公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
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ナウなヤングは競輪場
 消費者金融・アイフルの暴力的取立てが問題視されているここ数日だが、それを批判する論調が笑ってしまう。「チワワやアイドルタレントを使ってソフトイメージを作っておいて、その実態は…」みたいな。そりゃ、どんな悪い会社だって最初から「俺たちゃワル」と宣伝するところはないし、悪いトコほど美しい宣伝をするもの。金貸しなんだから、返さない客に強硬に当たるのはあたりまえでしょう。優しくて甘い金貸しなんて踏み倒しばっかりくらってすぐ潰れるだろうに。いくらソフトイメージだろうが、年利27%とかでしょ? どう考えたって暴利だし、そんなところから金借りるもんじゃない。もっと前の時代にそこに気づかなかったのが人民の悲劇で、誰も借りなければ金利を下げて営業するしかないわけだし、そうしてもっと健全な利率(せいぜい7〜8%とか)を定着させておいてから利用すればいいのに。あっ、そうするとテラ銭25パーの公営ギャンブルの立場がますます悪くなったりして(苦笑)。

 本日は船橋オートの民間委託運営化初日の様子をチェックしに行く予定だったのだが、明日も晴れのようだしと、陽気に誘われて記念開催中の西武園へ。決勝戦は事実上先行一車の武田豊樹(茨城)が最終ホームから逃げ、斉藤登志信(山形)率いる北日本ラインが捲り届かなかったり、南関の捲り核弾頭・石毛克幸(千葉)が1コーナーでハンドル操作を誤ったか、大外に飛び(フェンスに頭からブチ当たって「ゴン!!」という音が場内に響き渡った。珍しい)…などとやっている間に終直線。武田番手の兵藤一也(群馬)が舌なめずりしながら差そうというところを、3番手・大塚健一郎(大分)が見事な中割りで交わしの交わし。私の予想は兵藤有力も、二日目落車しながらも準決を1位で勝った大塚も脚勢は5分と考え、結局2枠複1−6(6.6倍)1点勝負でゲット。2車単、3連単に比べると配当額としては低いが、久々に枠1点勝負の醍醐味と効率の良さを味わった。

 と、謳うのはこのぐらいにしておいて、本日の西武園場内雑感。まずびっくりしたのは、最近の競輪場としては信じられないぐらい若い客層が多い。…まぁ、多いとはいってもあくまでも競輪場レベルの話であるから、ディズニーランドとか、お台場とかを想像しないように。それでも、20代のOL風2人組とか、ちょっとカッコイイ風の男二人とプチギャル系女子の3人組、そして血気盛んな感じの男衆5〜6人組などなど。それぞれにしっかりと予想紙も持って車券も買い(ココ重要)、選手には応援・バ声などを飛ばしている。んん? いいんじゃないの、この感じ。この一角(私が観戦していたバックの1F席)だけ見ていると、競輪の未来は明るいかも、とちょっと思ってしまう。そんなところに本日のファンサービス企画「ポラロイド撮影会」がやってきた。着ぐるみキャラ2人(2匹?2頭?)とポラロイドカメラを下げた職員がスタンド中を練り歩き、一緒に写真撮影をしてくれるというものだが、いつもはこの手にはほとんど興味を示さない私が、場内の若い雰囲気に押されてか「楽しまなくっちゃ」という気分になり、つい参加。満面の笑みで撮っちまいました。



 それまでは遠巻きに見ていた周囲のオジサマ方も、一人が撮り始めると、我も我もとなかなかの盛況。やっぱりねぇ、みんな盛り上がりたいんですよ。記念ならではのお祭り企画なのだろうが、こういうのはどんどんやるべき。大して経費もかからないしネ。

 決勝戦終了後、バックで表彰式が行われたのだが、その場に残っているお客を見渡すと、今までよりも更に若い層の割合が多い。みな思い思いに「大塚ぁ!」「強かったぞ!」「もう小野の後ろなんて回るな!」(笑)…などと声援を飛ばす。うーん、やはり若い客を呼ぶにはこういうスポーツ的盛り上がりや選手との触れ合いなどが必要なのだなぁ。競技としても楽しくて、ひょっとしたらお金まで儲かっちゃうかもしれない「若者にも楽しい遊び」なんだよ、競輪は。あっ、あと提言したいのは「駐車場の更なる充実」ね。帰路、私が乗り込んだ西武線にはオジサマ客がほとんど。若い衆は皆クルマで来場しているようなので。

 競輪といえば、結構話題になっているのが4月からの新CM。あの井筒監督がメガホンを取り、現役選手・武田豊樹が出演する、今までとは打って変わって人間くさい雰囲気だ。個人的にはまだイマイチの印象はぬぐえない(私の理想のCMは、競技そのものの白熱度と知的ギャンブルスポーツとしての魅力をダイレクトに伝えるようなものだ)が、「もーんもんもん」に比べれば500万倍ぐらいマシ。選手を出演させただけでも方向性としては良い。…と思っていたら、『プロスポーツ』紙のコラムに以下のような記述が。

■新しいCMがスタート

(前略)出演がタレントではなく、競輪選手であることも新コマーシャルの売りである。(中略)広告主である日本自転車振興会の下重暁子会長は「美しく、逞しい男を見ていただきたい」と胸を張る。コンセプトについては「私だって、女性にも競輪場に来ていただきたいと思っています。でも、もっと来てよ、来てよとこびられると、へそを曲げて行きたくなくなる人もいるはず。競輪場は男の遊び場で売ってもいいと思う。そのほうが、逆に女性が行きたくなるのではないでしょうか」と述べた。
(プロスポーツ4月19日号 「記者席」コラムより)

→ようやく、ようやくソコに気づいてくれましたか! 選手出演に切り替えたことといい、「競輪場は男の遊び場」といい、会長もしかしたら賛成派読んでます(笑)? もしお読みでしたらぜひコメントor書き込みをお願いしたい。今度の『週間レース』連載ページでは、まさに第一回目でその点を書いたのだが、先に言われちゃったので書き方をイジろうかな? そんなわけで編集長、ちょっと手を加えたいので、もう少し〆切を……。

 西武園の客は若かったが、本日からはオジサマの祭典・競艇名人戦が尼崎にて開幕。個人的には明日は船橋行きの予定のため三日目から参戦予定。コース取りの妙味、そして技の百貨店(デパートではない)が楽しめる六日間は年に一度の楽しみ。普段「競艇はくるっと回って終わり、でツマンナイ」とおっしゃる他競技ファン(ホント多いんだよね)にはぜひ観戦をおススメしたいところだ。できれば毎日、競艇オフィシャルの選手コメントなどを熟読しながら追っかけてみて欲しい。競艇の奥深さが垣間見えること間違いなし! ちなみに今回、エースモーター(2連対率53%)を引いたのは西和則(佐賀)、2位以下は河合良夫(愛知)、柾田敏行(東京)、難波雄三(岡山)、原田順一(福岡)、高山秀則(宮崎)、といったあたりで、機と実力伴って活躍しそうなのは原田、高山あたり。他の有力どころでは、昨年優勝の水野要が9位モーター、競艇国宝・加藤峻二先生は21位の中堅機でございます。まぁ、名人戦は例年、2・3日目からは機力などあんまり関係ない展開になっちゃうことが多く、このあたりベテランの機合わせの上手さというか。なので、舟券的には機力よりも実力、好不調の波、好きなコース取りができそうか、などを中心に考えるのが良いかと。

 明日は船橋。さて、民間運営のオートレース場はどう変わっているか? ちーとも変わっていないか? 乞うご期待。

==========
4月19日(水)の注目レース

【立川10R 特選】電投締切15:45
←1石渡正也(茨城)−5佐久間仙之(東京)−8梅山秀樹(群馬)
 9海田和裕(三重)−4服部竜二(愛知)
 3友定祐己(岡山)−7星島太(岡山)
 6福田和也(神奈川)−2望月永悟(静岡)

 脚質的には福田の逃げを海田・石渡が捲る図式だが、ライン長い石渡が先行する可能性も。骨折による長期休養明けの佐久間が復活後初戦の前回・小田原であまりにも良くなく、ここも番手不安。ゲリラ戦得意な友定が石渡番手を取りきる可能性大で、3アタマからラインはもちろん、別線にも広げたい。

2車単 3−7 3=1 3−9 3−2
【2006.04.18 Tuesday 23:58】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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