公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
なぜだ!? 上瀧
 会社の決算書類もようやくまとまり、「週間レース」誌の原稿も入稿してとりあえずはホッ。明日は立川の国際競輪最終日でも、と番組を見ると、決勝はなんと外人が一人だけ。しかも一番弱そうなマレーシア人。これじゃ面白くないか…どうしよ。

 19時過ぎに帰宅し、若松を打つ。11R、私的に「現在最もインで信頼できる男」原田幸哉の1号艇をしっかり取り(2号艇・智也がトンでくれたおかげでまあまあの配当)、最終12Rでちょっと増やすか…というところ。2号艇・上瀧がスタ展ではおとなしく2コース。1号艇・辻が不調だけに、差しても捲っても突き抜けるとみて上瀧のアタマで辻の2着残りと外枠勢のカラミを少々。そしたら本番で信じられないことが。何と上瀧、進入で回りなおして6コース! ワケワカランヨ… 確かにSも早く、追いアシも鋭く、2着に食い込んだものの、6コースじゃアタマはないわなぁ。なぜ艇界屈指のイン屋がかようなことを? こんなの競輪の大量落車同様、予測するなんてほぼムリ。非常〜〜〜に釈然としないんですが。上瀧ぃ、納得のいく説明を聞かせてくれ。

 明後日はもう隅田川花火。花火の真ん前に位置する拙宅には毎年多数のお客が集まって賑わうのだが、今年は天気が不安で。今のところの予報では土曜は曇り雨で降水率60。土曜がダメなら日曜に延期になるわけだが、それじゃみんな心おきなく呑めないしねぇ。とりあえず土曜は雨でも集まっていただいて、宴会だけでもやりたいと思うのだ。
【2006.07.27 Thursday 22:13】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
人生は種銭稼いではしご打ち
 函館で稼いだ銭を近場の川崎でキレイに使い果たしてしまったTOMです。川崎のボックス席、なかなか快適でありました。一つしかない、という最大人数(9名)用だったのだが、他のボックスがきちんとパーテーションで仕切られているのに対し、こちらは何の仕切りもない、一番はじっこのスペース。いかにも「場所が余ったので作りました」という感じ(実際、特観入り口に張ってある「ボックス席案内図」にも我が11番ボックスは書かれていなかった…)しかし、他にはない4人用ソファー(他室は全てイス席)などもあり、くつろぎ感は満点。参加者が皆、大量の酒・ツマミを差し入れてくれたこともあり、酒も入ってほろ酔い気分になる頃には何やら自宅の居間でワイワイやりながら打っているような心地よい気分に。あれはハマります。また9月ぐらいにやろうかな。そんな9人向けボックス席の料金は格安の¥6500。聞いたところでは、大井にはフルコース料理つきで一部屋6万円だかというバブリーなパーティールームがあるらしいが、あまり興味が湧かない。大衆ギャンブル場としては9〜10人ぐらい集まれて室料1万円未満、が適性なのではないでしょうか。桐生競艇にはお座敷のボックスがあるそうで、こちらも近日中に家族連れで訪問したい。

 本日からは若松でナイターSGとなるオーシャンカップ。最近は完全に競輪中心だった私のバクチ事情でしたが、久々に舟ざんまいの一週間を送りますか。ちょっと前に当欄読者の方から「もう競艇はやらないのですか?」というメールをいただいたが、もちろんやりますとも! 元々ワタクシの場合、打つ競技には波があって、毎日公営4競技全てチェックしたり打ったりしているわけではなく(当たり前だ)、今はコレだな、というものに1週間〜2ヶ月ぐらいのスパンで入れ込む、と。で、ちょっと飽きたり打ち疲れたりすると「久々にアッチをやってみっか」とばかりに他競技に突っ込み始める。そんなこんなで4競技を行ったり来たりして人生を終えるのでしょう(苦笑)。だから、私にとって豊かな人生を送るためには3競オート全てがいつでも「いらっしゃ〜い」と開催されている状況が不可欠で、そのために存続運動をやっているようなもの。そこんとこヨロシク。

 それにしても、いくら競艇から意識が離れていたとはいえ、一昨日で終わった津・女子リーグを6日間1秒たりとも観なかったよ。イカンイカン。ちなみに優勝は浅田千亜希でした。次回・宮島は29日から。SGの裏番組だが、忘れた前回の分も打つぞ。


■烏賊様レース:今年も白熱!−−下風呂漁港/青森

 風間浦村特産のイカを使った恒例イベント「元祖・烏賊様(いかさま)レース」が、今年も下風呂漁港特設コースで始まった。
 活イカ1匹を500〜600円で購入して、馬主ならぬ「イカ主」となり、一周約20メートルの六つに仕切られた水槽のコースを泳がせてタイムを競う。見物客も、のしイカを100円で購入して、連勝複式で予想。優勝したイカ主と、予想が当たった見物客には特産品セットが贈られる。
 開催初日には、村立下風呂小学校の児童約35人が招待され、レースに参加した。中央競馬さながらファンファーレに導かれて、バケツに入ったイカが入場。一斉にスタートしたイカにムチを当てながら、子供たちが懸命に追っていた=写真。
 レースは10月28日までの毎週金、土曜の午後5時から開催(夏休み期間の8月20日までは毎日開催)。
 問い合わせは村活イカ備蓄センター(0175・36・2112)。
(2006.07.24 毎日新聞)

→以前から話には聞いていて、一度は観戦、いや、参加をしてみたいイカサマレース。500円でイカ主だからね。負けたらその場でお刺身にしちゃえばいいし(笑)。ちなみに青森県風間浦村の所在は下北半島の一番北側で、あのマグロで有名な大間町の隣。例えば北海道に行くついでに…という場所でもないのだよなぁ。

 ところで、以前から「本日はココで勝負!」とやっていた予想コーナーは今後「賛成派掲示板」の方でやることにしますのでよろしくお願いします。アクセス増激しい当ブログに比べて、掲示板がちょっと寂しいもので。皆様の予想もばんばん書き込んでいただけると嬉しいっす。目指せ! 日本一の素人予想掲示板(笑)。
【2006.07.25 Tuesday 11:22】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
7/23 タイトルなし
 昨日は仕事を届けにきた部下のK藤を引き連れて土用の鰻を喰いに近所の銘店(最近マスコミに載りだして混んできた…)へ。焼き鳥と重箱で純米酒(「牧水」)など一杯やった後、そのまま自宅へ移って函館CS観戦。

 決勝は市田−佐藤でしっかり本線ゲット。それにしても稲垣の自殺っぽい先行には疑問が残る。まぁ「流している間もなかった」ということなのかもしれないが。でも、佐藤・稲垣で叩き合っていたら市田−?になっていただろうから、まいっか。

 本日これからは、内馬場で夏祭りも催されているという川崎競馬場へ。丑の日に馬、というのもオツなもの。
【2006.07.23 Sunday 12:42】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
山奥にお客がいっぱい!
 いや〜、昨日は話疲れた。訪問したサテライト水戸は、水戸インターから車で15分、水戸駅からはバスで40分という山の中。『週間レース』編集長氏からも「あそこは熱心なことで有名で…」と聞かされてはいたが、平日だというのに昼間(前橋ヒラを発売)からかなりの客の入り。函館サマーナイトが始まる時間になると更に混み始め、広い場内の人口密度は土日のラ・ピスタ新橋クラス、のアツさだ。

 当初お誘いのメールをいただき、場内でもお話いただいた担当氏がこれまたアツい方で、なんでも全国サテライトの横のつながりの中でもかなりの「武闘派」的存在なんだそう。役人が動かす競輪事業の矛盾点、管理施行者との数々の軋轢…といったカタめの話から、「こんなイベントをやれば面白いのでは」といったレジャー的視点の話まで意見交換(後半お互いに馴染んでからは単なる雑談)をすること延々4時間。お別れした後、混雑する場内を再度見回し(車券も買って)「こんな立地条件の悪い田舎にこれだけ人が集まる。やはり運営者が熱心に・正しい営業をすれば競輪にもまだまだ客が集まるものなのだなぁ」と実感。

 私が構想する「公営競技連絡会のようなもの」(施行・選手・場管理者・客、それぞれの立場で公営競技存続に情熱を持つ人々が連携し、上部団体や業界全体に影響力・発言力を持つ団体)の話をすると、全国サテライトに声をかけ全面支援のお約束。民間企業の方はお話が早い。加えて、私自身がこちらのイベント等に企画・出演などで参加させていただくことにもなりそうで、公営競技ライターとしては面白い展開にワクワク。具体的なイベント企画書を作らないと。

 今夜のサマーナイト優勝戦は…うーん、佐藤の後ろが山崎と兵藤で競りか。ならば市田から。それにしても山崎は、昨日の新聞コメントでも「寛仁決勝は岡部さんの動きが…」だと。まーだ言うか!? しつこいと嫌われるよ。

 そして明日・土用の丑の日は、川崎競馬場の新設されたグループ用ボックス席(9人用)をおさえ大宴会…あ、いや、久々にバクチ三昧の予定。「佐々木の予想」よりも頼りになる地方競馬の大師匠・Landslider氏も参戦されるので酔っ払っても安心だネ! こちらの利用感などもまたご報告いたします。

■富山競輪場:生ビールを販売 きょうから1人1杯 

 富山市は、富山競輪場(同市岩瀬池田町)で21日から、入場客に生ビールの販売を始める。富山ライトレール利用者などに1人1杯ずつ限定。市は「ファンへのサービス充実に加え、ライトレールの利用増にもつながれば」と話している。
 市公営競技事務所によると、富山競輪場は1951年開設。当初は場内で酒類を販売していたが、1964年に旧通産省が競輪場での酒類販売を禁止する通達を出したことから、中止した。
 同通達は01年、規制緩和の流れに伴い経済産業省が廃止。市は富山北署や自治会と協議を重ね、販売実施計画を同省に提出することになった。
 富山ライトレールや無料バスで来場したうちの希望者に「酒類チケット」を1人1枚発行。希望者は、場内の食堂や売店にチケットを渡し、生ビールを購入する。
 販売期間は21日(函館ナイター競輪場外開催)から、9月29日(市主催第10回競輪6日目)まで。時間は日中の開催時が開門〜午後3時、ナイター時は開門〜午後7時。問い合わせは、市公営企業事務所(076・443・2074)。
(2006.07.21 毎日新聞)

→一人一杯……確か川崎あたりでも売り出した当初は入場門でチケットを配っていたが、すぐ有名無実化して、売店ではチケット無しで何杯でも買えるようになったもんな。ま、最初のポーズだけでしょう。だいたい、酒なんてそんな規制の中で飲んだって美味しくないしネ。このままの勢いで日本酒も置いていただきたい。富山といえば銘酒どころ。立山、満寿泉、幻の瀧…あああヨダレが。昨日の水戸サテライトの最大の悩みは「酒が売れない」(来場者のほとんどが自家用車)という点だそうで、なにか解決法はないものだろうか?
【2006.07.22 Saturday 09:14】 author : TOM | - | comments(1) | trackbacks(0) |
え、なくなっちゃうんですかぁ?
 昨日の川口キューポラ優勝戦青木ハルチカが師匠・中田の援護もあって見事な優勝。デビュー3年目にしてG1制覇はさすがと言うべきか。実況の堂前アナがやたらと「世界の青木!」を連発するのにはちょっと違和感があったが。だって、もう世界のステージを捨てて、食うために賞金稼ぎの道を選んだわけで、本人だって「食えるんならずっとロードで走りたかった」と思っている部分もあるんだろうしね。ともあれ、この前の川口取材の折にも、CS中継の席上、そして施行さんからも「人気復活のためにはスターが欲しい」旨の発言があった。ハルチカ選手にはオートの広告塔としての役割もキチンと果たしていただきたい。

 そして川崎国際は逃げ体勢に入る小嶋を、ボスがHS発進〜2角で完全に抑えきる。最後は一時離れた番手・エスクレドが差してエスクレド−ボス−小嶋で決着。ボスのHSでのスーパーダッシュには、隣で一緒に観ていた嫁も「早っ!」と絶句しておりましたとさ。

 昨日も書いた、川崎二日目にコバケン氏のもとを訪問した際の話。レースの合間にちょこちょこと話をしていたのだが、そこに加わってきたアナウンサーの女性。コバケンさんが私のことを「公営レースがなくならないように色々やってる方で」と紹介していただくと、「ええ〜〜、なくなっちゃうんですかぁぁ」というリアクション。思わずつられた私も「なくなっちゃうんですよぉぉ、このままだと」とお返事。一年中放送ブースで仕事をされている方々は「危機意識」以前の問題で、ソッチの方にはアタマすらいってないものなのだなぁ、と痛感。

 明日は茨城のサテライト水戸へお邪魔して運営(民間会社)の方々との意見交換。終了後はそのまま函館G2を打ってくる予定っす。


■ディープ、日本馬初の首位 世界の競走馬ランキング

 日本中央競馬会(JRA)は20日、国際競馬統括機関連盟(IFHA)による「トップ50ワールドリーディングホース」を発表し、昨年の3冠馬で、今年の宝塚記念などを制したディープインパクトが日本馬として初の首位に立った。
 1位タイに外国馬のハリケーンラン、シロッコがランクされている。
 今回の発表は今年1月1日から7月10日までに開催された世界の主要レースが対象。ディープインパクトは前回発表では3位だった。
 ディープインパクトは10月1日に行われるフランスG1の凱旋門賞に出走する予定。
(2006.07.20 共同通信)

→ランキング上は「世界一の馬」になったワケね。果たして凱旋門は勝てるのだろーか。ランキング1位が3連単にも絡まなかったらちょっと寂しい。ところでフランスでは3連単あるのか? なんとか馬券を買いたいものだが、場外売らないか? JRA。
【2006.07.20 Thursday 14:28】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
長雨、ド本命連発…ああうっとうしい
 昨夜はお足元の悪い中を川崎ナイターへ。
国際準決はどれもがド本命筋で、2車単は210円・210円・200円。
さすがにこれじゃ勝てない…。

 客席においても国際競輪の不評度はすさまじく、予想屋さんも半ばなげやりな口調で「こんなの穴なんかないんだよねー」と吐き捨てる。いまだに裏では外人選手(賭博の駒としての意識が薄い)による八百長まがいのレースの存在も噂され、この先開催してもプラスはなさそうな国際競輪。「競輪をKEIRINに」という当初の目的は達したんだし、もう閉じてもいいのでは?

 5R終了後に放送スタジオにお邪魔して解説のコバケンさんこと木庭賢也氏と初対面・初歓談。近日中にじっくりお話を、ということに。解説者でブログ展開をされている方はまだ珍しく、最近は普段からよくこうしてブログユーザーのお客たちと会ったりされているらしい。「時間は取られるけど、面白いですよ」とのこと。

 さて、今日は雨の川口キューポラ決勝と川崎国際決勝。川口は超優勝候補・岡部が昨日の反妨で失権。冠の日刊スポーツ紙面では「青木ハルチカ初タイトルだ!」となっているが、個人的には二日目の川口取材で楽しく言葉を交わさせていただいたミッキー御大を応援したい。あのベーゴマの糸を巻く手つきの速さったら。

 昼間、仕事場にいたら突然永倉選手からお電話。なんでも同県の若手選手が、斡旋されている広島競輪の昨日5Rで失格をくらったらしい。しかも最重罪のうちに入る「敢闘精神欠如(追走義務違反)」。さっそくネットダイジェストで観たが確かにありゃヒドイ。打鐘で3番手以降が過度の牽制のあげく、前で逃げ体勢に入った2車がブッちぎってそのまんま。懲罰は「同場では」向こう一年の斡旋停止(ま、47場あるんだし、これは大したことない)。更にこの後懲罰委員会のようなもの(斡旋規制委員会)にかけられ…ということらしい。

やった本人は仕方ないとして、永倉さんの立場では、その選手に事情を聞いたり、心のケアまでしなくてはならないそうだ。…大変だなぁぁ

【2006.07.19 Wednesday 11:07】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
同じ競馬なのにねぇ…
 今週のバクチ業界最大の話題はなんといっても「6億円の1歳牝馬」だったわけですが、中央の成金馬主さんたちよぉ、そんなに金が余ってるんなら地方競馬に少しでも投資してやってくれや、と叫びたくなる地方の惨状。そんな地方競馬のお話を数時間にわたって繰り広げた「公営レースG7」最新号は近日公開! …と、予告をしておいて。なんだかんだでその地方競馬のニュースが多かった今週。

■岩手競馬 売り上げ目標36億円減 再建計画見直し素案

 岩手県競馬組合(管理者・増田寛也知事)は、経営再建論議の焦点になっている再建計画見直しの素案をまとめた。本年度売り上げ目標を36億円下方修正して290億円に設定。賞金額削減など一層のコスト削減策を盛り込んだ。

 組合は今月中にも開く組合議会で承認を得たい考えだが、下方修正に見合ったコスト削減は提示しきれず、資産売却が進まなければ当面の単年度赤字は不可避の情勢だ。
 再建計画見直しは、関連予算を審議した岩手県議会が「第一・四半期をめどに(実行可能な)新たな計画を策定してほしい」と意見を付けたことに対応して進めてきた。

 三連複・三連単馬券の導入やインターネット馬券販売の開始などで増収を見込み、326億円とした当初計画について、見直しでは「岩手商圏内での購買力が低下しており、自場発売の大幅な増加は期待しがたいという判断に改めるべき」と、結論付けた。

 第一・四半期の売り上げが計画比90%にとどまっていることを受け、本年度の馬券販売額を290億円に下方修正。来年度についても当初計画比70億円減の292億円とした。

 売り上げ減に対応したコスト削減策は、(1)賞金額の削減(2)ボーナスの削減や人員の縮減(3)走路維持管理費などの見直し―などを明記。削減効果については本年度は約1億円と試算するにとどまった。来年度は13億8000万円を見込んだが、売り上げ減に見合う額にはなっていない。
 資産売却が進まないと、本年度と来年度が赤字になるのは必至。約290億円に上る累積債務の返済計画も影響を受けることになる。
 現行の盛岡と水沢の2場体制については、1場にすれば開催日数の縮減により売り上げが減少するとして、現状通りの2場体制維持を貫く方針。
(2006.07.14 河北新報)

→伝え聞いたところによれば「経営的には今日潰れてもおかしくない」という岩手競馬。今夏の職員ボーナスもほぼナシ、だそう。そこまでやって、なおかつ目標を下方修正…もうハッキリ言って厳しいだろう。経費削減を中心に考えざるを得ないのはわかるが「岩手商圏内での購買力が低下」しているのが最大問題なのだから(地方競馬は場外・電投・ネット投票がどうとかの問題ではなく、地元の購買力が下がるとアウトだ)、地元向けの宣伝予算は削ってはならないと思うのだが。お金のかからない範囲での「競馬場のアミューズメント化とそれに伴う宣伝」など、行われているのだろうか? とにかく、いくらYAHOO!がネットライヴをやってくれようとも、地元でより強力な普及策を講じないことには先行きは暗い。

■ばん馬にけられ男性厩務員死亡…北海道・岩見沢競馬場

 ばんえい競馬が開催中の北海道岩見沢市の岩見沢競馬場で、男性厩務(きゅうむ)員(74)が、ばん馬にけられるなどして死亡していたことが12日、分かった。

 北海道市営競馬組合などによると、1日午後4時40分ごろ、競馬場近くの厩舎で、デビュー前の2歳の新馬が突然暴れ出した。乗馬していた厩務員は落馬、馬に頭をけられたり踏まれたりして、脳内出血のため死亡した。

 同組合は遺族の意向などもあり、公表していなかった。
(2006.07.12 読売新聞)

→ばん馬に蹴られ…うわぁ、それは痛そうだ。ご冥福をお祈りしたい。

■優勝馬間近に「興奮した」 笠松競馬でファン投票レース

 経営再建中の笠松競馬が売り上げ振興を狙って新設した、ファン投票によって出走馬を決定する重賞レース「オッズパークファンセレクションイン笠松」が7日、同競馬場で行われた。

 当日はファン投票に参加したファンから抽選で選ばれた29人が特別観覧席に招待され、表彰式に参加。その中から選ばれた3人は、優勝馬の口取り式に騎手や調教師らと一緒に手綱を手に取って参加した。

 この日の売り上げは1億1100万円余り。重賞のなかった前年同時期の開催最終日と比べて、16%も増えた。

 口取り式に参加した瑞浪市の会社員安藤広樹さん(20)は「レース直後で首筋に血管が浮き出ている競走馬の近くに立てて、興奮した」と、喜んでいた。
(2006.07.08 中日新聞)

→今回の「G7」で、地方競馬普及策の一つとして「ファンが馬やレースをより身近に感じるようなイベント・企画」というのが上がったが、昨年実行された安価での馬主制度をはじめ、この手の企画に積極的な笠松。「ファン」「馬」「レース場」「厩舎」などを絡めればまだまだ多くの企画の可能性があると思うので今後も期待したい。

 
 明日・日曜は川口オート・キューポラ杯に参戦&取材予定。またまた永倉選手の追っかけで、CS中継放送に競輪選手代表としてゲスト出演、予想までされるのだそう。そういや、今まで書いていなかったが、永倉選手は自身も全競技打ち(もちろん競輪以外)というギャンブル好きで、競輪選手がどのようにオートの予想をするのか、というのも非常に興味あるところ。皆様もぜひCS、もしくはネットライヴでご覧を。出演時間帯以外には、客席で「ベーゴマ大会」の講師をされるそうで。これには篠崎実、森且之の両選手も参加するようで、オートファンにも競輪ファンにも楽しげな感じ。こちらもお楽しみに。

 レース場でのライヴといえば、最近は競艇場を中心にお笑い系の出演が花盛り。今月末の若松・オーシャンカップのお笑いライヴでは、今や人気絶頂の「小梅太夫」「桜塚やっくん」が共に出演予定。この組み合わせは…見てぇ〜! 特にやっくん。『エンタの神様』などでの芸風は、客の婦女子を指名して紙芝居の合いの手を取らせる、といったものだが、レース場では客のオヤジを相手に指名するのだろうか? それが見たい。

 この週末の競輪は弥彦記念。私的には本日・準決勝からの参戦で、10R・小橋−榊枝の2車単24倍を取って結構プラスになった後の11R、矢口の逃げで藤原−阿部康がバカ売れしていたものの、矢口が早逃げして藤原が早めに出る展開になれば、先日の川崎以来まだ調子自体はイマイチとみる藤原、そして直線長い弥彦だけに3番手・阿部の突き抜け。別線3番手を選択した渡辺晴智が切り替えて阿部−晴智になりそうだ、と思い、その7−1(40倍見当)を大量購入。結果は…あと10メートルあればそうなってたかも、の2着3着(藤原が1着で2車単は十分の一の400円)。それでもやはり藤原の脚色自体は良くは見えない…これが地元パワーというやつか。そして明日の決勝には地元の主力3人が揃って進出。さて、どうなるか。

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7月16日(日)はココで勝負!

【弥彦11R 決勝】
←6高峰賢治−2藤原憲征−9小橋正義−5阿部康雄
 8岡村潤−3渡邉晴智−7佐藤慎太郎−4俵信之
 1榊枝輝文

 前回の松阪記念決勝に続いてまたわけのわからない並びが出現。ついに地域重視ライン戦の崩壊が始まったか!? 地元新潟3人衆を引っ張る高峰(山梨)は「お世話になってるし、地元を引っ張りたい」とコメント。そして佐藤・榊枝の福島二人は、同門というのに別線だ。これは佐藤が榊枝の後ろを嫌ったのか、榊枝が積極的に単騎を選択したのか…は定かではない。ともあれ、地元勢の後ろ・6番手から捲るのはさすがにキツイと思う岡村も積極的に逃げそうで、展開は早そう。となれば、最終的に自力で捲り追い込める脚を持っている選手が有利で、やはり調子が悪いなりに地元パワーのオーラを感じさせる藤原がメインか。小橋よりも、阿部が今回の調子から言ってもこの位置なのはもったいない…あぁもったいない。

2車単 2=9 2−5 2−3 2−1 3−7 穴9=1
【2006.07.15 Saturday 23:58】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
根城は埼玉、に決定!
 しばらくぶりでございます。いや〜、この一週間の濃かったこと。まぁ、今までの人生でも、やはり何かを新しく始める時というのは自分が積極的に動けば動くほど恐るべき勢いで物事や人脈が積み重なってゆくもので。『週間レース』での連載開始をきっかけに数々の方々(選手、施行さん、客側の論客、レース系メディアの方…etc)とお知り合いになり、毎日のようにお話をし、酒を飲み…という日々を繰り返すのは面白くもあるのだが、そんな状態では文章を書いている時間がなくなり、ライターとしてはまさに本末転倒。色々お声をかけていただけるのは有難いが、書く時間もちゃんと取らないとネ、と自分を戒めております。

 そんな中、大きな収穫もありまして、今回お知り合いになった中でも一番の大物(?)、埼玉の永倉通夫選手(6月21日ブログ参照)とすっかり意気投合し、今後の更なる連携をお約束…どころか、ワタクシしばらく「永倉番」として張り付かせていただき、彼を中心とした「公営競技・最後の10年(おい)」を、単行本化を最終目標に執筆に入ることを決めました。競輪では借り上げ施行者が次々と離脱し、逆に川口オートは県が離れ市開催で一本化の流れ、戸田競艇もさすがの昨今の売上減で競艇選手会の中にも危機意識が芽生え始めている模様…という、埼玉公営競技界という土壌自体に昨今の業界事情の縮図的なものが見て取れ、舞台としてはうってつけ、という判断。てなわけで、しばらく公営ライターとしての活動の本拠は埼玉に。当ブログでの日記も、必然的にそのあたりの話が多くなるものと思われます。

 さて、そんな流れの中で、先週金曜はその永倉選手も斡旋されていた大宮F1最終日に参戦。最終日なので例によって場内では埼玉選手会によるイベントが。また自転車解体ショーか? と思いきや、今回はなんと「ウナギつかみ」。選手と参加客がヨーイドンでボールの中のウナギを手づかみし、別の器に移す競争をすると。んなもん、誰が考えたんだ(笑)。イベント開始前に試しにやらせていただく。実は昔、グルメ記者時代に某老舗鰻屋の大将に教わったことがあり、ウナ公は片手で首根っこを押さえつけると大抵おとなしくなるわけだ。しかし、イベントが始まると選手も参加客もとにかく力技で、ウナギは飛びまくるわ、歓声はあがるわでもう大変。…なんだ、よく考えたら結構盛り上がってんじゃん。まぁとにかく、大宮・西武園の各開催最終日には本場へお越しください。色々やってます。

 最近はバクチ的にも競輪が中心となっている自分。なぜか? と自問自答してみると、やはり3連単を全く買わなくなったことが大きい。「やめよう」と思ってからもしばらくはたまに買ったりしていたのだが、このところは全くのゼロ。そうするとね、結構「負けない」んですよ。このところ、行く度に「悪くてもトントン〜ちょい勝ち。たまに大勝ち」といった成績で、自分的にも完全に競輪が好きになっている今日この頃。そのあたりの細かい分析を含め、次々回(第5回)の週間レース連載では「3連単の功罪(主に「罪」のほう)」について書きたいと思っております。3連単について思うところのある方はコメント・メールをぜひ。いただいた方にはレース場でお会いした際にホッピーぐらいご馳走させていただきます。

 世間では…いや、世界では、隣のヤクザモン国家がいきなりミサイル撃って逆ギレしたり、蹴球の英雄が世界中の見つめる引退戦でなぜか相手選手をヘディングして退場くらったり(引退レースで思いっきり失格だった滋賀・内林久徳とかなりオーバーラップしましたが・笑)と大騒ぎしておりますが、そんな盛り上がりをよそに、いよいよ各方面から面白い動きが出てきたジャパニーズ公営競技界の最新ニュースをば。

■山陽で選手とファンの「フィーリングカップル」 
山口県の山陽オートでは8月20日(日)に「2006山陽オートファン感謝デー」を開催するが、そのなかで、選手と女性ファンによる懐かしの(?)「フィーリングカップル5vs5」を実施する。現在、以下の要領で参加者を募集中だ。

《参加予定選手》
イケメン?選手5名
《募集人数》
女性限定5名
《応募条件》
18歳以上の女性で、山陽オートで開催するファン感謝デーに必ず参加できる方
《応募方法》
応募用紙(山陽オートホームページに掲載)に必要事項を記入し、応募者本人の写真を貼り付け封書で応募
《締切》
平成18年7月31日必着
《出場特典》
見事選手とカップルになられた場合は、ファン感謝デーで終日選手とデート。飯塚ダイヤモンドツアーにも同行可能。
(週間レース 7月20日号)

→いやはや、なんとも物凄いことを実行するもんだ。週間レース誌の記者さんの筆致にも、どこか投げやりというか、「え、マジ? うわぁ…」という意思が感じられるこの告知(特に「イケメン?選手5名」のハテナマークには笑わせていただいた)。ついに客寄せのためには手段を選ばず、選手をファン側に差し出してしまいました。実行にあたり、選手側をどうやって説得したんだろ? そして、応募してきた女性に対する審査はいかように? と、興味は尽きない。私も常々、女性客を呼びたいなら回りくどい宣伝をするより、場内に若手イケメン選手を集めたホストクラブでも作ればいい、と思っていたが、それをいきなり飛び越えたね、これは。なにせ「終日デート」付きだからね! いやはや…できれば美男美女のカップルができることを願うばかりであります(笑)。山陽ホームページではぜひ結果も発表してね(もちろん写真付きで)。ちょっと昔では考えることすらできなかったこの企画。個人的には他競技・他場でもばんばんマネしていただきたい。ある意味「レース場アミューズメント化」の最高峰的企画と言えると思うぞ。


 本日は他にも書くべきニュースが溜まっていたのだが、この件があまりにも凄くてドーパミンを使い果たしてしまったので、他ニュースは明日以降。

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7月12日(水)はココで勝負!

【松阪11R 決勝】
←8北津留翼−4加倉正義−9前田新
 2井上昌己−1加藤慎平−6松岡彰洋
 5新田康仁−3神山雄一郎−7大薗宏

 東日本はまぁいいとして、西勢の並びが誠に不可解。九州3人ライン(この場合8−2−4かな)が当然だと思うのだが…。「KEIRINメルマガ」が詳細情報をアップしてくれたので引用。

『では、なぜこの並びになったのか。当初は九州勢が3車結束かと思われたが、松岡が「初日も先行して、今日もかなりキツい番手捲りだったから、脚に余裕がない」とのことで加藤マークを表明。松岡に任される形となった加藤が「このメンバーで自力では難しい」ということで「松岡さんが付いてくれるし、勝負権のある位置から」と九州分断を匂わせるコメントを出したことで事態は急転した。このコメントを聞いた九州勢は緊急会議を開き、これにかなりの時間を要す。そして出された答えが「北津留−井上−加倉でも、北津留−加倉−井上でも、どっちの場合でも慎平が井上のところで勝負するみたいだし、そうなると井上に勝負権が無くなってしまう。だったら、ここは割り切って九州別線にして、北津留−加倉の福岡で並んで、井上が自力勝負した方が全員にチャンスがある。本当は悔しいけどね(加倉)」、「どう並んでも加藤さんが僕のところに来るみたいなので、だったら割り切って九州別線で自力勝負します(井上)」ということで並びが決まった』

 ふむ、そういうことか。それならゴチャゴチャやってる西勢を尻目に新田が持ち前の小ズルイ競争で本領発揮、で買いたい。もちろん新田が全力逃げ体勢に入るはずもなく、神山は差せない…どころか、新田がトリッキーな動きをすれば千切れるかも。

 てなわけで、新田から手広く…が結論。北津留がブン逃げした場合(しないような気はするが)の加倉を考えると、新田と同居の4枠がメインか。

2枠単 4−1 4−6 
おさえ2車単 5−3




【2006.07.12 Wednesday 01:10】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
前橋はいろいろアツかった
 浅草の自宅から前橋ドームまで、ドア・トゥ・ドアで行きが1時間半、帰りは1時間45分。新幹線って偉大だなー、と思った昨日。でも帰りの新幹線では麦酒を呑み始めたと思ったらあっというまに上野到着で、もっと旅気分も味わいたかったな、とも。こりゃ再来週の弥彦記念も日帰りで行ったろうかい。ともかく昨夜は、群馬遠征といえば土産はコレでしょ! という定番中の定番、高崎・だるま弁当と横川・峠の釜めしを酒のつまみに一気食いして早々に寝ちまいました。



親王牌決勝は最終HSで早々に海老根を捨てた地元・手島の自力捲りで番手の後閑信一が差して優勝。2車単の7−2はスジで4000円ポッキリという好配当。これはさすがに買えなかった。だいたい、今回はさんざん予告していた通り、岡部芳幸の車券を買いに行っていたのでね。ドームに到着したのが5R発売中ぐらいだったのだが、決勝直前に迷ったりするのもイヤだし…と、到着直後にまずコレ↓を先に買ってしまうという気合の入り方。



 まぁ、こういう行き過ぎた思い入れがある車券ってのは今までの人生、たいてい当たらないのだが。それでも私は見たかった。岡部が自力で捲って佐藤慎太郎に勝つのを。そして微差2着に敗れてホゾを噛む慎太郎の顔を。

 展開は赤板で山崎が海老根を抑えて先行。バックから渡部が捲って、岡部はそこからやや離れ気味の3番手。3角で山崎ラインが外に膨れたところを岡部がインにもぐりこみ、HSでは先行の形に。ここで山崎が失速し、慎太郎も岡部に切り替えることはできない。HSでまだ発進しない海老根を捨てた手島が自力発進し、2角で渡部、3角で岡部を捲りきって群馬ワンツー、という具合。

 帰路のバスの中ではオジサマ方の愚痴が飛び交う。「なんだ、あの岡部って野郎は」「佐藤と仲悪いんだろ。これでますます悪くなるな」「もう移籍だろ、移籍」…というありさま。私も終わってまで必要以上に岡部の擁護をするつもりはないが、まぁ一般的にはそう見えても仕方がないのかな、とは思う。客席でも「あんなことするんなら最初から(福島の)3番手にいりゃいいんだ」という声が多かったが、でもそれは違う。福島3番手にはいればあくまで今まで同様に自力では動けぬ「3番手飼い殺し」だ。それがイヤで自力を選択したのだから、展開の中でたまたま福島勢と近い位置にいたからといって「3番手と同じ」ということにはならない。今、VTRを見てみると、追走していた渡部が山崎を捲りきれないと見るや瞬時に内に入った判断は素晴らしいし、「海老根を捨てた」手島の判断に結果で負けたということだ

 哀しかったのは、「情報が行き届いていない」というか、場内でも若い層を中心に、岡部が今回自力を選択したに至るまでの経緯・状況があまりにも知られていなかったこと。決勝選手セレモニーでも岡部に対し「おかべー、それでいいのか!?(同県を裏切るとは、という非難の口調)」といった類の罵声が多く飛んでいた。私もそれに負けない大声で「岡部!応援してるぞ、頑張れよ!」と叫びまくりましたがね。

 まぁ、競輪・競輪道に対する思いは人それぞれで、今回の岡部の事情を知っていて「だからキライ」という人もいるのだろう。それは全然構わない。だが、できればもっと情報を充実させて、多くの人が事情を知った上で車券を買っていれば、もっと…なんというか、全体的に盛り上がっただろうにな、と思う。自分の好き嫌いはどうあれ、今回の「遺恨・闘争」的なものはエンターテイメント的には大変面白いし、最近競輪でこういう「事件勃発!」みたいなのないじゃないですか(小野vs吉岡・荒井が最後かな?)。

 帰りに購入した『内外タイムス』紙(内容はバクチと風俗とプロレス。うーんオトコの新聞だ)では「福島分裂 佐藤慎との確執表面化」とまで書いているというのに、



例えば昨日・今日の『日刊スポーツ』では確執のカの字もなく、逆に「3着佐藤さばさば」と題し「(岡部さんとは)別線。お互い力を出し切った。競争は人が走るものだからいろいろある」という、今までの経緯を考えるとちょっとそれはキレイごとだろ、と言いたくなるコメントを掲載している。



メジャーなメディアがこれだからダメなのだ。「遺恨対決だ!」と騒ぎ立てる方が面白いし、競輪自体も盛り上がると思う。レース部記者の皆さん、もっと公営レースで騒いでくださいな。まぁ、あんまりプロレスみたく憶測記事ばっかりだとマズイので、キチンとした取材活動の成果としてね。もっと言えば『プロスポーツ』紙なんか、競輪専門メディアのトップなんだから、このあたりの詳細は特集組んでもいいぐらいだと思うぞ。あと、TV解説者諸氏にも、こういう裏事情などをばんばんしゃべっていただきたい。一般客と違って裏方に出入りすることのできる方々の役割はまさにそこにあるのだが。

 …そんな福島勢は開催終了後の帰路も佐藤・山崎は東北線、岡部は常磐線と、ここでも「別線」であった……ぐらい書いて欲しいんだけどな(笑)。

 てなわけで、前橋はアツかった。決勝で大敗したものの、トータル車券成績はプラス。先日紹介した解説者・木庭賢也氏のブログ予想に乗ったおかげ。感謝しとります。特に7Rの1−4は美味しゅうございました。

「公営レース賛成派」vol.3が掲載の『週間レース』誌は本日発売。今回は誰もが思ってても書けなかった「いいかげん客席のオッサン達の服装をどうにかせい」がメインテーマ。どんな反響・反論があるか、楽しみ楽しみ。
【2006.07.05 Wednesday 12:48】 author : TOM | - | comments(4) | trackbacks(0) |
親王牌決勝はココで勝負!
 準決勝は3個レース共にヤラレ。10Rの岡部中心、11Rの後閑狙いなど、概略はズバリだったものの、肝心の車券の目がビミョーな感じで外れ、こういうのが一番悔しいやね。さすがに12R、渡部哲のカマシは予測できなかったが。

 さて、決勝。メンツが決まった瞬間には「うわぁ、また山崎−慎太郎−岡部かぁ」と思ったものの、なんと我らが岡部が福島別線を決意。以下のような並びとなりました。

【11R 寛仁親王牌決勝】電投締切16:25
←1山崎芳仁−3佐藤慎太郎−6内藤宣彦
 8渡部哲男−4合志正臣
 5海老根恵太−2手島慶介−7後閑信一
 9岡部芳幸

 6.内藤は山崎ライン3番手か岡部番手かを決めかねているようだが、今のところのコメントは「6:4で山崎ライン」とのこと。んもう、ハッキリせいよ。G1決勝は枠で点数絞って勝負のワタクシ、ここはもう、ある程度展開を度外視して岡部・渡部の6枠しかない! 「既にGPの権利を得ている山崎が兄弟子・慎太郎を勝たせるべくブン逃げ」という予想が多いようで、さすがにそのセンは捨てきれないが、海老根が更に早目から抑えて先行体勢、の可能性に賭ける。最終HSは

←527984
    136

みたいな感じ。残り1周の逃げなら海老根の残りも大アリだし、渡部の捲りに乗る合志の突っ込みも十分、ということで対抗は4枠に決定! 準決のレースぶりから見て、やはり外したくないのは後閑なのだが(群馬は後閑が前の方がいいんじゃないか? その方が海老根が逃げた場合、より群馬ワンツーが決まると思うぞ)。

2枠単 4=6 6−3 6−5 穴6−6

さ、声がよく響くドームに大声張り上げに行ってくるか。

【2006.07.04 Tuesday 00:28】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
寛仁親王牌・準決勝予想
 競輪解説者のコバケンこと木庭賢也氏のブログ「コバケンヤデスケイリンデス」が面白い。氏がレギュラー出演してる川崎の中継番組はいつも拝見していて、氏の予想そのもの(も、結構当たるのだが)よりも、何気ない一言が車券に役立ち、オイシイところを取らせてもらったりしている。それに、選手インタビューも上手く、我々客側がホントに聞きたいあたりをズバリと聞いてくれる。そして上記ブログでは日々の解説者生活を綴りつつ、レース予想もキッチリと書かれている。今回の前橋・親王牌においても、ハードスケジュールの中、毎日お昼前後までにその日の後半レースの詳細予想がアップされており、かなりの読み応え。やはりこれからの競輪解説者はこのぐらいエンターテイメント性がないとね。ただ中継番組に出てきて、面白くもないコメントしかしゃべれず、予想は小学生でもできるようなスジ本命予想…そんな解説者の方がまだまだ多い昨今である。今の、特にS級戦なんかスジで決まる方が少ないんだし、当たっても外れてもいいから、もっと楽しませてくれよ、と言いたい。

 さて、「元選手」の解説者やスポーツ紙・専門紙記者に取って代わって、中継放送のイスを狙っている(けっこうマジ)エンターテイメント派公営競技ライターのワタクシとしても、コバケンさんに負けずに予想をしたい。前回ブチあげた「3連単廃止運動」の件もあり、今後の競輪予想は最高でも2車単まで、とさせていただきます。

【10R】
←7金子貴志−1加藤慎平−5山口幸二
 3海老根恵太−8中村浩士
 4佐藤友和−2岡部芳幸−9内藤宣彦−6松崎伊佐央

 東北は「選手がいすぎ」の感。いつぞやの榊枝のように四番手の松崎がインを切って有利に進めるハラか。山崎も伏見も慎太郎も別レースで久々にストレスない番手回りの岡部には大いに期待したいが、金子と佐藤の主導権争いも大アリで、加藤とのヨコ戦が発生すると苦しいかも。最近めっきり先行しない海老根には魅力ナシ。

2車単 2=7 2=1 2−4 おさえ1−7 1−5
    

【11R】
←1武田豊樹−5手島慶介−7後閑信一
 4成田和也−3伏見俊昭−9斉藤登志信
 8北津留翼−2合志正臣−6田中弘章

 昨年のGP連対レーサーだというのに、今やすっかり手島、兵藤の後回りとなってしまった後閑で穴狙い。今回最も積極的な成田が逃げ、武田は4番手捲りになる。手島がやや調子落ち気味と見て、後閑の突き抜けだ。

2車単 1=7 7−5 3=7 

【12R】
←3渡部哲男−6新藤敦
 5山崎芳仁−1佐藤慎太郎−7有坂直樹−8高谷雅彦
 2小嶋敬二−4山田裕仁−9神山雄一郎

 うわ、久々の小嶋−山田。「平塚選手権ライン」だ。山田が後ろにつけた時の小嶋…またバカ逃げするのだろうか? しかし今の小嶋と山田の脚力差を考えると千切れる可能性大。やっぱり本線は北日本との絡みで、小嶋は単騎で考えたい。

2車単 2=5 1=2 

展開がごちゃつくと高谷が自力で出て2・3着に…というのが穴。


■兵藤が競争放棄〜あっせん停止も
 2日目8Rで地元兵藤一也(28=群馬)が、競争放棄で失格した。最終3角で、中団に位置していた兵藤は、中井と新藤の間に割って入ると、斜行した中井と接触し後退。直線まで自走していたが、突然失速し、不可解なUターン。ゴール直前で落車した。そのまま動かなくなり、担架で運ばれる異常事態となった。

 審議の結果、「競争を完了できる状態で、正当な理由なく競争を完了せず放棄した」とされ失格。即日制裁審議会が開かれ、今日3日から6ヶ月間、前橋市主催の前橋競輪の出場停止という厳しい処分が下った。また、8月のあっせん規制委員会の審議結果では、9月からあっせん停止の処分が下る可能性もあるこの場合はオールスター競輪(G1)に出場することができない。
(2006.07.03 日刊スポーツ)

→リアルタイムでCS観戦していたが、いまだになぜあんな動きになったのかわからない。接触も車体故障を招くほどには見えなかった(直線に入ったあたりから「チャリチャリ」という音は聞こえていたが)し、ゴール前でUターンした瞬間は、言葉は悪いが「頭がおかしくなったのか?」という感じ。なにか茫然自失といった動きに見えた。特別競輪でのド本命選手の失態でもあり、本人コメントをまじえて「実際のところ」を公表してほしいものだ。

■ネット投票システムに障害…8〜12Rまで投票しづらくなる

 競輪のインターネット投票のシステム障害が2日、発生した。午後1時47分から3時41分までで8Rから最終レースまで投票がしづらくなった。管轄の車両情報センターによると、「原因は究明中で詳細は分からないが、サーバーの一部に、リソース(一時的にログをためる領域)不足のエラー表示があり、スムーズにログをリソースできなくなったからではないか」としている。3日以降はトラブルを発生させないため「万全の対策を立てる」(同センター)。
 
 先月14日から新しく始まった競輪のポータルサイト(データプラザ、ネット投票などの一元化)も影響しているとみられる。同センターなどに相当数の苦情電話があった。競輪の電話投票の会員は約25万人おり、そのうちパソコン投票の会員は約8万5000人いる。
(2006.07.03 日刊スポーツ)

→昨日までは「見」だったため、ちーとも知りませんでした。まぁ、信用問題なのでキッチリやっていただきたい。以前にどっかの場で裁判起こした客がいましたが、「買おうとして買えずにそれが当たった。賠償しろ」なんてことにもなりかねないのでね。

 いろいろケチはついたが結構面白そうな準決勝戦。明日は子供を保育園に連れていった後、新幹線に飛び乗って現地参戦の予定。
【2006.07.03 Monday 11:45】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
競輪3連単廃止運動スタート!
 本日からは前橋ドームにて寛仁親王牌。今、目の前ではライン3番手の高橋光宏(群馬)が番手・神山雄一郎の外から鋭く伸びてアタマ、なんていう10数年前のようなシーンが見られて面白いことは面白いのだが、車券的には今日・明日は当然様子見で、月曜の準決をチョイ打ち、決勝戦は…昨日・一昨日の川崎ナイターでバカ勝ちした上に三国・女子リーグの方でもちょこちょこ儲けて新幹線代(グリーンでもへっちゃら♪)ができたので現地参戦の予定。

 とりあえず大きく儲けた川崎の件を謳っておきましょう。

【6/29 川崎10R 準決勝】
←7藤原憲征−3川口満宏−4黒崎直行
 2栗田雅也−9渡辺秀明−6三住博昭−8案浦攻
       1西村正彦−5中川博司
(予想)
 絶好調・栗田に対して藤原は不調ぎみ。栗田の後ろが渡辺と西村で競り。アタマは栗田の逃げ切りで堅く、2着は競りの後ろの三住がオイシイ…と思ってオッズを見ると、なんと2車単2−6は30倍超。ここを本線に、2−9おさえ、2=7、2−5の計5点勝負。

結果2−6−8 2車単3170円

(展開)
 栗田後位で競る二人が接触し、車体故障(1が失格)。競りの後ろを嫌ったか、はたまたイン斬りのつもりかはわからないが、あらかじめ栗田の前に出ていた三住がそのまま栗田番手にすっぽり。2−6−8でブンブン逃げてそのまんま。

【6/30 川崎10R 特選】
←2藤原憲征−6飯塚裕紀−3沼川夢久−5川口満宏−4黒崎直行
 1三槻智清−8桜井宏智−7萩原操
 9成田健児

(予想)
 藤原は相変わらず信用できない脚勢だが、地元の先輩を付けての2分戦で抑え先行か。しかしその番手・飯塚はここでは「格下にもほどがある」というレベル。このあたりが近代ライン戦(地域最重視)の弊害だ…と思いつつ、捲る三槻と番手の桜井を中心に、飯塚がちぎれても前々自力でなんとかなりそうな沼川のカラミと単騎の成田が不気味で、1=8、1−3、1=9、8−3、8=9 の8点。

結果9−8−2 2車単13310円

(展開)
 案の定、藤原が打鐘で抑えて出る。三槻は引いてHS8番手(萩原が切り替えた)。2Cから踏む藤原だが車が伸びず、BS単騎で捲る成田に飲み込まれる。その後ろから捲り上げる三槻に乗った桜井が3角からインに向けて直線中割り鋭く突っ込む。

…てなわけで、今回は我ながらお見事! という他ない圧勝劇で、二日間で20万超のプラス。29日は現地参戦だったのだが、こりゃ帰りが混まないうちに勝ち逃げだな、と10R終了後にバスに乗り込むと、隣のオジサマが話しかけてくる。

オジ:「惜しかったよぉ。2−6−73なら持ってたんだけどなぁ」
TOM:「あ、3連単なんだ。あれなら2−6の2連単でいいじゃない」
オジ:「そうなんだけどさぁ。2−6−73なら3万シュウだよ。ついそっち買っちゃうよな」
TOM:「当たらない3連単よりも当たる2連単だって」
オジ:「そ、そうなんだけどさぁ…そうなんだけどな…(以後沈黙)」

客は迷っている。そして当たらないと離れていく。
やっぱり3連単はダメでしょ。早期に廃止すべき。BOD氏の大量落車撲滅運動のノリで、こちらでは3連単廃止運動をスタートさせたい。

(奈良の美代子オバサンのビートで。布団を叩きながら歌ってネ)
♪さっさと廃止、3連単! 廃止、廃止、3連単! 売上げ下がるぞ〜♪

 注目の国際競輪は早くも第1戦を終了し、奈良決勝ではブルガン(仏)がHS6番手から捲って優勝、そして注目のテオ様ことテオ・ボス(蘭)が出場の松山では、当然のごとく優出したテオ様が、なんと打鐘で誘導にハウスして落車。たぶんオッズ的にも超ウルトラド本命だっただろうに、お客の反応はどうだったんだろうか? 現地にいた人に話を聞いてみたいものだ。そして佐世保決勝では捲るベイリー(豪)の番手から追い込んだ英・マクリーン(名前がイイよねぇ)が優勝。この佐世保では、他2場に比べて日本人の選手層がかなり格下だったのだが、決勝では予想以上に日本勢が健闘。今回の外人勢は例年に比べてややスピード感に劣るような…気のせいか?

 全ての競輪&バクチ好きに一度はその目で観てもらいたい国際競輪。今後の日程(全て7月)と主な斡旋選手を。☆印はワタクシの現地参戦予定。

【第2戦】
●京王閣 8〜10(ナイター)
 ボス、ヌグ、ビノクロフ、市田、石丸
●花月園 6〜8 ☆
 ブルバ、ブルガン、ジェリンスキ、栗田、金成
●小倉  4〜6(ナイター)
 ベイリー、エスクレド、マクリーン、藤原、紫原

【第3戦】
●川崎 17〜19(ナイター)
 ブルバ、エスクレド、ボス、小嶋、滝沢
●広島 17〜19
 マクリーン、ジェリンスキ、ビノクロフ、三宅達、菊池圭
●久留米 17〜19
 ベイリー、ブルガン、ヌグ、石毛、高谷

【第4戦】
●立川 26〜28
 ベイリー、ブルガン、ヌグ、佐々木龍、斉藤登
●松戸 23〜25(ナイター)
 マクリーン、ジェリンスキ、ビノクロフ、海老根、金子貴、友定
●大垣 26〜28
 ブルバ、エスクレド、ボス、諸橋、前反

 メンバー的にはやはりボスVS小嶋川崎が一番楽しみ。海老根、金子貴が揃う松戸も日本勢の圧勝まで期待できる。花月園に斡旋予定の栗田は今まさに絶好調。さぁ、世界の豪脚を入場料100円で観られるばかりか、酒呑んで罵声を飛ばすことまでできる夢のイベント。見逃すのはもったいないゾ!

 そして国内ネタとしては、競輪学校91期卒業生が今月から全国でデビュー。全78名のうち、覚えておきたい選手は…

●菅田壱道(宮城):父は菅田彰人(47期)、そして菅田順和(36期)は伯父というサラブレッド。教官も「3年以内に特別(G1)を取れる」と豪語する逸材だそう。
●金沢竜二(福島):小嶋、武田以来のゴールデンキャップを獲得した。
●高橋紀史(秋田):三宅伸(64期)の200メートル在校記録を更新。
●橋爪亮(群馬):スピードスケートからの転身。パワー先行。
●神山拓弥(栃木):神山のイトコ。

…といったあたり。彼らがデビューしてしばらくのA級戦では、他のA2・A3選手をブッちぎって逃げる姿が多く見られそう。車券的にも狙い目たっぷり。

 というわけで、今回はオール競輪の話題でお送りしましたが、本日からの浜松オート・ゴールデンレース、明日の三国女子リーグ優勝戦も気になるところ。
【2006.07.01 Saturday 16:17】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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