公営ニュース

　競輪グランプリは素晴らしい競争。
一晩経っても瞼を閉じるとよみがえるのはバックでの小嶋の超速捲り。
あのスピードは自転車じゃない。
それにきっちりと切り替えた伏見もお見事。

　前夜予想プラス本場であれこれ考えて買った６枠中心車券は当たらず、往きの車中でネット投票した全奈良ツアー心情車券が大当たり。まぁこんなもんだ。



　自慢できるのは「枠買い」を貫いたこと。車単に比べて８万円余分に儲かったわけで。今の競輪は枠よ、枠。

　それにしても前夜祭では当たった亀○モデルの目録を伏見から手渡され、車券も夫婦ともに大当たり（嫁は３連単・伏見−全−全でした）。この年末は伏見から総計１００万円近くをいただいたことに。もう福島に足を向けて寝られません。でも向こうは１億だからなぁ。

てなわけで年末ビッグ戦線＆忘年会連戦も昨夜で打ち止め。
年越しは自宅で天麩羅など揚げておごそかに過ごしたいと思います。

今年一年、仕事で・遊びで・レース場で・宴会でご一緒いただいた皆様、本当にお世話になりました。また来年もヨロシクお願いいたします。

　２００８年も合言葉は
「打って残そう公営競技！」

　今年の年末ビッグ戦線、個人的にはここまで大きくプラス。
というわけで、どうしても本命寄りの予想・買い方に。
「絞って取れれば御の字」の感覚です。
別に自慢ではなく、「そーゆー予想だ」ということです。

【１２Ｒ　KEIRINグランプリ】16:25
←１小嶋敬二−８渡辺晴智
　２佐藤友和−７有坂直樹
　９山崎芳仁−８伏見俊昭−５飯島則之
　４手島慶介−６兵藤一也

「山崎を逃がしたら誰も捲れない」以上、小嶋・佐藤は早めに動かざるを得ない。共にできるだけ山崎を抑えて、自分が４角〜ＨＳ発進するのが理想だろう。
よって初手の周回は
←４６　９３５　１８　２７
と予想。

　ただ、山崎自身もかなり先行意欲を匂わせており、結果、全体の動き出しが早くなるとみる。山崎が早逃げすれば伏見のアタマ。後手に回されて捲りに回れば山崎のアタマの可能性が強く、前者の場合は「伏見→山崎＝他の自力」（山崎は３着までには残る）、後者の場合は先行筋の前残りを絡めた車券となるが、そんなに多く買いたくないので、今回は後者に絞る。捲って突き抜ける山崎と小嶋先行で番手ハルトモの６枠から勝負。

枠連単　６−４　６−５　６−６　
穴は佐藤友の一発　２−５　２−６


（余談参考）
記者会見で結局誰も聞かなかった群馬２人の仲直りの経緯。
兵藤が手島に半ば頭を下げに行ったのだそう。
「あの切り替えは確かにヒドかった。申し訳ない」と。
それならば今回はちょっとやそっとじゃ切り替えられないハズ。


以上。明日は立川で行く年を完全燃焼！

　有馬記念はご存知の通り超大穴決着で、取ったヤツは周囲にゃまずいないだろう…と思っていたら、知り合いの某氏がダイワメジャーの複勝にたんまり張り込み、見事５倍の配当をゲットしたのだそう。こういう人がホントのバクチ巧者なんだなぁ。

　ＳＳ王座決定戦は池田政和の失権こそ残念だったが、現在のオート界でほぼベストと思われるメンバー。当日の川口は２万人近い客でごった返し、各レース締め切り７〜８分前には並ばないと買えないという状態。そんな熱気の中、ダントツ本命人気の３．山田真弘（船橋）がスタート２番手から半周であっさりアタマに立ち、そのままブッちぎっての１０周逃走劇。見所は２・３番手争いで、特に終盤、２番手が５．荒尾聡（飯塚）にほぼ確定してからは、３番手を走る４．高橋貢（伊勢崎）に、６．浦田信輔（飯塚）が激しく絡み、更に試走一番時計の８．田中茂（飯塚）までもが。一緒に観戦していた博友Ｔ君は３−５−６は持っているが３−５−４はナシ、私はその逆、というわけで「浦田入れ！」「貢、おさえろ!!」の怒鳴りあい。結果、高橋が腕でおさえ切り、３連単本線ゲット！



　そして帰り際、渋滞で固まるオート場周辺にて福岡・賞金王決定戦をカーナビＴＶ観戦。電波乱れる中、１マーク井口と湯川の衝突と。吉川−松井−魚谷の決着を確認。今回は魚谷、と決めていた私は、朝の時点で魚谷アタマの３連単２０通り総流し（各１０００円。一部２０００円）をネット投票済み。あとは川口で、Ｓ展示で外枠の前付けイン取りがなさそうなことを確認してから持参のノートＰＣで吉川−魚谷＝全（各２０００円）を追加購入。昨年同様、イン逃げアタマから最も高配当の決着で嬉しい限り。

　更に昨日、年末のご挨拶に伺った大宮競輪で、最終１０Ｒの枠単（ＧＰは枠買いなのでその予行演習も兼ね…）１点買いでこちらも見事に当たり。今年はホントにイイ感じ。



　さて、本日は大井・東京大賞典。昨夜、深酒しての検討の結果、この道悪を考慮して本命・ヴァーミリアンを蹴り、フリオーソの逃げからの勝負。連下はまたまた騎手買いでアンパサンド・戸崎（今年はホントにお世話になりました）、デルタブルース・岩田、ルースリンド・内田（終わってみれば内田、はよくあるパターンで）あたり。問題はヴァーミリアンのおさえをどの程度買うか。

　競馬といえば、この年の瀬にちょっと残念なニュースが。
　ばんえい競馬の名手・坂本東一騎手が、この年末（３０日）をもって引退。今後は調教師に転進されるそう。昨年２５００勝を達成、今年は今まで取れなかったばんえい記念を初奪取し、もう思い残すことはないといったところか。しかしファン側としてはあの「坂本ジャンプ」が見られなくなるのは寂しい限り。

競輪グランプリ予想は本日帰宅後に。
今年もあと２日。このまま勝ち続けて年を越すぞ！

ようやく年末進行仕事にケリがつき、ギャンブルモードに突入。ここ数日の動きなどを。

●１９日（水）　
午後、約一ヶ月間続いた年末進行仕事が完了し、夕方から新宿のホテルで開催された「競輪ＧＰ前夜祭」へ。スタッフ共々打ち上げ気分で飲みまくる。合間に記者会見場へも。ここで本番の並びを最終確認。

【２００７競輪グランプリ】
１．小嶋敬二
２．佐藤友和
３．伏見俊昭
４．手島慶介
５．飯島則之
６．兵藤一也
７．有坂直樹
８．渡辺晴智
９．山崎芳仁

←１８　９３５　４６　２７

　記者会見は通り一遍の話しか出ず、サプライズな話やファンが沸くような面白話はほとんどナシでつまらない結果に。スポニチ・Ｎ記者（競輪メディアではかなりハバをきかせている方）の独占インタビュー形式で、これがよくない。全選手に一通り「今年１年を振り返って」や「ＧＰでの並び位置」などを聞くのだが、質問にメリハリがなく（もちろん笑いを誘うようなこともなく）、選手にしてもギャグで返すようなことがしづらい雰囲気（小嶋社長なんかもっと気の利いたコメントをしたかったんだろうに）。そのまま終始淡々と進み、Ｎ記者終了後に「では、他の方でご質問は？」と会場全体に振ってもほぼ誰も手を挙げずにそのまま終了、という有様。なんか暗〜い記者会見という印象。某選手は後から「あの記者会見じゃお客さんには何の意味もないんじゃ？」と逆に心配していたよ。競輪マスコミのこのエンターテイメント性の無さ、ガッカリだよなぁ。せっかくトップ９選手が集まって目の前にいるんだから、もっとワイワイ楽しい雰囲気にして、その中から良い情報を引き出そうという考えはないのかね。特にファンが皆注目していた群馬２人が仲直りした顛末などはぜひ聞きたかったのだが。役に立つ情報（並びとか、近況の脚色とか）から、大して役に立たないかもしれない情報（選手同士の馬鹿話とか）まで、まんべんなく取材して公表することが大事。情報が多ければ多いほど客側の興味や購買意欲は増すわけで。目の前にあるものをただ書くだけではいつまでたっても認知度は上がりませんぜ。

…と、ちょっと欲求不満のまま宴もたけなわ。「さて、帰ろうか」と動き出すと、隣で同行の愚妻が「当たったぁっ！」と叫ぶ。何かと思えば、参加者抽選で最後の最後に特賞の液晶テレビが当たったんだそう。「ええええ!?」と驚く一同。妻はそのまま壇上に呼ばれ、進行役の中野氏や伊藤氏にさんざイジられたあげく、指名した伏見選手から目録を受け取る。それにしても、あの人数から特等を引くとは…この年末ビッグ戦線はこの嫁に乗るのがいいかもしれん。

　その後は身内数名で東口へ移動して二次会。ここには30日のＧＰ本番でレース実況を喋る筒井アナが参加。話をすると、ＧＰ当日まで酒と甘いモノを絶っているのだそう。体力・集中力を高めて究極の３分間に臨もうというストイックさ、いいネ！　どんな実況を聞かせてくれるのか、期待したい。

●２０日（木）

　この日は仕事場の大掃除…のつもりが、先日ひいた風邪がややぶり返しの兆候で自宅にて休息。この日から始まった川口オート・スーパースターフェスタをＣＳ観戦。１２ＲのＳＳトライアルは白熱の好レース。一旦先頭に立った高橋貢が伸びイマイチで、後ろに荒尾聡がぴたりとつける。３番手の池田政和が、機力はどう見ても一番なのに前で２車重なってるもんだから抜けない…というまま周回を重ねる。最終２角で荒尾が満を持しての差しでトップへ。この瞬間は（たぶん）場内大歓声。初日から良いレースを見せてもらい、残り４日間が楽しみ。

競艇・賞金王トライアルもこの日から。

●２１日（金）
　
　昼間、ちょこちょこと残務を片付け、夜は地元・浅草で私主催の「公営競技忘年会」。業界関係者から観戦会に来ていただいた参加者の方、古くからのギャンブル仲間など３０名前後を集めての大宴会。乾杯もそこそこに、各競技エキスパートたちによる年末ビッグ予想会が始まる。持参の大型ホワイトボードを使って解説をする素人予想屋集団。喋る方も聞く方も本当に楽しそうで、客席からは始終キビしいツッコミも入る。予想は全般的にオーソドックスな線で落ち着いた感はあるが、こういう飲み会はイイ。来年はどこか会場でも借りて大規模に、全国から予想自慢を集めて開催したいものだ。

川口のトライアル２戦は下馬評高い山田真弘が外７コースからでもやはりのトップスタート。後半伊藤信夫の猛追となんとか凌いで１着。例の４８番タイヤは残してあるらしいし、あのＳがある限りはやはり優勝候補筆頭か。

競艇・賞金王トライアルもこの日から。「初出場の優勝はない」のがジンクスだが、１１Ｒでは湯川浩司がクジ運も味方につけてイン逃げ勝利、１２Ｒでは井口佳典がなんと大外６コースからマクリ差してアタマ。共に初出場の８５期「銀河系軍団」がファイナルを席捲の予感。湯川は二日目も１号艇を引き当てる！

●２２日（土）

宴会明け、寝ぼけアタマのまま昼から川口本場へ。この日は尊敬する競輪埼玉支部長・永倉通夫選手の尽力によりついに開催にこぎつけた「競輪・競艇・オートのコラボレーション企画」が場内で。正門脇に競輪・競艇のブース（テント）が設置され、それぞれの埼玉選手多数が来場。選手自らがおしるこを売ったり、置かれたボートや自転車に乗っていただいたり。走路の方でも、オートレース場バンクを使っての素人脚自慢大会、３競技選手による自転車競走、そして最終１２Ｒの試走では平原康多選手が自転車で先導員を務めるなど、これでもかという企画の連続で、オート客に大いに競輪・競艇をイメージづけ…るはずだったのだが、この日はあいにくの悪天候でＳＧにしては客入りがイマイチ。ちょっと寂しいイベントとなってしまった。まぁお天気ばっかりはねぇ…。今後展開されるであろう競輪場・競艇場でのコラボ企画にも期待したい。頑張れ、永倉師匠！

取材しながらちょこちょこと車券を買っていたものの、なにせブチ〜最終レース直前には乾き、という超変則走路（試走タイムが3.58とか49とかね…）では予想も難しく、結局最初の７Ｒで取った分を最後は使い果たしてチャラ。やはり良路以外のオートには手を出すもんじゃない。最終・トライアル３戦では池田政和がまさかの反妨失格で大ショック。密かに優勝も池田、と目論んでいたのだが…。一から検討し直しだ。

福岡では１２Ｒ、湯川がまたきっちり逃げて２連勝。１１Ｒも吉川元浩のイン逃げで、「イン受難・福岡」はどこへやら。中継で見ている限りは名物の１マークのうねりもほとんど見て取れず、こりゃなんだかんだでやっぱりイン有利なのか。その湯川は三日目もまたまたまた１号艇！　ここまで引きが強いのも凄い。ウチの嫁とどっちが強いかな。

ともかく明日・２３日で決定戦６選手が決まる。

【決定戦への勝負駆け】
湯川（当確）
吉川（当確）
井口（当確）
魚谷（４着条件）
松井（３着条件）
田中信（２着条件）
三嶌（２着条件）
高橋勲（１着条件）

これなら明日は魚谷、松井、田中信を狙いで。
湯川もさすがに３度目はしくじりそうな気もするが…。

●２３日（日）

朝イチで有馬の馬券購入希望の弟から電話で起こされる。彼の買い目はポップロック中心。私はこれから検討だが、たぶん本線は枠３−４かな。


さぁ、月末まで打ちまくるぜ！

　中央競馬で５７７万なんていう馬券が出たり、遠くばんえい競馬では薬物事件があったり、競輪では来年のＳＳ級格付け選手18人が決まって特定の３選手に対する風当たりが強かったりと、年末に向かって喧しい公営競技界。ワタクシは各種年末進行に追われ、とにかく来週半ばまでは仕事に没頭中。１９日の競輪ＧＰ前夜祭より前線復帰いたします。

　ＳＳに関しては、主に今回の選手選定に関してとやかく言われているものの、もうこれはしゃぁない。「宮杯以降のＧ１賞金」ってことなんだから。それにしては全体にはそれほどヒドいメンツではない。次期以降は「ＧＰ９名プラス１年間の賞金獲得上位者」にキチンとなるわけで。確固たる選定、という点では来年以降に期待するとして、とりあえずは2008年の18選手の「ＳＳとしての自覚」をじっくりと眺めたい。

　選定よりも、むしろヤバイな、と思うのは運用の各点で、現在公表されているものでは、ＳＳ選手本人にとってプレミアムが感じられるものとは言い難いのではないか。ちゃんとニンジンぶら下げないと走るもんも走らない。

　個人的にはもうＳＳになった時点で３〜４千万ぐらいのボーナス（Ｇ１優勝一回分ぐらい）を与えたほうがいいのでは、と思う。もちろんＳＳの責務として明記されている「各種ファンサービス」のギャラ込み、ということだ。そうすればファンサービスの場にも積極的に出てくれるだろうし、普段の競争でも「これだけもらってるんだからヘタなレースはできん」と、良い意味でのプレッシャーにもなるだろう。一方、ＳＳをランドマークに競輪を広報せんとする我々マスコミ側からしても「この18人は今年元旦にいきなりン千万円もらってるんだヨ！」というのは世間一般に対して非常にわかりやすい宣伝ツールにもなる。

　競輪最高峰の「選ばれた選手」としてのイメージを選手側も、客側も持てるような運用でなくてはならない。それは何かといえば「夢」だ。今回ＳＳに入れなかった選手は「来年こそは俺がＳＳに！」という夢を。世間は「ＳＳの強い選手から車券を買って儲けたい」もしくは「将来競輪選手になってＳＳになって大金持ちになりたい」という夢を感じられるような形態でなければ新制度の意味はないし、近い将来企画倒れに終わる可能性が高い。全ての人に夢を与えられる運用を心がけて欲しいものだ。

　とにかく忙しい今週だが、ＧＰの特観チケットも当たり、明日からは尼崎女子リーグ（今回はメンバー的に毎日浅田千亜紀からのヒモ探し！）で本格的に年末の種銭作りに突入だ！

【競輪ＧＰ　12/30　立川】
山崎芳仁（福島）
有坂直樹（秋田）
小嶋敬二（石川）
飯嶋則之（栃木）
伏見俊昭（福島）
兵藤一也（群馬）
佐藤友和（岩手）
渡邉晴智（静岡）
手島慶介（群馬）

並び予想
←山崎−伏見　佐藤−有坂　手島−飯島　小嶋−兵藤
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　渡辺（競り）

こんなコマ切れになるのか!?　手島は「兵藤とは二度と並ばん」と言ってたしなぁ。
関東ライン作ったほうがいいと思うが、ま、キライじゃしょうがないか（笑）。

北は連携か？　別線か？　も興味の焦点。

とりあえずは師走の一ヶ月を予想で盛り上がろう！


【平成２０年Ｓ級Ｓ班】
（北日本）
山崎芳仁 有坂直樹 伏見俊昭 佐藤友和 岡部芳幸　
（関東）
神山雄一郎 飯嶋則之 兵藤一也 手島慶介 平原康多
（南関東）
鈴木誠　遠澤健二 渡邉晴智 新田康仁
（中部）
小嶋敬二
（中四国）
渡部哲男 豊田知之　
（九州）
荒井崇博　

ほとんどが東日本。特に南関のベテラン二人あたりのラインナップは、さすがの発案者の方々も当初は予測しなかったと思われる。

ＳＳ班だけのＧ１を開催する、とのウワサもあるが、果たして…

　というわけで、昨日の「競艇・最後のイス争奪戦」は、尼崎の三嶌誠司が見事に連勝を決め勝利。４Ｒでは１マーク〜バックでいったん他艇に先行されながら２マークで逆転の差し、10ＲではトップＳからイン逃げと、賞金王戦へのモチベーションをまざまざと見せつけられるレースぶり。本音でいえば１０Ｒは２着以下になっていただき、原田幸哉の勝負駆けが見たかったのだが、ああスカッと連勝されてしまってはもう三嶌を称えるのみ。

　対してその直後、常滑12Ｒでの原田は緊張の糸が切れたのか４着惨敗。なんと言うか…人間くさい。

　ちなみに三嶌の連勝は舟券もしっかり取らせていただきましたとさ。こういう機会を見逃してはバクチ打ち失格でしょ♪

　さて、本日からは競輪・全日本選抜戦at熊本。ここで３０日の競輪ＧＰ９選手、そして１月から運用開始となるＳ級Ｓ班（ＳＳ）１８人が決まる。４日間の勝敗そのものももちろん、それらの権利取り競争をしっかり見据えた方が、車券的にオイシイところを取れるかも。