公営ニュース

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競艇・坂谷選手死亡
■競艇ペアの夫がレース中事故死

 将来を嘱望されていた競艇選手の死亡事故が起きた。26日、大阪・住之江競艇場の第3レースで、坂谷真史(さかたに・しんじ)選手(26)=福井県出身、A1級=がレース中に他艇と接触、転覆。病院に搬送されたが、約1時間後に死亡した。妻で、やはり競艇レーサーの佐々木裕美選手(27)はこの事故を、自身が参加する予定だった徳山競艇場(山口県)で受けた。勝負の世界に生きる、おしどり夫婦レーサーが悲劇に見舞われた。

 いたましい事故が起きたのは「太閤賞・開設50周年記念」と銘打って行われた、強豪が集うG1シリーズの最終日、第3レースだった。午前11時42分に発走した同レースで、坂谷選手は5号艇で2、3着争いをしていた。2周目の第1ターンマークで180度の急旋回をする時、内側から激しく追い上げてきた6号艇に押されるようにして横転。さらに、後続の3号艇が乗り上げるように突っ込んできた。

 坂谷選手は救助艇に水面から引き上げられたが、頭部から出血しており、心肺停止状態だった。すぐに大阪市立総合医療センターへ搬送されたが、午後0時54分に死亡が確認された。全国モーターボート競走会連合会(全モ連)によると、事故の詳細な原因、死因などについては調査中とのこと。葬儀の日程も未定。

 同選手は妻の佐々木裕美選手と04年11月に結婚。以来、おしどり夫婦レーサーとして活躍してきた。裕美夫人は事故当時は山口・徳山競艇場にいた。27日から始まる女子選手の最高の舞台、女子王座決定戦に参加するため、競技開始の前日に行われる検査に臨んでいた。結婚直後、産休に入り、昨年1月に復帰。大活躍して念願の女子王座戦に駒を進めて来ただけに、午前10時すぎに競艇場に到着した時には明るい笑顔で「頑張ります」と語っていた。

 しかし、正午すぎに夫の事故を知らされ、同シリーズの欠場を決めてすぐに大阪に向かった。その途中で死亡を知らされた。競艇選手の死亡事故は04年3月の尼崎競艇で脳幹損傷のために亡くなった中島康孝選手(当時26歳)以来、今回で28人目。競艇界には夫婦レーサーが15組いるが、戦場での夫の殉職という悲しい別れとなった。
(2007.02.27 スポニチアネックス)

→艇界でも目立つ美男美女カップルで、自身はG1戦出場中、夫人は翌日から女子王座戦、という共に晴れのタイミングで何とも痛ましい事故死。坂谷選手といえば、デビュー当初はFはじめ事故レースが多く、やんちゃな若手という印象だったが、当時からセンター・外からの高速戦には非凡なものを感じさせ、上位戦でも何度も穴をあけていたような記憶が。持ち前のスピードにテクニックが加わってきた最近は、名前を見ると買いたくなる選手だったが…。ご冥福を心よりお祈りいたします。

生涯成績は 1377戦・1着394回。獲得賞金総額は1億5802万5620円。
【2007.02.27 Tuesday 06:56】 author : TOM | 競艇 | comments(5) | trackbacks(4) |
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