■市長「単独開催を検討」
・民間企業が支援提案
ばんえい競馬問題で、帯広市の砂川敏文市長は7日、民間企業から支援提案を受けたことを明らかにし、1市単独開催の検討に入る考えを示した。運営を民間に任せる方式での存続が模索される見通し。11月27日の岩見沢・帯広両市の撤退表明で事実上の廃止に向かっていた同競馬は、民間参入による再建検討という新たな展開を迎えた。
・市議会一般質問で答弁
同日午前10時に始まった市議会一般質問で、有城正憲氏が現状を質問。砂川市長は「競馬関係者からの資金提供や各方面から存続を願う声が届いている。昨日、民間企業からも存続に向けた提案があった。私としては、市単独開催の可能性について検討していきたいと考えている」と述べた。
詳しい内容については記者団に対し「まだコメントはできない」と語った。砂川市長は11月27日の撤退会見で「(単独開催を)市として考えるのは難しい」としていたが、2日の調騎会、馬主協会からの寄付申し出を伴う存続要請に対し、市としても検討する考えを示していた。
ばんえい競馬の存続に対する民間支援では、帯広・岩見沢2市開催案に対して、地方競馬全国協会(地全協)を通して、走路への映像カメラの設置や観覧席整備などのハード面のほか、インターネット配信や民間の直営場外設置、PR職員の配置、経営幹部の派遣などの提案があった。関係者によると、2市の撤退表明後、地全協や関係官庁の後押しを受けて、競馬関係者らが現在、数社と交渉している。
今後は市の試算で年3億円とした単独開催収支の精査や具体的な振興策などについて、改めて民間を交えた検討が進む見込み。来年度開催を前提とした協議が進む場合、当初12月中旬とした国への開催申請などの最終期限の緩和もあり得るとみられている。
(2006.12.07 十勝毎日新聞)
→ついに民間支援の存在が明らかとなり、市長も正式に存続検討を口にした。光はすぐそこに。正式に再生・存続の発表までには、民間出資者と市・組合での具体的運営計画策定→運営団体(3セク?)の設立→現組合解散&新組合設立 のプロセスで進むと考えられる。具体的支援企業の実名等、詳細はまだ公表されないが、どういった形での運営方針が立てられるのかは興味津々。逆にこうなると今年度の残り開催については、途中打ち切りの公算が高いのではないだろうか。今までの累積赤字は現組合が清算することになるわけだし、現在の収支ではやればやるほど赤字が増えるわけで。赤字を増やさず早めに切り上げ、再生の動きに入ろう、と考えるだろう。1月ラストにばんえい記念を開催して現在のばんえい競馬は一旦終了、にするとみるが、さてどうなるか。
とにかく、存続の可能性が大きくなったことはおおいに喜びたい。今夜は祝杯だ!
・民間企業が支援提案
ばんえい競馬問題で、帯広市の砂川敏文市長は7日、民間企業から支援提案を受けたことを明らかにし、1市単独開催の検討に入る考えを示した。運営を民間に任せる方式での存続が模索される見通し。11月27日の岩見沢・帯広両市の撤退表明で事実上の廃止に向かっていた同競馬は、民間参入による再建検討という新たな展開を迎えた。
・市議会一般質問で答弁
同日午前10時に始まった市議会一般質問で、有城正憲氏が現状を質問。砂川市長は「競馬関係者からの資金提供や各方面から存続を願う声が届いている。昨日、民間企業からも存続に向けた提案があった。私としては、市単独開催の可能性について検討していきたいと考えている」と述べた。
詳しい内容については記者団に対し「まだコメントはできない」と語った。砂川市長は11月27日の撤退会見で「(単独開催を)市として考えるのは難しい」としていたが、2日の調騎会、馬主協会からの寄付申し出を伴う存続要請に対し、市としても検討する考えを示していた。
ばんえい競馬の存続に対する民間支援では、帯広・岩見沢2市開催案に対して、地方競馬全国協会(地全協)を通して、走路への映像カメラの設置や観覧席整備などのハード面のほか、インターネット配信や民間の直営場外設置、PR職員の配置、経営幹部の派遣などの提案があった。関係者によると、2市の撤退表明後、地全協や関係官庁の後押しを受けて、競馬関係者らが現在、数社と交渉している。
今後は市の試算で年3億円とした単独開催収支の精査や具体的な振興策などについて、改めて民間を交えた検討が進む見込み。来年度開催を前提とした協議が進む場合、当初12月中旬とした国への開催申請などの最終期限の緩和もあり得るとみられている。
(2006.12.07 十勝毎日新聞)
→ついに民間支援の存在が明らかとなり、市長も正式に存続検討を口にした。光はすぐそこに。正式に再生・存続の発表までには、民間出資者と市・組合での具体的運営計画策定→運営団体(3セク?)の設立→現組合解散&新組合設立 のプロセスで進むと考えられる。具体的支援企業の実名等、詳細はまだ公表されないが、どういった形での運営方針が立てられるのかは興味津々。逆にこうなると今年度の残り開催については、途中打ち切りの公算が高いのではないだろうか。今までの累積赤字は現組合が清算することになるわけだし、現在の収支ではやればやるほど赤字が増えるわけで。赤字を増やさず早めに切り上げ、再生の動きに入ろう、と考えるだろう。1月ラストにばんえい記念を開催して現在のばんえい競馬は一旦終了、にするとみるが、さてどうなるか。
とにかく、存続の可能性が大きくなったことはおおいに喜びたい。今夜は祝杯だ!