■<安倍首相>昭恵夫人と日本ダービー観戦 馬券も的中
安倍晋三首相は27日、東京競馬場(東京都府中市)で行われた第74回日本ダービーを昭恵夫人とともに観戦した。64年ぶりに牝馬が優勝する歴史的なレースとなったが、夫人とともに見事に馬券を的中させた。
現職首相のダービー観戦は祖父の岸信介氏(1958年)、小泉純一郎氏(02年)に続き3人目。初観戦の首相は夫人の勧めで牝馬ウオッカの馬券を購入したが、別のレースも購入したため収支は若干のマイナス。それでも「競馬場の美しさ、サラブレッドの美しさに感動した。また足を運びたい」と話した。
(2007.05.27 毎日新聞)
いいねぇ。ぜひ来週のびわこ・宮杯決勝などにもお越しいただきたいものだ。「競輪場の美しさ、競輪選手の太ももに感動した」とは…言わないだろうな、やっぱ。
このマスコミが書き上げる中央競馬と競輪その他の競技とのイメージの差もちょっと異常だよなぁ。それが売上額の差にもモロに反映されて久しいが、何度でも言う通り、昭和50年代前半までは競輪の年間総売上の方が競馬のそれより上だったのだよ。昔の映画などを観ているとギャンブルを表現する言葉としてよく「競輪競馬にパチンコマージャン」と言われるが、その語順が示すように、競輪の方がメジャーだったわけ。先日も亡くなった植木等先生を懐かしむべく鑑賞したギャンブル娯楽大作『クレイジーの黄金大作戦』では、主人公の植木先生とヒロイン・浜美枝が出会うのは競輪場だ(本作は競輪ファン必見。昭和40年代前半の競輪場やレースの様子が総天然色で見られます)。
まぁ、今と比べて俄然公営競技が盛り上がっていた時代だけに、公営競技にまつわる世間的事件なども多く、それらの悪イメージを最もメジャーだった競輪が全部かぶってしまった、という側面は否めない。そこに昭和40年代後半からの中央競馬のドトーの広告戦略が襲ってきてすっかりインをしゃくられてしまったと。
しかし、結果としてはそうなってしまったが、やはり競輪には競馬以上の魅力があるということを裏付ける史実であるともいえる。ならば今からでも遅くはないので、競輪の魅力を世間一般にストレートかつダイレクトに伝える戦略を実行すべきなのだ。その最大のお手本を昨日、記念決勝で湧く岸和田競輪場で見せていただいた。
先日日自振から発表されたファンアンケートの結果でもダントツの注目率が立証されたブロードバンド放送『岸和田BB』。私自身も常日頃から頻繁に利用させていただいているが、その今までにない優れた点は…
●場内に専用スタジオを設け専門キャスターが一日中予想バラエティ番組を展開
●自場開催だけでなく場外発売時にも当該場の中継及び全レース予想を行う
ということで、いわば「ネット環境さえあればいつでもどこでも競輪が面白く観られる」という環境を作り上げたわけだ。しかも岸和田のエラいところは「BBがあるから他のメディアは(予算の問題もあるし)切り捨てちゃおう」というのではなく、一方では関西ローカルの地上波バラエティ番組も持ち、その上スピードチャンネルでの中継放送も欠かさない。
★地上波番組…広く世間一般に向けてのアピール
★スピチャン…コアな車券購入層にとってのメイン媒体
★BBスタジオ…近い将来の中心となっていくであろうネット媒体での可能性を探りながらの展開
「この3つのどれが欠けてもダメ」という考えのもと、新規客、既存客、そして将来増えてゆくであろう客の全てを視野に置いた運営。これぞ理想的広報戦略! と思わず唸ってしまったのであった。もちろん予算・人材的な問題は常にあろうが、とにかくこの3つを継続しなくては意味がない、中途半端はダメ、やるならとことん、という強固な意志のもとで運営されている岸和田の広報戦略。これは他場も見習って早急に動きを起こすべきだ。業界全体の集客増のためにはここ数年以内に全場で(地上波番組などに関しては近隣の場が共同で、でもよい)同様の「三位一体展開」が行えれば、世間的にもそれだけ競輪が目に触れる機会が多くなるわけだし、今や運営予算の割合を考えるなら、その方面にこそ金をつぎこむべきだろう。岸和田では、映像媒体方面に予算を向ける代わりに、例えば今回の記念でも場内・場外に設置されているノボリなどには「○年度」という数字が入っていない。何年でも使い回しがきくようにするためだ。こうして切り詰めるところは切り詰めているわけで。カネの使い方を考えないと。もちろん裏金なんてもってのほかだが。
あと、他にも切り詰めるなら、もう場内でモノを投げたり与えたりするようなイベントとかはやめたほうがいいんでない? 別に売上や集客には大して影響ないし、「客にモノを与える」「客が奪い合う」あの一連の行為こそ最も下品でイメージ悪、とそろそろ気づきましょう。
★当ブログへのご意見や公営競技に関するご意見・ご提言、レース予想、勝ち自慢、ヤラレ告白等は「公営競技総合掲示板」へ!
安倍晋三首相は27日、東京競馬場(東京都府中市)で行われた第74回日本ダービーを昭恵夫人とともに観戦した。64年ぶりに牝馬が優勝する歴史的なレースとなったが、夫人とともに見事に馬券を的中させた。
現職首相のダービー観戦は祖父の岸信介氏(1958年)、小泉純一郎氏(02年)に続き3人目。初観戦の首相は夫人の勧めで牝馬ウオッカの馬券を購入したが、別のレースも購入したため収支は若干のマイナス。それでも「競馬場の美しさ、サラブレッドの美しさに感動した。また足を運びたい」と話した。
(2007.05.27 毎日新聞)
いいねぇ。ぜひ来週のびわこ・宮杯決勝などにもお越しいただきたいものだ。「競輪場の美しさ、競輪選手の太ももに感動した」とは…言わないだろうな、やっぱ。
このマスコミが書き上げる中央競馬と競輪その他の競技とのイメージの差もちょっと異常だよなぁ。それが売上額の差にもモロに反映されて久しいが、何度でも言う通り、昭和50年代前半までは競輪の年間総売上の方が競馬のそれより上だったのだよ。昔の映画などを観ているとギャンブルを表現する言葉としてよく「競輪競馬にパチンコマージャン」と言われるが、その語順が示すように、競輪の方がメジャーだったわけ。先日も亡くなった植木等先生を懐かしむべく鑑賞したギャンブル娯楽大作『クレイジーの黄金大作戦』では、主人公の植木先生とヒロイン・浜美枝が出会うのは競輪場だ(本作は競輪ファン必見。昭和40年代前半の競輪場やレースの様子が総天然色で見られます)。
まぁ、今と比べて俄然公営競技が盛り上がっていた時代だけに、公営競技にまつわる世間的事件なども多く、それらの悪イメージを最もメジャーだった競輪が全部かぶってしまった、という側面は否めない。そこに昭和40年代後半からの中央競馬のドトーの広告戦略が襲ってきてすっかりインをしゃくられてしまったと。
しかし、結果としてはそうなってしまったが、やはり競輪には競馬以上の魅力があるということを裏付ける史実であるともいえる。ならば今からでも遅くはないので、競輪の魅力を世間一般にストレートかつダイレクトに伝える戦略を実行すべきなのだ。その最大のお手本を昨日、記念決勝で湧く岸和田競輪場で見せていただいた。
先日日自振から発表されたファンアンケートの結果でもダントツの注目率が立証されたブロードバンド放送『岸和田BB』。私自身も常日頃から頻繁に利用させていただいているが、その今までにない優れた点は…
●場内に専用スタジオを設け専門キャスターが一日中予想バラエティ番組を展開
●自場開催だけでなく場外発売時にも当該場の中継及び全レース予想を行う
ということで、いわば「ネット環境さえあればいつでもどこでも競輪が面白く観られる」という環境を作り上げたわけだ。しかも岸和田のエラいところは「BBがあるから他のメディアは(予算の問題もあるし)切り捨てちゃおう」というのではなく、一方では関西ローカルの地上波バラエティ番組も持ち、その上スピードチャンネルでの中継放送も欠かさない。
★地上波番組…広く世間一般に向けてのアピール
★スピチャン…コアな車券購入層にとってのメイン媒体
★BBスタジオ…近い将来の中心となっていくであろうネット媒体での可能性を探りながらの展開
「この3つのどれが欠けてもダメ」という考えのもと、新規客、既存客、そして将来増えてゆくであろう客の全てを視野に置いた運営。これぞ理想的広報戦略! と思わず唸ってしまったのであった。もちろん予算・人材的な問題は常にあろうが、とにかくこの3つを継続しなくては意味がない、中途半端はダメ、やるならとことん、という強固な意志のもとで運営されている岸和田の広報戦略。これは他場も見習って早急に動きを起こすべきだ。業界全体の集客増のためにはここ数年以内に全場で(地上波番組などに関しては近隣の場が共同で、でもよい)同様の「三位一体展開」が行えれば、世間的にもそれだけ競輪が目に触れる機会が多くなるわけだし、今や運営予算の割合を考えるなら、その方面にこそ金をつぎこむべきだろう。岸和田では、映像媒体方面に予算を向ける代わりに、例えば今回の記念でも場内・場外に設置されているノボリなどには「○年度」という数字が入っていない。何年でも使い回しがきくようにするためだ。こうして切り詰めるところは切り詰めているわけで。カネの使い方を考えないと。もちろん裏金なんてもってのほかだが。
あと、他にも切り詰めるなら、もう場内でモノを投げたり与えたりするようなイベントとかはやめたほうがいいんでない? 別に売上や集客には大して影響ないし、「客にモノを与える」「客が奪い合う」あの一連の行為こそ最も下品でイメージ悪、とそろそろ気づきましょう。
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