とどのぐらいの繋がり(こういうのは癒着とは言わない)があるのかは知らないが、ウマイこと展開してほしいものだ。

 今回の宮杯、競艇と同じように場内で開会式が行われた模様。これはどんどん続けてもらいたい。ヒラ開催でもやればいいのだ。客と直に触れ合うと「選手としての(金を背負って走っている)責任感」が少しでも芽生えるだろうし。一昨日の花月園では、目の前で2レース連続の大量落車。場内はかなり険悪な空気に包まれ、ワタクシもバンク内に向けて「簡単に落ちるようなヤツはやめちまえ!」「客をなんだと思ってるんだ!」と叫んでまいりました。ふんとにもう。

 船橋オート・G1黒潮杯は地元・永井大介が1周回、根性の3角差しで対抗の有吉をとらえて勝ちきり。確かに最近は池田政和に負けず劣らす(池田は波がありすぎ)の格となってきた永井。G1奪取は7個目で、「SGを獲れないのが不思議」と言われているが、私見ではまだしばらくSGは獲れないような気がする。何というか、メンタル面が弱そうでねぇ。なので、どんなに好調でも当面SG優勝戦では買いません。

 ともかく、駐禁摘発新制度については、全国のドライバーが摘発されるたびにゴネにゴネて「裁判だ!」というところまでもっていき、機能を完全にマヒさせるしかないでしょう。あとはとりあえず、視認されてからステッカーの発行・貼付(この時点でアウト)までに5分ぐらいかかるらしいので、物陰で見ていて、貼られる寸前に「おっとごめんよ〜」と現れる、というイヤガラセをばんばんやろうと思っております。がんばろー!

==========
6月1日(木)はココで勝負!

【大津びわこ 11R 青龍賞】
←6渡邉一成−3伏見俊昭−9岡部芳幸−7有坂直樹
 4平原康多−8手島慶介−2兵藤一也
 1山崎芳仁−5佐藤慎太郎

 買わないで予想だけ…なので、ひょっとして当たるかも(苦笑)。しかし…福島5人! 渡辺が逃げて山崎は捲りか。穴で平原のアタマも考えたいが、簡単には捲れないだろうし、伏見−岡部に先捲りされればどうにもならない。予想もしたくない、というか、どうなるのか見るだけでいい、という感じ。

【大津びわこ 12R 白虎賞】
←1加藤慎平−7山口富生−4濱口高彰−8有賀高士
 5小野俊之−9合志正臣
 3小倉竜二
 2市田佳寿浩−6澤田義和

 こちらは打って変わって先行型不在。なんだろうねこの差は。でもこちらの方が打つ気にはなる。自力を持つ市田が完全に有利で、早めに踏めば番手・澤田の突き抜けも。加藤はこのところ調子イマイチで割引き。小野も復調まではまだまだ。単騎の小倉を穴で考えたいが手首のケガが残っているらしく、ハンドル投げに影響ありそうで。

2車単 2=6 2−7 267−3
【2006.06.01 Thursday 11:43】 author : TOM | - | comments(1) | trackbacks(0) |
CALENDAR
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
<< June 2006 >>
RECOMMEND
Apple iTunes Music プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]
Apple iTunes Music プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]

NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
  • 公営レース賛成派(当ブログの本体)
PROFILE
SEARCH
PAGETOP