今週の地方競馬は「ダービーウイーク」だそうで。南関東・大井競馬では二日連続の重賞が行われ、火曜のG2・大井記念(2600M)は、内田博騎乗のエイシンチャンプが直線、的場文・ボンネビルレコードとの壮絶な叩きあいをクビ差でかわして勝利。結局は内田・的場で決まったわけだが、決して単純な競争ではなく、あの叩きあいは歴史に残る名勝負と言っていいだろう。そして翌水曜日はG1・東京ダービー(2000M)。無敗の戴冠なるか、の石崎隆・シャイニールックが本命。羽田盃覇者で唯一三冠の資格をもつ左海誠・サンキューウィンが大外の不利な枠で人気はやや割れていたが、結果は道中好から直線、中を割って伸びたビービートルネードが逃げるトキノシャンハイ、サンキューウィンを差しきって快勝。単勝7190円にもビックリだが、鞍上・町田直希騎手は18歳、デビュー1年2ヶ月でダービー制覇の快挙。あの的場先生が30余年の騎手生活でまだ一度も手にしていないタイトルを18歳の新人があっさりと! 前日の大井記念で「やっぱり競馬は騎手だ」とばかりに、この日も内田・的場・石崎あたりの馬複を買い漁っていた私は滅亡。前日の叩きあいで力を使い切ったのか、内田は最後大タレして14着、的場先生は終始「後方儘」でいいところなく13着であった…。
デビュー時から「天才」と評価されていた町田騎手。重賞初制覇で一皮むけて、更なる躍進があるか。「地方の武豊」の誕生かも。
すっかりナイターシーズンになり、こちらの生活ペースにも変化。午前中から夕方前まで仕事して、夕方から夜は観戦・購入、終了後は深夜まで仕事&酒&情報収集といった具合。夜に仕事を残してない日は本場へ向かうといった感じ。ナイターも世の中ではすっかり定着した感じで、例えば一つのレース場に行って、「あ、去年のナイターで見たことあるな」というお客が結構いて、その方々は昼間開催の時期にはほとんど見ない。ナイターの季節になるとレース場にやってくるお客なのだろう。こうなると「好きなお客は一年中来る」という概念は捨てて、こうした「季節客」をどう呼ぶか、どう増やすか、ということも考える必要があるのかも。
競輪のポータルサイト「KEIRIN.JP」(http://keirin.jp)が来週14日からリニューアルオープンの予定。以前からさんざん告知されていたが、かなり気合の入ったものらしく、今まで別々だった情報系「競輪らんど」とデータ系「KEIRIN DATA PLAZA」、それにネット投票用の「競輪ネットバンク・競輪インターネット投票」が統合され、ここだけで各種情報から番組、オッズの閲覧、そして同時にネッ投までできるようになる。つい先日から体験ページが開設されており、早速本日アクセス。まずデータ欄だが、昨日・本日・明日に開催の競輪場の全番組、オッズに加え、当該開催の「注目選手」を明記。どういう基準で選んでいるのかは今の時点ではよくわからないが、いわゆるランク上位の看板選手を列挙するだけなら意味がないし、できれば評論家のコメントつきで解説して欲しいものだ。
そして一番気になる投票機能。これは結論から言えばイジってるだけでも面白いというかなり手の込んだ(操作が難解という意味ではない)もので、まず従来の「通常投票」の他に、投票のエンタテイメント性を追及した「アドバンス投票」なるものがある。細かくはこうだ。
●ポジショニング投票
着順入力欄を操作してレースの着順を予想。目に見えて操作できるフォーメーション方式とでも言うべきもので、「この選手がアタマ」と思ったら1着欄だけに、「この選手は3着までには来る」と思えば、1〜3着の全てにマーキング。すると右の欄にそれら予想の全ての買い目が表示されると。でも、これで買ってたらキリがないなぁ、せいぜい2車単までにしときましょう、と戒め。
●ダンゴ打ち投票
「ダンゴ」は新聞の予想印のこと。脇の新聞を見て、その印を◎、○、▲…と入力していくと、これまた買い目が出てくる。もちろん占いめいたものではなく、純粋に印の強弱で判断される。これはあまり意味が感じられないが…。まぁ、新聞の印を何よりの参考にしている向きにはいいかも。
●マークカード投票
これはもっと意味がないけど、ぜひ使いたい! 画面上に原寸大のマークカードが表示され、マウスでそれを塗りつぶしてゆくという(笑)。家に居ながら本場気分が味わえる。
●出目投票
ここまでやるか!? いまだ根強く存在する出目買いマニアのためのぺぇじ。出目データは「本日のレースだけ」から「昨年1年間の全場データ」まで各種選べ、これでもし当たったりした日にゃハマるかも。
…というわけで、予想以上にゲーム感覚というか、面白いことを始めたな、という印象。更にもう一つの主要機能として「マイページ」があり、これはファン個人個人が「好きなレース場」「好きな選手」などを自らデータ登録し、その場・選手の車券を買いやすくするというもの。ちなみに予想機能的なものは一切ない模様だが、特に競輪においては「特定選手追っかけ」はかなりの客が実践しており、良い機能だと思う。
開設後はしばらく競輪ネッ投にハマリそうな予感。ネット投票会員じゃない方もこの際加入して、一緒にハマりましょ。
明日からはいよいよワールドカップin独逸、ということで盛り上がりまくっている全世界ではありますが、私はそんなものには目もくれず、日曜からばんえい旭川競馬に行ってまいります。春の旭川開催の最後を飾る重賞・旭王冠賞の観戦もさることながら、ばんえい競馬の存続策としての規模縮小による2場(旭川・北見)廃止の可能性はまだくすぶっており、もしかすると今年で最後になるやも知れぬ旭川ばんえい競馬の取材・撮影が主目的。ライターとしての初旅打ち…あ、いや、取材旅行ナリ。
★当ブログの本体『公営レース賛成派』は こちら
★『週間レース』誌にてコラム連載中! ご意見・ご感想お待ちしております
デビュー時から「天才」と評価されていた町田騎手。重賞初制覇で一皮むけて、更なる躍進があるか。「地方の武豊」の誕生かも。
すっかりナイターシーズンになり、こちらの生活ペースにも変化。午前中から夕方前まで仕事して、夕方から夜は観戦・購入、終了後は深夜まで仕事&酒&情報収集といった具合。夜に仕事を残してない日は本場へ向かうといった感じ。ナイターも世の中ではすっかり定着した感じで、例えば一つのレース場に行って、「あ、去年のナイターで見たことあるな」というお客が結構いて、その方々は昼間開催の時期にはほとんど見ない。ナイターの季節になるとレース場にやってくるお客なのだろう。こうなると「好きなお客は一年中来る」という概念は捨てて、こうした「季節客」をどう呼ぶか、どう増やすか、ということも考える必要があるのかも。
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そして一番気になる投票機能。これは結論から言えばイジってるだけでも面白いというかなり手の込んだ(操作が難解という意味ではない)もので、まず従来の「通常投票」の他に、投票のエンタテイメント性を追及した「アドバンス投票」なるものがある。細かくはこうだ。
●ポジショニング投票
着順入力欄を操作してレースの着順を予想。目に見えて操作できるフォーメーション方式とでも言うべきもので、「この選手がアタマ」と思ったら1着欄だけに、「この選手は3着までには来る」と思えば、1〜3着の全てにマーキング。すると右の欄にそれら予想の全ての買い目が表示されると。でも、これで買ってたらキリがないなぁ、せいぜい2車単までにしときましょう、と戒め。
●ダンゴ打ち投票
「ダンゴ」は新聞の予想印のこと。脇の新聞を見て、その印を◎、○、▲…と入力していくと、これまた買い目が出てくる。もちろん占いめいたものではなく、純粋に印の強弱で判断される。これはあまり意味が感じられないが…。まぁ、新聞の印を何よりの参考にしている向きにはいいかも。
●マークカード投票
これはもっと意味がないけど、ぜひ使いたい! 画面上に原寸大のマークカードが表示され、マウスでそれを塗りつぶしてゆくという(笑)。家に居ながら本場気分が味わえる。
●出目投票
ここまでやるか!? いまだ根強く存在する出目買いマニアのためのぺぇじ。出目データは「本日のレースだけ」から「昨年1年間の全場データ」まで各種選べ、これでもし当たったりした日にゃハマるかも。
…というわけで、予想以上にゲーム感覚というか、面白いことを始めたな、という印象。更にもう一つの主要機能として「マイページ」があり、これはファン個人個人が「好きなレース場」「好きな選手」などを自らデータ登録し、その場・選手の車券を買いやすくするというもの。ちなみに予想機能的なものは一切ない模様だが、特に競輪においては「特定選手追っかけ」はかなりの客が実践しており、良い機能だと思う。
開設後はしばらく競輪ネッ投にハマリそうな予感。ネット投票会員じゃない方もこの際加入して、一緒にハマりましょ。
明日からはいよいよワールドカップin独逸、ということで盛り上がりまくっている全世界ではありますが、私はそんなものには目もくれず、日曜からばんえい旭川競馬に行ってまいります。春の旭川開催の最後を飾る重賞・旭王冠賞の観戦もさることながら、ばんえい競馬の存続策としての規模縮小による2場(旭川・北見)廃止の可能性はまだくすぶっており、もしかすると今年で最後になるやも知れぬ旭川ばんえい競馬の取材・撮影が主目的。ライターとしての初旅打ち…あ、いや、取材旅行ナリ。
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