2月に入ってからというもののすっかり当欄の更新が滞っており、愛読者の皆様方にはご心配おかけしております(どうしたんですか? というメールを何通かいただきました)。先日からの予告通り、新しい仕事場への引越しを中心に、合間を縫って本業のお仕事、そして方々からのお呼ばれなどで多忙を極めておりました。引越し&整理で体力を使い(今度の仕事場、エレベーター無しの4階なんすよ)、おまけに日曜あたりからは忌まわしい花粉も飛散し始め、一日中お目々は痒いわ、鼻炎薬の連続服用で頭はボヨヨンだわで、体力的にもヘロヘロ〜なここ数日。
しかし! そんなことばかり言ってもいられない。公営競技界は激動(たぶん)の新年度に向け、様々な動きが始まっており、私のもとへも数々の関係団体・関係者の皆様から色々なお問い合わせ、協力要請などが舞い込んでおります。別に偉ぶるわけではないが、公営競技ライターデビューしてわずか1年でこれだけお声がけいただけるのは、有り難いと同時に、業界の人材不足というか、アイデア不足を痛切に感じますな。各所に打ち合わせや意見交換に伺うたびに、私が何か言うと「それはいいですね!」「素晴らしい!」といった賛辞をいただくが、そんなにホメられること自体むず痒いというか、「誰でも思いつくんじゃないのか?このぐらい」と思うのである。そのぐらい、自分としては大したコトを言っているつもりはない。むしろ、今までの施行さんや中央団体の方々の中にも同じような発想を持った人は必ずいるだろうと思うわけで、それが役人社会の様々なしがらみや自主規制的考えの中でなかなか実行に移せなかった、と。で、いよいよ売上げがヤバくなってきた昨今、私のような客席側民間人に意見を求める態勢を取り始め、徐々に実行していこう、という図式なのだろう……というような感触を得ている今日この頃なのである。
私が話したり考えたりしているのは主に場内運営や広報宣伝についてで、特に最近は現況の競技的問題点などよりも「どうすればレース場に人が来て、リピーターにすることができるか」ということばかり考えている。そして、公営ギャンブルのレジャーとして・ゲームとしての様々な面白さを考えれば、これは自信を持っておススメ(宣伝)できるものだという信念は揺るがない。雑誌編集・広告の仕事などを生業にしていれば「面白くもないものをさも面白そうに宣伝」しなくてはいけないことなど日常茶飯事なのだが、それに比べれば公営ギャンブルは全然マシ。だって、実際面白いんだから。
最近BOD氏の『公営競技はどこへ行く』を拝見していると、全国の競輪場から開催削減の要求が叫ばれる中、日競選が交換条件のような形で主張している「F1・F2の一日12R制」(日数が減る代わりにレース数が増えれば選手の仕事場数はプラマイゼロ、という発想か)が物議を呼んでいる。私見を述べさせてもらえば、1日のレース数の1つや2つはどうでもいい(12R分の選手数を収容不可能な競輪場があるんじゃないか? とちょっと心配だが)。ただ、一度減らしたものを再度増やすのは相当困難なことなので、開催日数は減らすべきではない。競輪においては一応、監督官庁、中央団体、施行者、選手会、そしてお客と、全ての立場の方々の話を聞き、現場現況も見た上での判断であるが、まだ開催削減という最終手段を使うのは早いと思うのだ。以前から再三言っている通り、今までの広報宣伝はセンスがなさすぎた。これを他レジャーなみにマトモなものとし、更に情報を多く・楽しく・正確に撒くことにより、新規客獲得、そして一旦レース場から去ってしまった客を呼び戻すことは十分に可能だし、開催削減するぐらいなら、今までの(ギャンブルゆえの)表現自主規制などを全て取っ払い、なりふり構わない広報を「してみたい」。もちろん、マスコミ側に対する規制撤廃の働きかけも同時に進めなくてはいけない。これも以前からの主張通り「ギャンブルをギャンブルとして売れるように」ということ。
ここまで来ると個人的な感情論と云われても仕方のない感じだが、話をまとめれば「レースギャンブルは面白い→今までは宣伝がヘタだった→きちんと宣伝すれば盛り上がる可能性はある→盛り上がって客が来だした時に開催日数が少なくては、行きたいけど全然やってないというコトになってしまう」ということだ。だから今現在は、立場の違う者同士が、やれ開催日数をどうしろギャランティをどうしろといがみ合うのではなく、業界が一丸となって世間に向けての広報宣伝に心血を注ぐべきなのだ。だから私も、ここしばらくは競技や業界内に対する提言などよりも、広報・場内運営面を中心に言動をしてゆこうと思う。「F2をなくせ」と言う意見は多いが、「F2をこう宣伝すれば客が興味を持つ」という側面からモノを考えたいと思うのだ。私が「F2をなくそう」と言うのは、ありとあらゆる広報手段を実践して(させてくれる施行者さんがいるかの問題もあるが)それでもダメだった時、だな。どっちにしてもあまり時間はないが。まぁ、競技・業界の問題点について真剣に論じ合っている方々からは「ヌルい」と思われるかもだが、私はその路線で公営競技に力添えをしてゆきます。広報宣伝にとって妨害となる問題点(世間的イメージ悪化や客離れにつながるような事象)については今後もビシバシ突っ込みますがね。
現在、いくつかの施行者さん、受託業者さん、広告屋さんなどから各種広告、ホームページ制作、場内運営各部門などの受注が進行中。仕事なので当然ギャランティはいただきますが、ハンパな仕事はしません。公営競技を根本から変える広報宣伝制作を展開してゆくつもり。そして、その展開にあたってはマンパワーが足りません。志を同じくするライター・デザイナーその他クリエイターの方々はぜひご連絡を。特に公営競技全般にわたってモノの書ける方、一緒にやりませんか? …と、本日は求人で〆。
明日は日本トーターさんから招聘を受け、朝イチの飛行機で2ヶ月前に行ったばかりの山陽オートへ。
しかし! そんなことばかり言ってもいられない。公営競技界は激動(たぶん)の新年度に向け、様々な動きが始まっており、私のもとへも数々の関係団体・関係者の皆様から色々なお問い合わせ、協力要請などが舞い込んでおります。別に偉ぶるわけではないが、公営競技ライターデビューしてわずか1年でこれだけお声がけいただけるのは、有り難いと同時に、業界の人材不足というか、アイデア不足を痛切に感じますな。各所に打ち合わせや意見交換に伺うたびに、私が何か言うと「それはいいですね!」「素晴らしい!」といった賛辞をいただくが、そんなにホメられること自体むず痒いというか、「誰でも思いつくんじゃないのか?このぐらい」と思うのである。そのぐらい、自分としては大したコトを言っているつもりはない。むしろ、今までの施行さんや中央団体の方々の中にも同じような発想を持った人は必ずいるだろうと思うわけで、それが役人社会の様々なしがらみや自主規制的考えの中でなかなか実行に移せなかった、と。で、いよいよ売上げがヤバくなってきた昨今、私のような客席側民間人に意見を求める態勢を取り始め、徐々に実行していこう、という図式なのだろう……というような感触を得ている今日この頃なのである。
私が話したり考えたりしているのは主に場内運営や広報宣伝についてで、特に最近は現況の競技的問題点などよりも「どうすればレース場に人が来て、リピーターにすることができるか」ということばかり考えている。そして、公営ギャンブルのレジャーとして・ゲームとしての様々な面白さを考えれば、これは自信を持っておススメ(宣伝)できるものだという信念は揺るがない。雑誌編集・広告の仕事などを生業にしていれば「面白くもないものをさも面白そうに宣伝」しなくてはいけないことなど日常茶飯事なのだが、それに比べれば公営ギャンブルは全然マシ。だって、実際面白いんだから。
最近BOD氏の『公営競技はどこへ行く』を拝見していると、全国の競輪場から開催削減の要求が叫ばれる中、日競選が交換条件のような形で主張している「F1・F2の一日12R制」(日数が減る代わりにレース数が増えれば選手の仕事場数はプラマイゼロ、という発想か)が物議を呼んでいる。私見を述べさせてもらえば、1日のレース数の1つや2つはどうでもいい(12R分の選手数を収容不可能な競輪場があるんじゃないか? とちょっと心配だが)。ただ、一度減らしたものを再度増やすのは相当困難なことなので、開催日数は減らすべきではない。競輪においては一応、監督官庁、中央団体、施行者、選手会、そしてお客と、全ての立場の方々の話を聞き、現場現況も見た上での判断であるが、まだ開催削減という最終手段を使うのは早いと思うのだ。以前から再三言っている通り、今までの広報宣伝はセンスがなさすぎた。これを他レジャーなみにマトモなものとし、更に情報を多く・楽しく・正確に撒くことにより、新規客獲得、そして一旦レース場から去ってしまった客を呼び戻すことは十分に可能だし、開催削減するぐらいなら、今までの(ギャンブルゆえの)表現自主規制などを全て取っ払い、なりふり構わない広報を「してみたい」。もちろん、マスコミ側に対する規制撤廃の働きかけも同時に進めなくてはいけない。これも以前からの主張通り「ギャンブルをギャンブルとして売れるように」ということ。
ここまで来ると個人的な感情論と云われても仕方のない感じだが、話をまとめれば「レースギャンブルは面白い→今までは宣伝がヘタだった→きちんと宣伝すれば盛り上がる可能性はある→盛り上がって客が来だした時に開催日数が少なくては、行きたいけど全然やってないというコトになってしまう」ということだ。だから今現在は、立場の違う者同士が、やれ開催日数をどうしろギャランティをどうしろといがみ合うのではなく、業界が一丸となって世間に向けての広報宣伝に心血を注ぐべきなのだ。だから私も、ここしばらくは競技や業界内に対する提言などよりも、広報・場内運営面を中心に言動をしてゆこうと思う。「F2をなくせ」と言う意見は多いが、「F2をこう宣伝すれば客が興味を持つ」という側面からモノを考えたいと思うのだ。私が「F2をなくそう」と言うのは、ありとあらゆる広報手段を実践して(させてくれる施行者さんがいるかの問題もあるが)それでもダメだった時、だな。どっちにしてもあまり時間はないが。まぁ、競技・業界の問題点について真剣に論じ合っている方々からは「ヌルい」と思われるかもだが、私はその路線で公営競技に力添えをしてゆきます。広報宣伝にとって妨害となる問題点(世間的イメージ悪化や客離れにつながるような事象)については今後もビシバシ突っ込みますがね。
現在、いくつかの施行者さん、受託業者さん、広告屋さんなどから各種広告、ホームページ制作、場内運営各部門などの受注が進行中。仕事なので当然ギャランティはいただきますが、ハンパな仕事はしません。公営競技を根本から変える広報宣伝制作を展開してゆくつもり。そして、その展開にあたってはマンパワーが足りません。志を同じくするライター・デザイナーその他クリエイターの方々はぜひご連絡を。特に公営競技全般にわたってモノの書ける方、一緒にやりませんか? …と、本日は求人で〆。
明日は日本トーターさんから招聘を受け、朝イチの飛行機で2ヶ月前に行ったばかりの山陽オートへ。