昨日のTBS『サンデーモーニング』あたりでもばんえい競馬廃止のニュースが。「喝!」でお馴染みの野球評論家両氏の意見は…
大沢氏:「こういう地方の伝統行事をなくすのは惜しい」
張本氏:「見ていると馬がかわいそうなのでやめて欲しい」
そして司会の関口氏は「なんとか続けて欲しい」。
と、それぞれ短くコメント。普段はこの手のタレントコメントは気にも留めずに聞き流すが、自分が好きなものの存亡がかかっているという時に改めてこういうのを聞くと、地上波TVの無責任さというか、「少なくとももっとちゃんと事情を知っている人間を呼んできて喋らせろ」と言いたくなるな。これじゃ報道されたことの意味が全くない。単なる電波の垂れ流しだ。昨今はこういう報道バラエティ系番組が多く、いわゆるコメンテーターと言われる雑多なタレントたちが「私、世の中のことは全て知ってます」というような顔をして何にでも首を突っ込むかのごとく喋っているが、その罪は大きいなぁ、と感じた次第。コメンテーターの人たちも、喋るからには大きな責任を背負っていることをもっと意識した方がいいと思うよ。局側の「一つ一つのネタに対していちいち専門家を呼ぶのがメンドくさくて」こういう輩にまとめて喋らせる、という手抜きが一番悪いのだが。
そのばんえい競馬には少しづつ存続への逆風が。
■ばんえい競馬:国に対応要請−−中川・自民政調会長
ばんえい競馬が今年度限りで廃止されることについて、地元出身の中川昭一・自民党政調会長は1日、帯広市で開かれた道議・市長村議との勉強会で、ばんえい競馬を所管する農水省と総務省に対し、「十勝で残したいという意思があり、ある程度の対応を取ったなら、(国として何らかの対応ができないかどうか)検討してもらいたい」と伝えたことを明らかにした。
勉強会で中川政調会長は「いろんな形の知恵がある。十勝全体で残したいという強い意思があれば、帯広市長にムチを打って障害を乗り越えてもらいたい」と強調。さらに、東京や大阪のばんえい競馬ファンから存続を求めるメールが多数届いていると紹介し、「帯広市の財政の問題だけでなく、北海道の文化の問題だ」と訴えた。(2006.12.02 毎日新聞)
→大物政治家がようやく動いた。もちろん期待大、だ。
■ばんえい競馬:帯広シリーズ開幕 存続願うファンが声援
今年度限りの廃止が決まったばんえい競馬の帯広シリーズが2日、帯広市の帯広競馬場で始まった。最後のばんえい競馬を見ようと、714人(午前11時現在)のファンが訪れ、迫力あふれるレースに声援を送った。
午前10時40分発走の第1レースを前に砂川敏文帯広市長が開会宣言した。砂川市長はこの中で「来年度の帯広1市での単独開催は現状では難しい。ファンに親しまれ馬文化の伝承に役立っただけに、(廃止は)誠に残念だ」と廃止のやむなきに至った理由を説明した。集まったファンは「ばんえい競馬残してください」「お願いします」と砂川市長に声をかけた。
第1レースには2歳馬10頭が出走した。530キロの鉄そりを引き、障害物の高さが最高1・7メートルある200メートルの直線コースを白い息を吐きながら力走。2番人気のオオノトップが1着となり、賞金15万円を獲得した。この日はメーンの「石勝特別」など12レースがある。帯広シリーズは来年3月26日まで10開催60日が予定されているが、途中の打ち切りもあり得る。
子供のころからばんえい競馬に親しんできた帯広市の無職、馬渕茂二さん(70)は「もうちょっと早く手を打っておけなかったのだろうか。一度なくしたら元に戻れず、なくすべきではない。帯広で1年やってみるとかいろいろな方法があると思う。競馬場にきょう来ているみんなは同じ気持ちだろう」と語った。
ばんえい競馬馬主協会と北海道ばんえい競馬調騎会は2団体でばんえい競馬の存続を条件に計1億4000万円を寄付する用意があることをこの日、砂川市長に伝えた。砂川市長は「皆さんの気持ちは大変ありがたい。自主開催ができるかどうか、検討の努力はしなければいけない」と述べた。
(2006.12.02 毎日新聞)
→帯広・砂川市長のコメントに微妙な変化が。「廃止」一辺倒から「自主開催を検討」へ。この間に何かあったか? 上記の寄付の他、私の独自取材では第3セクター出資に某企業が名乗りを上げた、という事実もある模様。市長の実際のコメントは以下のニュース動画でも聞くことができる。
http://news.hbc.co.jp/newsi/t05-6_01_001.asx
確かに「具体的な提案・提言があるので、それを含めて検討」と言っている。
それにしても、このニュース映像の全体的な論調としては「廃止は決定済み」というノリに終始している。ここ数日は他媒体においても全くその流れで、存続へ向けての動きはなるべく報道しないように、という力が働いているのか? と疑わしいほどだ。これで、もし3セクだろうがなんだろうが「残る!」ということになったら、マスコミは赤っ恥もいいところ。特に、これまでも「風評被害」とでも言うべき、廃止促進報道を続けてきた北海道新聞の責任はデカいよ。現場はみんな怒ってるからね。
先日、川口オートでの取材の際にお知り合いになった若手予想屋さん(父も同業の2世予想屋だ)からメールをいただいた。これから、この苦しい公営競技界で一花咲かせようというチャレンジャーだけに公営競技を、ギャンブルをなかなか深く洞察している模様。特に宝クジ(予想も何もいらない単純ギャンブル)やトト(控除率高すぎ)と公営競技を比較し、「やはりどの競技もイメージが大事」と、現場の予想屋さんらしからぬご意見には嬉しくなりました。最近は同じ埼玉の大宮競輪でも22才の若手予想屋君がデビューするなど、現場の若返りもわずかながら進んでおります。そのうち集まっていただき宴会&座談会でも企画したいもの。
そういえば、ばんえい競馬場には予想屋さんが皆無。昔はいたのか? は知らないが、現在盛り上がっている『つづけよう!ばんえい競馬』の掲示板でも、「競争の仕組みがわかりづらい」「誰かが世間に向けて解説を」といったようなご意見が多いようだし、存続のあかつきにはぜひ場内に予想屋さんを置くといい。しかも、今までのような常連客とばかり話しているような(一見客が話しかけづらい)オッサン予想屋ではなく、気軽に話しかけられる若くて・明るい予想屋さんがいいね。もし東京に専用場外ができるのなら私がやりたいが(笑)。
いわき平・全日本選抜競輪も、もう準決。ここ1週間ロクに打っていないが、今日はちょっとイッてみますか。
【旅打ち美味いものシリーズ・7】
北見からクルマで1時間弱、置戸町「鹿の子温泉・鹿の子荘」名物の鹿肉料理。
ステーキ、浅炊き、味噌漬けなど様々な料理が揃うが、新鮮な鹿肉は食感良く滋味に溢れ、胃にももたれない。ステーキのソース(味噌&クルミ)も絶品。
温泉は36℃前後でぬるめ・じっくり浸かるタイプ。「これぞ美肌の湯!」というヌルヌルさが快感だ。
大沢氏:「こういう地方の伝統行事をなくすのは惜しい」
張本氏:「見ていると馬がかわいそうなのでやめて欲しい」
そして司会の関口氏は「なんとか続けて欲しい」。
と、それぞれ短くコメント。普段はこの手のタレントコメントは気にも留めずに聞き流すが、自分が好きなものの存亡がかかっているという時に改めてこういうのを聞くと、地上波TVの無責任さというか、「少なくとももっとちゃんと事情を知っている人間を呼んできて喋らせろ」と言いたくなるな。これじゃ報道されたことの意味が全くない。単なる電波の垂れ流しだ。昨今はこういう報道バラエティ系番組が多く、いわゆるコメンテーターと言われる雑多なタレントたちが「私、世の中のことは全て知ってます」というような顔をして何にでも首を突っ込むかのごとく喋っているが、その罪は大きいなぁ、と感じた次第。コメンテーターの人たちも、喋るからには大きな責任を背負っていることをもっと意識した方がいいと思うよ。局側の「一つ一つのネタに対していちいち専門家を呼ぶのがメンドくさくて」こういう輩にまとめて喋らせる、という手抜きが一番悪いのだが。
そのばんえい競馬には少しづつ存続への逆風が。
■ばんえい競馬:国に対応要請−−中川・自民政調会長
ばんえい競馬が今年度限りで廃止されることについて、地元出身の中川昭一・自民党政調会長は1日、帯広市で開かれた道議・市長村議との勉強会で、ばんえい競馬を所管する農水省と総務省に対し、「十勝で残したいという意思があり、ある程度の対応を取ったなら、(国として何らかの対応ができないかどうか)検討してもらいたい」と伝えたことを明らかにした。
勉強会で中川政調会長は「いろんな形の知恵がある。十勝全体で残したいという強い意思があれば、帯広市長にムチを打って障害を乗り越えてもらいたい」と強調。さらに、東京や大阪のばんえい競馬ファンから存続を求めるメールが多数届いていると紹介し、「帯広市の財政の問題だけでなく、北海道の文化の問題だ」と訴えた。(2006.12.02 毎日新聞)
→大物政治家がようやく動いた。もちろん期待大、だ。
■ばんえい競馬:帯広シリーズ開幕 存続願うファンが声援
今年度限りの廃止が決まったばんえい競馬の帯広シリーズが2日、帯広市の帯広競馬場で始まった。最後のばんえい競馬を見ようと、714人(午前11時現在)のファンが訪れ、迫力あふれるレースに声援を送った。
午前10時40分発走の第1レースを前に砂川敏文帯広市長が開会宣言した。砂川市長はこの中で「来年度の帯広1市での単独開催は現状では難しい。ファンに親しまれ馬文化の伝承に役立っただけに、(廃止は)誠に残念だ」と廃止のやむなきに至った理由を説明した。集まったファンは「ばんえい競馬残してください」「お願いします」と砂川市長に声をかけた。
第1レースには2歳馬10頭が出走した。530キロの鉄そりを引き、障害物の高さが最高1・7メートルある200メートルの直線コースを白い息を吐きながら力走。2番人気のオオノトップが1着となり、賞金15万円を獲得した。この日はメーンの「石勝特別」など12レースがある。帯広シリーズは来年3月26日まで10開催60日が予定されているが、途中の打ち切りもあり得る。
子供のころからばんえい競馬に親しんできた帯広市の無職、馬渕茂二さん(70)は「もうちょっと早く手を打っておけなかったのだろうか。一度なくしたら元に戻れず、なくすべきではない。帯広で1年やってみるとかいろいろな方法があると思う。競馬場にきょう来ているみんなは同じ気持ちだろう」と語った。
ばんえい競馬馬主協会と北海道ばんえい競馬調騎会は2団体でばんえい競馬の存続を条件に計1億4000万円を寄付する用意があることをこの日、砂川市長に伝えた。砂川市長は「皆さんの気持ちは大変ありがたい。自主開催ができるかどうか、検討の努力はしなければいけない」と述べた。
(2006.12.02 毎日新聞)
→帯広・砂川市長のコメントに微妙な変化が。「廃止」一辺倒から「自主開催を検討」へ。この間に何かあったか? 上記の寄付の他、私の独自取材では第3セクター出資に某企業が名乗りを上げた、という事実もある模様。市長の実際のコメントは以下のニュース動画でも聞くことができる。
http://news.hbc.co.jp/newsi/t05-6_01_001.asx
確かに「具体的な提案・提言があるので、それを含めて検討」と言っている。
それにしても、このニュース映像の全体的な論調としては「廃止は決定済み」というノリに終始している。ここ数日は他媒体においても全くその流れで、存続へ向けての動きはなるべく報道しないように、という力が働いているのか? と疑わしいほどだ。これで、もし3セクだろうがなんだろうが「残る!」ということになったら、マスコミは赤っ恥もいいところ。特に、これまでも「風評被害」とでも言うべき、廃止促進報道を続けてきた北海道新聞の責任はデカいよ。現場はみんな怒ってるからね。
先日、川口オートでの取材の際にお知り合いになった若手予想屋さん(父も同業の2世予想屋だ)からメールをいただいた。これから、この苦しい公営競技界で一花咲かせようというチャレンジャーだけに公営競技を、ギャンブルをなかなか深く洞察している模様。特に宝クジ(予想も何もいらない単純ギャンブル)やトト(控除率高すぎ)と公営競技を比較し、「やはりどの競技もイメージが大事」と、現場の予想屋さんらしからぬご意見には嬉しくなりました。最近は同じ埼玉の大宮競輪でも22才の若手予想屋君がデビューするなど、現場の若返りもわずかながら進んでおります。そのうち集まっていただき宴会&座談会でも企画したいもの。
そういえば、ばんえい競馬場には予想屋さんが皆無。昔はいたのか? は知らないが、現在盛り上がっている『つづけよう!ばんえい競馬』の掲示板でも、「競争の仕組みがわかりづらい」「誰かが世間に向けて解説を」といったようなご意見が多いようだし、存続のあかつきにはぜひ場内に予想屋さんを置くといい。しかも、今までのような常連客とばかり話しているような(一見客が話しかけづらい)オッサン予想屋ではなく、気軽に話しかけられる若くて・明るい予想屋さんがいいね。もし東京に専用場外ができるのなら私がやりたいが(笑)。
いわき平・全日本選抜競輪も、もう準決。ここ1週間ロクに打っていないが、今日はちょっとイッてみますか。
【旅打ち美味いものシリーズ・7】
北見からクルマで1時間弱、置戸町「鹿の子温泉・鹿の子荘」名物の鹿肉料理。
ステーキ、浅炊き、味噌漬けなど様々な料理が揃うが、新鮮な鹿肉は食感良く滋味に溢れ、胃にももたれない。ステーキのソース(味噌&クルミ)も絶品。
温泉は36℃前後でぬるめ・じっくり浸かるタイプ。「これぞ美肌の湯!」というヌルヌルさが快感だ。