公営ニュース

　今日あたりから急に寒くなってきて…と思ったら、日本海側を中心に11月としては稀な大雪だそう。雪国の方々には怒られそうだが、早く仕事を終わらせて現地へ行きたい・魚介喰いたい・燗酒やりたい・温泉でヘロヘロになりた〜い。
　年明け・１月下旬か２月上旬くらいには身内恒例の北陸・蟹＆三国競艇＆ブリしゃぶツアーに行くつもりだが、山積する仕事を前に、さてどうなるか。


　一昨日の晩は、競輪・小嶋敬二選手の復帰祝いパーティーが都内某所にて。我々競輪ＰＲチームの中に小嶋選手と個人的に親交ある者がいて、彼と共にまずは昼間の川崎競輪場へ。
数レース打った後、決勝戦終了後の小嶋選手をつかまえ（もちろん事前に約束済み）、そのままご同行いただいたような次第。「復帰おめでとう」のチョコレート文字が乗るケーキまで用意され、



集まった業界関係者（約２０人）ともども大盛り上がり。酒が入るにつれ、方々で競輪盛り上げ作戦や具体的な今後の予定・展望などの話が交わされる。集まったメンバーはトップ級選手、監督官庁、施行者、運営者、マスコミ、そして客（私だ）…というわけで、今までになかった強固な「ヨコのつながり」が形成される結果に。もうここまできたら立場を超えて「ちゃんと考えている人・ちゃんとやる人」が手を組んでの改革を進めていかなければ！　と全員が改めて意を決した（たぶん）夜であった。

　小嶋選手本人ともじっくり話をさせていただいたが、年明けからのＳＳ班の件をはじめ、あの天真爛漫キャラな小嶋敬二をして、競輪業界に対する不安感というかネガティブな話がやや多かったのはやはりと言おうか。まぁ、ここでは書けないような業界・選手裏話も多数聞かせていただき、笑い転げた部分もあったが。


　さて、今週の競輪界の最大の話題といえば、一宮記念決勝で中部３番手から差して優勝した山口幸二（岐阜）の勝利者インタビュー暴言事件。私も中継で一部始終を観ていたが、地元・一丸安貴（愛知）の後ろから優勝をかっさらったということでゴール直後から金網周辺で口汚いヤジを飛ばしていた一部集団客。インタビュー時にもそのヤジ口撃は続き、ついにキレたヤマコウ選手がマイクを通して「なんだ、コラァ！」というようなことを怒鳴ったと。

　どっちも大人気ない…と言えばそれまでだが、確かにラインの並びがどうであろうと全力で戦って１着を目指すのが目的の競技。ここはやはり勝者を面白半分でヤジり倒す客の方が悪いし、世間への競輪ＰＲを考えればなおさらだ。そんな奴らが今時まだいるから、いつまでたっても競輪場のイメージが悪いのである。いくらバクチ打ち（そういうのに限って車券はロクに買ってなかったりもする）でも、勝者を称える人間らしい気持ちぐらい持てよ、と言いたい。

　プロ野球の各球場などでは、あまりにヒドいヤジを飛ばす客は警備員に連行されあげくに永久出入り禁止の念書を書かされたりするそう。公営競技だってやってもいいんだよなぁ。１００円で簡単に出入りできて、中でも誰も注意をしないからタチの悪いのが調子に乗る。以前に誰かが提唱していた「どうせ入場料取るなら、もっと高くすれば客質の向上につながる」というのも的を得ているし（まぁ、現在の業界はどちらかといえば入場料撤廃の方向に向かっているわけだが）、私が前に書いたように、警備員雇うなら爺さんじゃなくて、大学柔道部とかの屈強な若者にしたほうが、ダイレクトに悪客への抑止力につながる。

　思うにそういう客って、騒ぎたくても他所じゃ騒げないから競輪場でやってるんじゃないか？　早い話がナメられてるのだ。この手のヤカラを排除する、ということ自体、公営競技ＰＲの各手段の中でかなり優先順位高い事項だと思うぞ。


　そして、そんな競輪を明るく盛り上げるイベントの最高峰・今年５月に行われた全プロ観戦ツアーの第二弾が、来年５月の奈良全プロで挙行されることが決定！　テーマはズバリ『大人の修学旅行』。「競輪観戦ツアー」より明るい感じでよろしい。



　主催は第一回同様「ファイト！女子部」の面々。私もスタッフの末席としてお力添えをさせていただくことに。第一回が競輪業界各所でもかなりセンセーショナルなものとして受けとめられ、今回ここまでに経産省車両課、一部施行者・運営者、マスコミ、そして選手多数に「公認」ともいえる認知とご協力をいただけることになっております。

　集客目標は３３３人（奈良・３３バンクにあやかっての）。
　もちろん主催者側に営利目的は一切ナシ。
　ちなみに第一回は堂々の赤字だったそう。

↓写真は第一回ツアーの選手参加宴会ショット。奈良では更に多くの選手にお越しいただけるよう、地元・近畿の選手を中心に交渉中。



「競輪が好きだ」とか「競輪を盛り上げたい」とか「競輪場で楽しみたい」と思う方は、一般客から業界関係者まで立場を超えて、ぜひ今から、できればお友達とお誘いあわせてご参加の準備を。ツアーの詳細は専用ブログをご覧あれ。当「公営ニュース」および「賛成派」でも、ツアーの進捗状況を随時ご報告してまいります。