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『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
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ばんばが映画になった!
 本日は昼間仕事を抜け出して六本木に映画を観に行った。「あの」六本木ヒルズを目の前にすると、その威圧的な姿に言いえぬ反感を抱いたワタクシは「やっぱりここのヤツラに聖なる公営レースを買われたくないなぁ」と漠然と思ったので、今後は「三木谷さん買ってね(はぁと)」などとは言わないようにします。そういえば有名な馬主の成金オヤジも上の方に住んでるんだっけ。ま、単なるヒガミだ。

 映画は、ばんえい競馬を題材にした小説を原作に、今年の冬〜春にかけて帯広競馬場を中心に壮大ロケ(というほどのものでもないか)の末に完成した話題作『雪に願うこと』。タイトルは原作通り『輓馬(ばんば)』の方がよかったんじゃないかと思うが、まぁそれじゃ大多数の人に意味がわからんだろうからそうなったんだろう。東京国際映画祭に出品(ノミネート500作の中からの15作に選ばれたらしい)ということで、今日は映画祭スケジュールの中での上映。一般公開は来年になってからだそう。

 上映に先立ち、根岸吉太郎監督、出演者の伊勢谷友介、佐藤浩市、小泉今日子、吹石一恵が出てきて舞台挨拶。スタッフ一同は真冬の帯広競馬場にほぼ住み込みのような状態でロケに臨んだそうで、セットは皆無とのこと。これは画的には期待できそう。
 
 そしてその期待通り、当初想像していた「ばんえいをちょこっと絵として使っただけの単なるヒューマンドラマ」の域をはるかに超え、ばんえい競馬ドキュメンタリーとしてもかなり質の高い映像、というのが素直な感想。特に厩舎の中や、レース映像でも、スタートをゲート後方から撮ったりした絵は普段見られないだけに新鮮。周囲の席の若い女子(伊勢谷目当てか?)なども「すごい迫力。こんなのやってるんだ」と話しておりました。話的には意外性はなく、ハッピーエンドとなるわけだが、最後のシーンで主役馬が第二障害を越えた瞬間には不覚にも涙が。最近トシのせいか涙もろいわ。

 その主役馬(作中名「ウンリュウ」)は、現役バリバリのばん馬・マルニシュウカン(牡8)。女性騎手役の吹石をソリに乗せ、なかなかいい演技というか走りっぷり。役者よのぉ。その他、現役馬・騎手が総出演で、なにか795チャンネルを見ているような錯覚に陥ったり、帯広の薄暗いスタンド下のオッズモニター、巨大ストーブなどを見るにつれ蘇る現地参戦時の思い出。よぉし、3月のばんえい記念にはまた絶対行くぞ!

 上映後の質疑応答では経営状態厳しいばんえい競馬の現状にも触れ「なんとか残して欲しいと思うし、この作品が少しでもその力になれれば」とコメントした根岸監督。私も帰り際、「でもばんえいって東京じゃ見れないもんね…」と話しているアベックにさりげなく「いえ、今はネットでも全レースライブで見られますし、ネット投票に加入すれば馬券だって買えますよ。近々、ヤフーでもライブ中継を始めるらしいですし。毎週土日月です」と宣伝行為。

 ビジュアル的感動度は公営競技中1番! のばんえい競馬。こうして映像をもって宣伝するのは最良策だろう。この作品が賞を受け、更に大きな話題となればいいが。
【2005.10.28 Friday 21:22】 author : TOM | - | comments(1) | trackbacks(0) |
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【2007/11/01 7:39 AM】 - |
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