公営ニュース

　まだ続く女子王座燃え尽き症候群、プラス花粉症本格化のため、あまり筆が進みそうにないＴＯＭです。熊本・記念競輪は山崎芳仁（福島）が捲って優勝。この半年でＧ２を２つにＧ３を１つ。この急激ブレイクぶりは凄い。山崎の場合、逃げも捲りも同じぐらい巧いのがウリで、デビューしたての選手としては珍しいタイプ。この前の東王座戦あたりでは「取らせてやるか」ぐらいに考えていたであろう福島の先輩たち（岡部・伏見・佐藤慎）あたりも、さすがに「んむむ!?」と思ってるんじゃないか？　このまま一気に特別まで獲られたりしたら立つ瀬ないでしょう。岡部あたりもあんまりイイ人ぶってるとこのまま後輩の後塵にまみれることになりますよ。自分が山崎の番手からもう二つ三つ獲らんと……と、鉄壁の結束を誇る福島ラインにちょっと波風立たせたりして。

　川口オート・開設記念グランプリは浦田信輔（飯塚）が何と完全優勝。昨年末からの連続優出記録更新中という本人の調子もさることながら、Ｇ１、しかもメッカ・川口の割にはショボい斡旋メンバーが勝因であったことは否めない。別に浦田クンの優勝にケチをつけるわけじゃないけどさ。やっぱり高橋貢・池田政和のどっちかにはいて欲しいし、現在の「全国の」主力である伊藤信夫、木村武之、岡部聡らの姿もない。この前なんか、高橋・池田が伊勢崎のヒラ開催優勝戦で激突していたのに、だ。この本末転倒な斡旋状況はちょっとお粗末。売上にも影響したんでないかい。

　今、目の前で「浪速の闘拳」こと亀田興毅のボクシングをやっているのだが、この見事な悪ガキ面ったら。昔のタイソンとか辰吉なんかもそうだけど、こういう「力が絶対」の格闘技系ではイメージとか関係なく悪そうでも強ければ人気が出るのだな。闘うという点では一緒なのに、なぜ公営競技の選手は「紳士たれ」とかいって、イメージ良くないといけないのだろう？　「公営」だから？　そのあたりの中途半端さも、今の世の中で認知されづらい要因なのでは、と思う。

　なんといっても競輪・Ｇ閑Ｓ一選手の顔が筆頭に挙げられるのだが、悪人ヅラの公営競技選手は結構多い。そうした選手達は無理して作り笑いするよりも、コワモテのままいた方が面白いと思うぞ。インタビューなんかでも亀田ばりに「なんじゃコラ」「ワシが一番強いにきまっとるやんけ」（なぜか関西・広島弁になるな）と常にチンピラ口調で。それはそれで結構話題を呼ぶと思うのだが（無理して悪人ぶる必要もないけどネ）。特に競艇なんか「水上の格闘技」ってキャッチなんだから、そういうショー的な部分も既成の格闘技に倣っていいはず。最近はイケメンな若手が多いが、悪人顔の選手も一定割合デビューさせると開会式をはじめ盛り上がること間違いナシ。

…などと考えながら観戦していたら、赤コーナーポストに「競艇」の文字とロゴマークが。おお、いい広告出してるじゃん（喜）。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
３月９日（木）の注目レース

【戸田９Ｒ　Ｇ１戸田グランプリ　予選】電投締切14:51
１．新良一規
２．野添貴裕
３．植木通彦
４．西村　勝
５．折下寛法
６．松本博昭

▲１２３／４５６

　艇王植木、二日目にしてＦに散る。そして今回極端なイン不利傾向の戸田水面。このレースの「インの鬼」新良は狙い目だろう。野添をカベに「Ｓ行けずマクれない植木」「４カド上手くない西村」が相手なら逃げられる。西村は４コースの１着率は低いが２着率になるといきなりアップ。２着固定で。

３連単　１−４−２３５