■有識者会議「ばんえい廃止やむなし」 岩見沢市長、午後議会報告 2市開催困難
巨額の赤字を抱えるばんえい競馬の存廃問題について、岩見沢市の「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」(座長・五十嵐閣岩見沢商工会議所会頭)は二十四日午前、渡辺孝一市長に対し「二市開催の場合の収支見通しが厳しく、廃止もやむを得ない」との結論を答申した。渡辺市長は同日午後、市議会議員協議会に答申内容を報告し、市議会の論議も踏まえて二十七日に岩見沢市としての最終判断を発表する方針。ただ、市民代表から明確に廃止を促す意見が示されたことで、帯広市との二市開催は極めて困難となり、ばんえい競馬廃止の流れは決定的となった。
五十嵐座長が二十四日、岩見沢市役所を訪れ、渡辺市長に答申書を手渡した。答申書は「文化遺産を継承していく姿勢は必要だが、残した方がいいという意見はなかった」「財政再建団体になる夕張市の現実を見ていると、子供たちに借金を残していくことになるのは困るとの意見が大半」などと協議内容を報告。その上で、帯広市がまとめた二市開催の収支計画案は「不確定要素が多く、赤字の懸念が払拭(ふっしょく)できない」とした。
五十嵐座長は渡辺市長に「本年度を含め四十億円の累積赤字が予想され、残る債務が確定していない中で、二市開催への市民の理解を得るのは困難だ」と説明。渡辺市長は「市民の声を尊重し、市としてしっかりと判断したい」と述べた。
北海道市営競馬組合を構成する旭川、帯広、北見、岩見沢四市のうち、旭川、北見両市が十月に離脱の方針を表明。現在の組合は本年度限りの解散が決まった。一方で、継続を望む帯広と判断を保留した岩見沢が両市による新たな枠組みで存続させる可能性を模索してきた。帯広市は単独開催はしない方針で、存廃の結論は事実上岩見沢市の判断に委ねられている。
(2006.11.24 北海道新聞)
→一昨日の僅かな期待も虚しく、このような結果となってしまった。さて、こんなタイミングで明日から北見入り。自分自身、ばんえい競馬の年間追っかけ取材を、と動いていたその年にまさかこんなことになるとは。何を書いても回顧(懐古?)記事になってしまうのか…
ちなみに現時点での可能性は全くのゼロではなく、可能性がある順から考えると、
●27日に岩見沢市長が「やっぱり続けます」と判断する
●帯広市が単独でも続ける
●離脱を表明済みの旭川・北見のどちらか、もしくは両方が「やっぱりやります」と復帰する
●JRAが「札幌競馬場でおやりなさい」と手を差し伸べる
まぁ、3番目以降はほぼ有り得ませんが。特に一番下は、個人的に一番期待するんだけど、一番可能性が薄い(苦笑)。地方競馬(平地競馬)ならまだしも、ばんばを救ったところで何のメリットもないもんなぁ。道側が一緒に働きかけてくれれば可能性もなくはないかもだが。何度も言いますがはるみ知事! この間岩見沢まで来てくれたばかりじゃないですか! 何もしてくれないんですか!?
(以下、愚痴ですのでイヤな方は読み飛ばしてください)
だいたい、諮問機関だかなんだか知らないが、「有識者」って誰? どういうメンバー? ばんばを楽しんだことのある人間が一人でもいるのか? 存続票が一人としていなかったというのは異常なものを感じるなぁ。よく言われるのは夕張の二の舞になりたくない、という考えが今回もついて回っている、ということだが、あんな箱モノ行政で失敗したところと一緒にするな。「石炭の歴史村」と競馬場を一緒にするな。競馬はこれまで財政寄与してきた実績があるわけだし、広報宣伝や客の若返りに失敗しただけで、それをしっかり認識して思い切った改革をすれば、黒字になる可能性はまだまだあるだろうに。「自分の任期中にヘタは打てない。とにかく赤字の可能性があれば切ってしまえ」という役人気質そのものの判断だ。私などの立場からすれば、この悔しさを忘れずに公営競技の広報宣伝に邁進していくしかないのだが。くそっ。
問題はこの後。既報によれば、競技廃止が決まった場合、今年度残りの帯広開催も危うい、とのことだったが。せめて最後のばんえい記念ぐらい見せてくれぇぇぇぇ(魂の叫び)!
巨額の赤字を抱えるばんえい競馬の存廃問題について、岩見沢市の「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」(座長・五十嵐閣岩見沢商工会議所会頭)は二十四日午前、渡辺孝一市長に対し「二市開催の場合の収支見通しが厳しく、廃止もやむを得ない」との結論を答申した。渡辺市長は同日午後、市議会議員協議会に答申内容を報告し、市議会の論議も踏まえて二十七日に岩見沢市としての最終判断を発表する方針。ただ、市民代表から明確に廃止を促す意見が示されたことで、帯広市との二市開催は極めて困難となり、ばんえい競馬廃止の流れは決定的となった。
五十嵐座長が二十四日、岩見沢市役所を訪れ、渡辺市長に答申書を手渡した。答申書は「文化遺産を継承していく姿勢は必要だが、残した方がいいという意見はなかった」「財政再建団体になる夕張市の現実を見ていると、子供たちに借金を残していくことになるのは困るとの意見が大半」などと協議内容を報告。その上で、帯広市がまとめた二市開催の収支計画案は「不確定要素が多く、赤字の懸念が払拭(ふっしょく)できない」とした。
五十嵐座長は渡辺市長に「本年度を含め四十億円の累積赤字が予想され、残る債務が確定していない中で、二市開催への市民の理解を得るのは困難だ」と説明。渡辺市長は「市民の声を尊重し、市としてしっかりと判断したい」と述べた。
北海道市営競馬組合を構成する旭川、帯広、北見、岩見沢四市のうち、旭川、北見両市が十月に離脱の方針を表明。現在の組合は本年度限りの解散が決まった。一方で、継続を望む帯広と判断を保留した岩見沢が両市による新たな枠組みで存続させる可能性を模索してきた。帯広市は単独開催はしない方針で、存廃の結論は事実上岩見沢市の判断に委ねられている。
(2006.11.24 北海道新聞)
→一昨日の僅かな期待も虚しく、このような結果となってしまった。さて、こんなタイミングで明日から北見入り。自分自身、ばんえい競馬の年間追っかけ取材を、と動いていたその年にまさかこんなことになるとは。何を書いても回顧(懐古?)記事になってしまうのか…
ちなみに現時点での可能性は全くのゼロではなく、可能性がある順から考えると、
●27日に岩見沢市長が「やっぱり続けます」と判断する
●帯広市が単独でも続ける
●離脱を表明済みの旭川・北見のどちらか、もしくは両方が「やっぱりやります」と復帰する
●JRAが「札幌競馬場でおやりなさい」と手を差し伸べる
まぁ、3番目以降はほぼ有り得ませんが。特に一番下は、個人的に一番期待するんだけど、一番可能性が薄い(苦笑)。地方競馬(平地競馬)ならまだしも、ばんばを救ったところで何のメリットもないもんなぁ。道側が一緒に働きかけてくれれば可能性もなくはないかもだが。何度も言いますがはるみ知事! この間岩見沢まで来てくれたばかりじゃないですか! 何もしてくれないんですか!?
(以下、愚痴ですのでイヤな方は読み飛ばしてください)
だいたい、諮問機関だかなんだか知らないが、「有識者」って誰? どういうメンバー? ばんばを楽しんだことのある人間が一人でもいるのか? 存続票が一人としていなかったというのは異常なものを感じるなぁ。よく言われるのは夕張の二の舞になりたくない、という考えが今回もついて回っている、ということだが、あんな箱モノ行政で失敗したところと一緒にするな。「石炭の歴史村」と競馬場を一緒にするな。競馬はこれまで財政寄与してきた実績があるわけだし、広報宣伝や客の若返りに失敗しただけで、それをしっかり認識して思い切った改革をすれば、黒字になる可能性はまだまだあるだろうに。「自分の任期中にヘタは打てない。とにかく赤字の可能性があれば切ってしまえ」という役人気質そのものの判断だ。私などの立場からすれば、この悔しさを忘れずに公営競技の広報宣伝に邁進していくしかないのだが。くそっ。
問題はこの後。既報によれば、競技廃止が決まった場合、今年度残りの帯広開催も危うい、とのことだったが。せめて最後のばんえい記念ぐらい見せてくれぇぇぇぇ(魂の叫び)!