公営ニュース

『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
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公営賭博はこう変わる!
先日書いた浜松オート存廃問題については、有力情報筋によると「日本トーターへの委託」の線でほぼ間違いない、とのこと。私が憤っていた施設改修(費)についても、走路改修は市でするべく考えているようだ。今後の推移に注目。

 今週も競馬見ながらダラダラと過ごす土曜日。今日の東京メインにはあのディープインパクトの弟馬が出走予定で、発走2時間前の現時点で単勝2.8倍の一番人気。他馬との比較でそんなに傑出しているとは思えないのだが。これもまた「単勝馬券オークション用」の売れ筋か。ならば2・3番人気の馬で勝負といきやしょう。

 競馬の馬名というのもなかなか面白く、オートの車名同様、笑っちゃうようなのがかなりある。もっか船橋の「キンタマーニ」が世間で話題になっているようだが、私が一番気に入っているのは同じ南関・大井の「レンジデチン」ですが。ちなみに昨日の10Rで穴開けました。しかしどんなつもりでこんな名前つけたんだか。しかも牝馬。「家庭的な馬になってもらいたい」とでも(笑)?

 中継横目にネットでネタを拾っていたら、いつものYAHOOニュースで衝撃的な報道が!

■大宮競輪撤退も 収益改善しない場合−−さいたま市長 /埼玉

 ◇さいたま市長が意向を公式表明
 赤字を理由に県内自治体が公営競輪からの撤退を相次いで表明している問題で、さいたま市の相川宗一市長は17日の定例会見で、「苦渋の選択を決断しなければならない場合もある」と述べ、収益が改善しない場合は撤退する意向を公式の場で初めて明らかにした。
 有識者らで構成する「市競輪事業検討委員会」は今年中に答申を出す方針だが、撤退が提言された場合、市が開催権を手放す可能性が高くなった。また相川市長は、上田清司知事が提案した収益性の高い「記念競輪」の共催について「短期的な収支改善が図れても、将来の収益を確保できるかどうか」と述べた。
 市は大宮競輪場(同市大宮区)で年3回計18日間のレースを主催しているが、99年度から赤字が続いている。
(2005.11.18 毎日新聞)

→あのぅ、大宮って、私が一番愛する競輪場なのですが。先日「委員会」で書いた「あなたの行きつけのレース場がなくなったら?」がいよいよ現実味? カンベンしてください(泣)。あの古き良きロケーションと大好きな500バンク、そして高品質な食事と、何拍子も揃ったすばらしい場なのですが。千葉なんかに比べるとまだまだお客も入っていると思ってたのに、最近はさすがに厳しいか…。まぁ報道によれば、市施行分がなくなるだけとのことで、競輪場がなくなるところまではいかないよう。しかし、施行の片翼が折れるというのは良いこととは思えない。忍び寄る暗雲…。昨今も外がすっかり寒くなってくると「大宮にラーメン食いにいきたいな」と思っていた矢先のこと(北門入ってすぐ左のラーメンは本当に美味い。都内にあったら行列店間違いなし!)だけに。

そして本日の最新ニュース!

■公営ギャンブル 地方競馬を共同法人化 競輪・オート統合 政府改革案

 政府は十八日、ギャンブルにかかわっている公営競技関係の四特殊法人改革で、地方競馬全国協会(NAR)を解散し、主催する地方自治体の共同出資で設立する地方共同法人に衣替えする方針を固めた。年末に閣議決定する行政改革の重要方針に盛り込む。競輪の日本自転車振興会(日自振)とオートレースの日本小型自動車振興会(日動振)は統合のうえ公益法人化し、日本中央競馬会(JRA)は日本銀行や日本赤十字社と同様の認可法人とする。低迷が続く地方競馬は共同法人化によって、レース内容の向上が見込める一方、競馬場の廃止が加速する可能性もある。
 公営競技関係法人は競艇の日本船舶振興会(日本財団)を含め五法人。政府の特殊法人等改革推進本部は、公益法人の日本財団を除く四特殊法人について「国の関与をできるだけなくす」前提で組織見直しに着手し、民間人で構成する同本部参与会議で議論してきた。
 地方共同法人は、複数の自治体が共同して業務運営を行う法人で、国は出資しない。NARを共同法人化するのは、地方競馬の採算が極度に悪化しているためだ。地方競馬はかつて地方財政を潤してきたが、趣味の多様化に加え、高コスト体質が響き、昨年度は主催者すべてが赤字。合計の赤字額は百八十九億円に達し、足利、高崎、宇都宮の三場が昨年から今年にかけて廃止された。
 NARは馬主や競走馬の登録、調教師や騎手の免許交付を行っているが、各競馬場の運営には直接関与していない。このためNARを監督する農水省は十月三日の参与会議で「NARを改組し、自らが運営できる組織にしたい」と提案。参与からも地方共同法人化がベストだとの意見が相次いだ。
 共同法人化すれば、全国規模で騎手や競走馬の移動が容易になり、レース内容の向上が見込めるほか、集中投資による施設改善や大規模な宣伝活動も可能だ。しかし、出資額や運営をめぐって自治体間の対立が生じる懸念があるほか、リストラによって廃止される競馬場がさらに増えそうだ。
 一方、JRAは自身が主催者であるため参与会議で「ギャンブルの民営化は暴力団の介入をもたらしかねない」との認識で一致。国が主体的に設立する特殊法人から認可法人に移行するが、実態は大きく変化しない。
 また、日自振と日動振は黒字の競技場があり、地方共同法人化には黒字の自治体から「メリットがない」との反発が出ることが予想され、地方共同法人化は見送られた。日動振はオートレースの事業規模が競輪よりも小さいため「対等合併にならない」と反対しているが、参与会議では事業内容がほぼ同じとの理由で統合化すべきだとの意見が大勢を占めた。
(2005.11.19 産経新聞)

→大注目されていた政府の特殊法人改革の方向性がついに明らかに。要約すれば
●地方競馬は地全協を解散して施行自治体同士が共同で運営
●競艇は(今でも公益法人なので)そのまま
●JRAは国の手を離れ認可法人に
●オートと競輪は合併
ということだ。この手の改革はだいたい「3年で正式施行」というのが多いので、早くて平成19年度末から20年度までにはこの形になる、ということか。

確かに地方競馬は廃止が加速しそう。「共同法人化」と聞こえはいいが、早い話が「あとは自分たちでなんとかしなさい」ということだもんな。そうすると、あとは例えば「大井が高知に援助をするか?」ということになってくる。それでも、全国の競走馬体系を考えれば、JRAだって知らん顔せずに地方競馬に手を貸すべきなのだが。

ともかく、全体として「国営」→「自治体(民間委託)」の方向性なわけで、これはもう公営ギャンブル全体で今後を考えなくてはならない。行き着くところは「レースギャンブルの復権」「(競技問わず)レース場にお客を!」だろう。全競技に携わる人々がこれを常に念頭に置いて運営・宣伝をしないと。そのための具体的方策は当サイトでも微力ながら提言していきたい。

一番モメそう、というか大変そうなのは日自と日動の合併かな。レースの実情もよく知らない参与さんたちは「似てるしいいんじゃない」ぐらいのつもりで軽く決めたのだろうが、実際は規模だけでなくレース形態、施設、そして客層が全然違うのだが。今や「最後のあがき」段階にも見えるオートレースと、なまじ元の規模がデカいだけに売り上げが落ち込み始めると落ちる額もデカい競輪。共倒れに拍車、なんてことにならなければいいが。合併新組織の中に気鋭の士がどれだけいるかにかかっているな。
【2005.11.19 Saturday 14:14】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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