三連休は各地で悪天候による開催中止相次ぎ、せっかくのお休みだというのにあまり打つ気もせず、たまにはと家族サービスに努めておりました。自宅の居間で息子と遊んでいると、その息子がTVを指差して「ガーン、ガーン」と連呼する。何かと思ったら、競輪中継を見せろ、ということらしい。いつもつけっぱなしにしている中継放送が今日は流れてないもんだから。うーむ、我ながらなんと教育の行き届いていることよ。ちなみにTVをつけてレース中継が映ると、息子は画面を指差し「ケイリンマン!」と叫びます。嫁は後ろで苦〜い顔をしながら黙々と洗濯物を畳んでいましたとさ。
というわけで、年末ビッグ戦線から年明け早々の帯広と一ヶ月近くにわたって濃く打ちまくっていたので、さすがにその後は打ち疲れというか、書かねばならない原稿も溜まっており、今日あたりも自宅に引き篭もっております。
ネットニュースではこの時期の風物詩となりつつある兵庫・西宮神社の「福男」(開門と同時にダッシュして真っ先に本堂にたどり着いた奴が…というアレだ)の件が載っていたが、何と今年勝った21才の青年は昨年から2連覇だそう。2000人が参加するところでの2連覇とは、こりゃ賞金王決定戦を連覇するに等しい快挙といえるだろう。「で、昨年は福があったのか?」というのがまず気になるところだが「昨年は仕事で怒られっぱなしだった」とのこと。なんだよ(笑)。しかし、今やトラブル回避のため、発走位置を抽選で決めてるという仕組みの中、連続で取ったということは、その抽選自体連続でイイとこを引いたということだろうし、そのツキは買いだな〜。元甲子園球児らしいし、ぜひ公営競技の選手になっていただきたい。アタマで買いまくりまっせ。
打ってないのでレースに対する感想などもあまりない本日。年末年始はばん馬にかかりきりになってたので、他競技での事件を回想してみよう。
まずは競輪GPで話題になった吉岡稔真の引退問題、というより、引退「報道」問題。スポニチ紙が前検日の朝刊でスクープしたわけだが、あれはやはり認められないな。ハッキリいえば「余計なことすんな」である。あの報道により、大枚ブチこもうとしていた客側の「健全なる」予想がどれだけ狂わされたことか。引退かぁ…で、勝ち目ないのに自力宣言だろ……西日本一丸となってフォローするような競争になるのか、それとも…などと、いらぬことばかり考えてしまう。西の並び自体、吉岡引退が絡まなければ、ああはなっていなかった可能性は大きい。競輪で一番大事な「並び」自体をあの報道が変えてしまったようなものだ。
(実際の並び)
吉岡−合志−井上 小倉 ←井上は単騎を表明も、結局九州3番手に収まった
(吉岡引退がなければ…)
井上−合志 吉岡−小倉
井上−吉岡−合志 小倉 ←このどちらかになっていたのではないかな?
競輪という競技においては、この目に見えて一番大事な並びの部分を選手のメンタル的なものが大きく左右する。その他競技と違う特性が客は皆好きで・面白いと思って賭けているわけだ。その部分を台無しにしてくれたこのフライング報道。競艇なら軽く1艇身は出てるね。書いた記者、掲載を決定したレース部は、競輪を報道する資格がない、と言わせていただこう。
ネットの各所でもこの件については大いに論議されており、中には「引退の記事を読んで急遽京王閣に行き、ラストランを見ることができた。だから報道があってよかった」という意見もあるようだが、そういう方には「それはそうとして、予想・車券に関してはあの報道があってよかったと思いますか?」とお尋ねしたい。まぁ、「負けてもいいから」と、吉岡車券を買い込んだお客は納得づくだからいいのだろうが、普通に車券勝負しようという向きにはやはり余計な報らせだったと思うのだ。
あと、吉岡選手本人。レース後の談話であった「お客さんには申し訳ないが、周回中から涙で前が曇って見えなかった」は、さすがに言わないほうがよかったんでないの…? ともあれ、「しばらくゆっくりしてから全国の競輪場に挨拶回りをしたい」は、ぜひ実行に移していただきたい。新年度からの全記念競輪に帯同するとか。
■オート浅井孝祐さん告別式に200人
現役最年長の68歳 2日レースで落車
2日の川口オートでレース中に落車した浅井孝祐選手(享年68)の告別式が8日、千葉県船橋市に馬込斎場で行われた。浅井さんは58年に川口所属でデビュー、通算4528戦355勝の成績を残した。半世紀にわたるオート界の変遷を知り尽くした現役最年長選手の告別式に川口所属の選手、関係者ら約200人が参列した。
鈴木清選手「(69歳まで走った)西方義治さん(引退)の記録が目標だったと思う。もう少しだったのに。選手時代は好きなお酒も控えていたので、天国で浴びるほど飲んでください」と合掌。堀田俊彦・日動振会長は「年齢がほぼ同じでいつも注目していた。もっと元気で頑張って欲しかった」と声を落とした。
「タイショウ(浅井さんの車名)のレースをいつも金網越しに見て元気をもらっていた。生の声を一度聞いてみたかった。タイショウの魂が残る川口にこれからも応援に行く」というファンのメッセージが紹介されるとハンカチで目をぬぐう人の姿が目立った。
(2007.01.09 日刊スポーツ)
→昨年の橋本和美選手に続き、またまた川口での死亡事故。長年に渡って走り続けた浅井選手には、心から哀悼の意を表します。
現在各所で問題になっている川口の新走路に関する件。「走路の設計ミスだ」という論調が方々でされている現況だが、実際走っている選手の方にお尋ねしてみたところ「今までの・他場の新走路と何ら変わりはない。今回の一連の事故は走路のせいではなく走る側の問題」とのご意見をいただいた。それプラス、昨年の新タイヤに選手一同が慣れてきて(セッティング合わせを覚えて)、その新タイヤで一旦落ちた平均タイムがまた従来どおりに上がってきた……ということの模様。新タイヤ+新走路で個々の選手の走法までもが変わりかけてしまった、いわば過渡期における不幸な事故だった…ということなのだろうか。だとすれば、走路は定期的に作り直さなければならないわけで、もう一方のタイヤ&マシンの方をコロコロ変えたのがいけなかった、ということになる。ここ一連の事故を反省するならば、そう解釈して今後の競技運営に生かしましょう。
帯広以来、ロクに打っていなかった正月ボケの私ですが、明日の船橋&和歌山から本格的打ち初め予定。久々に本欄で予想でも。
【船橋12R G2さざんか杯優勝戦】4100M(8周)
1.牧野貴博 20
2.早船 歩 20
3.岡部 聡 20
4.高橋 貢 20
5.浦田信輔 20
6.細野俊介 10
7.岩科鮮太 10
8.小林悠樹 0
2連単 4=3 4−5 4−6
3連単 4−356−2356
【和歌山11R 開設記念和歌山グランプリ・決勝】
←7石橋慎太郎−9兵藤一也
2澤田義和−4前田拓也
8松尾淳−5山内卓也−3小野俊之−1有坂直樹−6野田源一
アタマは捲り追い込む澤田で。2・3着は今回乗れているところで。
なんだかんだで絡みそうなのは兵藤。
2車単 2=9 2−1345
3連単 2−9=1345
というわけで、年末ビッグ戦線から年明け早々の帯広と一ヶ月近くにわたって濃く打ちまくっていたので、さすがにその後は打ち疲れというか、書かねばならない原稿も溜まっており、今日あたりも自宅に引き篭もっております。
ネットニュースではこの時期の風物詩となりつつある兵庫・西宮神社の「福男」(開門と同時にダッシュして真っ先に本堂にたどり着いた奴が…というアレだ)の件が載っていたが、何と今年勝った21才の青年は昨年から2連覇だそう。2000人が参加するところでの2連覇とは、こりゃ賞金王決定戦を連覇するに等しい快挙といえるだろう。「で、昨年は福があったのか?」というのがまず気になるところだが「昨年は仕事で怒られっぱなしだった」とのこと。なんだよ(笑)。しかし、今やトラブル回避のため、発走位置を抽選で決めてるという仕組みの中、連続で取ったということは、その抽選自体連続でイイとこを引いたということだろうし、そのツキは買いだな〜。元甲子園球児らしいし、ぜひ公営競技の選手になっていただきたい。アタマで買いまくりまっせ。
打ってないのでレースに対する感想などもあまりない本日。年末年始はばん馬にかかりきりになってたので、他競技での事件を回想してみよう。
まずは競輪GPで話題になった吉岡稔真の引退問題、というより、引退「報道」問題。スポニチ紙が前検日の朝刊でスクープしたわけだが、あれはやはり認められないな。ハッキリいえば「余計なことすんな」である。あの報道により、大枚ブチこもうとしていた客側の「健全なる」予想がどれだけ狂わされたことか。引退かぁ…で、勝ち目ないのに自力宣言だろ……西日本一丸となってフォローするような競争になるのか、それとも…などと、いらぬことばかり考えてしまう。西の並び自体、吉岡引退が絡まなければ、ああはなっていなかった可能性は大きい。競輪で一番大事な「並び」自体をあの報道が変えてしまったようなものだ。
(実際の並び)
吉岡−合志−井上 小倉 ←井上は単騎を表明も、結局九州3番手に収まった
(吉岡引退がなければ…)
井上−合志 吉岡−小倉
井上−吉岡−合志 小倉 ←このどちらかになっていたのではないかな?
競輪という競技においては、この目に見えて一番大事な並びの部分を選手のメンタル的なものが大きく左右する。その他競技と違う特性が客は皆好きで・面白いと思って賭けているわけだ。その部分を台無しにしてくれたこのフライング報道。競艇なら軽く1艇身は出てるね。書いた記者、掲載を決定したレース部は、競輪を報道する資格がない、と言わせていただこう。
ネットの各所でもこの件については大いに論議されており、中には「引退の記事を読んで急遽京王閣に行き、ラストランを見ることができた。だから報道があってよかった」という意見もあるようだが、そういう方には「それはそうとして、予想・車券に関してはあの報道があってよかったと思いますか?」とお尋ねしたい。まぁ、「負けてもいいから」と、吉岡車券を買い込んだお客は納得づくだからいいのだろうが、普通に車券勝負しようという向きにはやはり余計な報らせだったと思うのだ。
あと、吉岡選手本人。レース後の談話であった「お客さんには申し訳ないが、周回中から涙で前が曇って見えなかった」は、さすがに言わないほうがよかったんでないの…? ともあれ、「しばらくゆっくりしてから全国の競輪場に挨拶回りをしたい」は、ぜひ実行に移していただきたい。新年度からの全記念競輪に帯同するとか。
■オート浅井孝祐さん告別式に200人
現役最年長の68歳 2日レースで落車
2日の川口オートでレース中に落車した浅井孝祐選手(享年68)の告別式が8日、千葉県船橋市に馬込斎場で行われた。浅井さんは58年に川口所属でデビュー、通算4528戦355勝の成績を残した。半世紀にわたるオート界の変遷を知り尽くした現役最年長選手の告別式に川口所属の選手、関係者ら約200人が参列した。
鈴木清選手「(69歳まで走った)西方義治さん(引退)の記録が目標だったと思う。もう少しだったのに。選手時代は好きなお酒も控えていたので、天国で浴びるほど飲んでください」と合掌。堀田俊彦・日動振会長は「年齢がほぼ同じでいつも注目していた。もっと元気で頑張って欲しかった」と声を落とした。
「タイショウ(浅井さんの車名)のレースをいつも金網越しに見て元気をもらっていた。生の声を一度聞いてみたかった。タイショウの魂が残る川口にこれからも応援に行く」というファンのメッセージが紹介されるとハンカチで目をぬぐう人の姿が目立った。
(2007.01.09 日刊スポーツ)
→昨年の橋本和美選手に続き、またまた川口での死亡事故。長年に渡って走り続けた浅井選手には、心から哀悼の意を表します。
現在各所で問題になっている川口の新走路に関する件。「走路の設計ミスだ」という論調が方々でされている現況だが、実際走っている選手の方にお尋ねしてみたところ「今までの・他場の新走路と何ら変わりはない。今回の一連の事故は走路のせいではなく走る側の問題」とのご意見をいただいた。それプラス、昨年の新タイヤに選手一同が慣れてきて(セッティング合わせを覚えて)、その新タイヤで一旦落ちた平均タイムがまた従来どおりに上がってきた……ということの模様。新タイヤ+新走路で個々の選手の走法までもが変わりかけてしまった、いわば過渡期における不幸な事故だった…ということなのだろうか。だとすれば、走路は定期的に作り直さなければならないわけで、もう一方のタイヤ&マシンの方をコロコロ変えたのがいけなかった、ということになる。ここ一連の事故を反省するならば、そう解釈して今後の競技運営に生かしましょう。
帯広以来、ロクに打っていなかった正月ボケの私ですが、明日の船橋&和歌山から本格的打ち初め予定。久々に本欄で予想でも。
【船橋12R G2さざんか杯優勝戦】4100M(8周)
1.牧野貴博 20
2.早船 歩 20
3.岡部 聡 20
4.高橋 貢 20
5.浦田信輔 20
6.細野俊介 10
7.岩科鮮太 10
8.小林悠樹 0
2連単 4=3 4−5 4−6
3連単 4−356−2356
【和歌山11R 開設記念和歌山グランプリ・決勝】
←7石橋慎太郎−9兵藤一也
2澤田義和−4前田拓也
8松尾淳−5山内卓也−3小野俊之−1有坂直樹−6野田源一
アタマは捲り追い込む澤田で。2・3着は今回乗れているところで。
なんだかんだで絡みそうなのは兵藤。
2車単 2=9 2−1345
3連単 2−9=1345