公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
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レース場に活気を戻すのは…選手?
 毎日連載でお送りした大宮記念が終わり、売上げは103億と、心の目標には届かなかったものの、年明けからのG3ラッシュの第3弾であることを考えればまぁまぁ健闘の範囲。出場メンバーも豪華で、番組も連日面白いものが多く、揃えるものをきっちり揃えればそれなりに売上げも上がるということか。しかし中でもやはり凄かったのは連日の選手会によるイベント、だな。全国ではいまだに「何で俺達(選手)がそんなことやらなきゃいけないんだ」というような選手・選手会が多いと聞くが、埼玉選手会の行動力とサービスぶりにはただただ頭の下がる思い。売上げが下がりいよいよ存続がヤバイ、となった時にはさすがに他県でも同じような動きが発生することは予測できるが、その時点ではもう遅い。今から危機感を持って少しづつでも色々やらないといけません。これは競輪他場だけでなく、他競技にも言えること。特に競艇なんかは上部団体に比べて現場の危機感がまだまだ薄いように感じるし、選手は「休みの日にはペラを叩かないといけない」と言うかもしれないが、競輪選手だってホントは毎日練習したいわけで。それでも話の折り合いがつかなければ、持ちペラ制度自体を廃止するという手もある。

 まぁ、選手によるファンサービスが集客策の全てではないにせよ、今回の大宮で、並み居る選手イベントとそれを見て・参加しているお客(老若男女)の楽しそうな表情を見ていると、何と言うか「競輪場に活気が戻ってきた」感じがしたのでね。斜陽の一途を辿る競輪場には、まずはそういう漠然とした「活気」が必要なのではないか? 

 そんな大宮競輪場では、近い将来の特別競輪(G1)誘致を希望しているのだそうで、G3でこれだけイベントを盛り上げるのだから、これがG1になったら…見てみたい気もする。もう永倉支部長なんか舞い上がって何をしでかすことやら(笑)。「競輪運営の成績向上に積極的に取り組んでいること」というのが、特別競輪誘致の条件の一つにあるが、今回の大宮を見る限り、この条件は全国一満たしているのではあるまいか。少なくとも、従来は横の連携の悪かった選手・施行者・競技会が一体となって開催を盛り上げようという姿勢が伺え(特に「素人競輪王」なんていうのは、3者が協力し合わなければ実現不可能な企画だ)、これからの競輪場はこうじゃないと生き残れないよ、とすら感じた。

最近、各所に出入りさせていただいて痛切に思うこと。
もうね、つまらないナワバリ意識や既得権にしがみついている人・集団は、この切羽詰った公営競技界には要らんのですよ。

 ちょっと過激になりましたが、その大宮記念決勝は平原が逃げ…ようとしたところを北日本3番手の高谷雅彦が奇襲イン切りに出る…も、出きれず、そんなことしている間に手島慶介が捲って優勝(番手・後閑差せず2着)という展開で、終わってみれば2車単一番人気。「地元の邪魔はしない」という手島のコメント+GP組は疲れが残っていて、を信じて思いきり平原から勝負した私は大負け。3着は佐藤慎だし、結局GP組のワンツースリーで。この説は来年からは信じないことにしよう。

 その他、今週印象的だったレースは唐津周年記念優勝戦。地元・上瀧和則が当然のごとくの優出だったが、話題は女子・寺田千恵の優出。もしここで勝てば、だいぶ前に香川・山川美由紀が四国地区選手権かなにかを獲って以来の女子G1優勝。周年記念ということになると…今までにあるのか? というぐらい。3号艇で出走の寺田のスタ展は6コースだったが、本番では5コースに入る。4号艇・上瀧のイン取りはいつものことだが、ここは地元だけあって、いつもより更に早い(笑)回り込み。当然そこそこ深い進入となりスタート。スリットはほぼ同体だったものの、その後やや下がり、1マークを外艇を張りながら大きく回ろうとする…と、その瞬間振り込んでしまい、一瞬転覆か、という水しぶきが上がる。我らがテラッチは、そのあおりを若干受けたか、どこも差せずに4番手で回り、そのまま。優勝は1号艇・2コースの服部幸男でありました。

 しかし、上瀧…。なんか最近見ていると、優勝戦などで無理にイン取り行った時にはまず「いらない」という結果になってないか? 昔から連綿と続く「イン屋」の歴史の中でも、かなり情けないというか。最近ではSG3連覇した頃の西島義則がイン屋として印象深いが、ちょっと足元にも及ばない感じ。イン屋というのは、インで常勝するからそう呼ばれるのであって、ただインに入るだけなら誰でもできる(上瀧本人が「イン屋」と呼ばれたいのかどうかは知らないが)。実際、客席の評価もそうで、上瀧の1コース進入が確実な時、オッズ的には他艇から売れてたりする。この1コース有利な現代競艇においてだ。以前、西島が本番で前づけ1コースに入ると、周囲の客のどよめきは「おおー、やっぱり入ったよ。これで逃げ切っちゃうんだからな。一応おさえといてよかった!」というものだったが、今の上瀧の場合は「まーたやってるよ。バカだね〜(冷笑)。いいや、俺買ってないもん」という感じが多い。上瀧ファンも結構な割合が「そんなに無理してイン取らなくても…」と思ってるんじゃないか? ともかく上瀧には奮起を促したい。私の本心としては、競艇を面白くするためにこういう「イン屋」を初めとして、個性的な選手がもっと育っていただきたいのだ。

 公営競技ライターデビューして早や1年…いや、まだ1年だというのに、このところ急激に各所から取材、原稿、意見交換などのお声掛けをいただき、マジでこちらに専念せねばならぬ流れになりつつある。まぁ、まだ実際稼ぎになるモノは少ないが、今はとりあえず本業で食えてる(若い衆が食わせてくれてる?)し、まだまだ顔と行動範囲を広げるのが優先か。

 しかし、業務スペース的にも不安になってきたので、思い切って仕事場を移転することにしました。一昨日物件を見に行き、即決。JR浅草橋駅近くのビルの4〜6階(3層メゾネット)です。4階を本業の編プロスペース、5階が公営競技関係仕事部屋、そして6階は秘密のお部屋…といってもこの6Fは屋上プレハブみたいなものだが。光回線とCSを完備して全競技ミニ場外化、そしてギャンブル好き・関係者がワイワイ集まるようなスペースにしようかな、と考えておりますので、皆様お気軽に遊びにいらしてくださいませ。引越しは2月10日頃を予定。
【2007.01.21 Sunday 23:48】 author : TOM | 公営競技総合 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
がんばってほしいですが、業界の代弁者には成り下がらないで欲しいです
【2007/01/23 10:21 PM】 賛成派のひとり |
はい、ご心配なく。
【2007/01/23 11:48 PM】 TOM |
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