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『公営レース賛成派』のブログです。衰退する公営競技の楽しさ・面白さを宣伝し、売上向上→未来永劫存続を目指します
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構造改革、いちおう成功!?
 前回はばんえい競馬の感動を記したわけだが、なぜあの競技がこれほどまでに感動するのか、と考えてみると、まず浮かぶのは「一年で一度だけの斤量1トン(このレースで潰れてしまう馬もいるほどの極限の重量競争)」「北海道という土地に根付いた競技・土着感」あたりだが、なんと言っても「障害」の存在が大きいのでは、と思う。いたいけな馬が息を荒げて必死に登坂する姿。「がんばれ」と思わず掌を握り締める。そうして登りきり、坂をすーっと降りる瞬間の何ともいえない清々しさ。これはもう形としての感動というか。いっそのこと他競技でも障害を設ければ感動度がアップするのではないか。オートや競輪はコースの途中にとんでもない高さの山(競輪学校の練習用の急坂みたいなやつ)を作って、それを越えさせる。何度も滑り落ちたりしてハードなレースになって見ごたえたっぷり。ロートル選手の足切りも「坂が登れなくなったら自動的に引退」とすればすんなりいくだろうし(笑)。競艇は……ウォータースライダーみたいなコースを作って、そこを逆に登っていくとか。鯉の滝登りだな(笑)。でも1レースで6回も180度ターンをすること自体が障害といえなくもないか。

 金曜の朝刊によりますとー、オートレースの今年度の売上が14年ぶりに前年比プラスになったとか。おおそうか、たとえ0.1%でもプラスならめでたい! …と思っていたら、ホントに0.1%増かい(笑)! 平成3年度をピークに、昨年度はその約3分の1まで落ち込んだ(3500億→1130億)だけに、下げ止まっただけでも構造改革は評価に値するのかもしれない。それにしても10年ちょいで売上が3分の1…民間企業ならとっくに倒産どころか、孫の代まで負債に追われかねない惨状だ。そんな中で0.1パー増えたといっても…そりゃ努力に対して拍手はするが…今後も予断を許さないことに変わりはない。かく言う私も17年度のオート車券購入額は、昨年度に比べると上昇している。やはり何か魅力を感じたのだろう。

 まず、レースの白熱度(特にSG・G1優勝戦などトップクラスの)は確実にアップしたと思う。高橋貢、池田政和、木村武之といった、ビッグ優勝戦では高確率で連に絡む選手が期待に違わぬ走りを見せた(あとは濱野淳の完全復活を待ちたい)。どこかで「最近のビッグ優勝戦は堅すぎでつまらない」というファンの意見も読んだが、オートレースは元々「回れば回るほど安くなる(某紙・元レース部長氏の名言だ)」もの。8周・10周戦にしてるのだって、強い選手が勝てる可能性を高めるためのものだし、「堅すぎ」とわかっているのなら、その堅いところで勝負すればいいわけで。穴党ファンの方々の考えというのはこのあたりがちょっとヘンで、「なかなか来ないから穴」なんですよ。穴は忘れたころにやってくるもの。各競技でしょっちゅう万券が出るようになった3連単時代の弊害がこのあたりのファン意識に出ている。ホントに強い人が勝つべきSG優勝戦の配当は堅くて当たり前、と思いましょう。最高峰のレース、買うこちら側は堅いところでドカンと勝負。これでこそレース自体堪能できるというもの。強い選手から買って「やっぱり来たよアイツが!強いなぁ」という感動を得る方が、穴ばかり狙って「ちぇっ、やっぱりダメか。あんなの買った俺がバカだった」と腐るより精神衛生上も良いのは間違いないし、長くギャンブルを続けるにはこうした「レースの見極め」も大事だと思うのです。

 おっと、話がそれたな。あとは「比較的いつでも買えるようになった」感が大きい。開催日数を絞り、同時開催を極力なくした結果、その気になって時間を割けば一年中ほぼ全てのレースを観戦(CS、ネット中継で)できるので、選手の動向がつかみやすい。その上、この4月からは念願のネットバンキング連携もようやくスタート(イーバンク口座、もちろん作りましたよん)し、本当に「いつでも打てる」。…と思っていたら…

■電話投票、i-net投票がつながりにくかった件について
4月1日(土)午後3時ごろから最終レース終了まで電話投票、i-net投票がつながりにくい状況が発生いたしました。お客様には大変なご迷惑をおかけすることとなりまして誠に申し訳ございませんでした。以後このようなことのないよう努めてまいりますので、今後とも電話投票、ネット投票をご愛顧くださいますようお願いいたします。
(オートレースオフィシャルHPより)

 褒めたそばからこれですかい。経験者は語りますが、今日は打つぞと口座に種銭をぱんぱんにして、中継のCSも点けて、予想もばっちり。よーし投票入力だ! …うっ、ネット投票が繋がらない(あるいは電話がツーツーツー)! その時のやり場のない怒り、そして虚しさったら。ホントに一瞬「もう金輪際打たん!」と思うよ(ホントに一瞬なんだけど・笑)。例えばレース場に行って、まだ締め切り前なのに突然窓口・発券機がばたんと一斉閉鎖されちゃったようなものでしょ。そんな理不尽なことはない。なので、電話・ネット投票システム開設の折には、インフラ(回線数とか太さとか速さとか)は、必要以上に万全なものを整えた上でスタートさせないと、競技そのものへの信用下落になりますよ。

 あと今後の課題としては上でも書いた「選手の動向をつかむ」という点での情報の拡充をぜひ。オフィシャルHPに過去のレース映像をダウンロードできるライブラリはぜひ欲しいし、毎日23:00から放映しているCSのダイジェスト番組はできれば夕方、朝にも流してほしい。

 今回、浜松で起きた大事故(伊藤信夫・松尾啓史両選手の落車)についても、全く情報が流されないこと(レース映像は封印、文字情報も皆無)に対して、ファンサイドからは方々で怒りと疑問の声が出ている。こういうレースの映像こそむしろオフィシャルHPに特設コーナーを立ててでも流すべきではないのか。残酷と言われようが、皆が興味あることは事実だし、他選手にとっても今後の事故防止のためにぜひ観てもらいたい。こういう情報の隠蔽体質が抜けない以上、精神的構造改革は全く進行していないと思わざるを得ない。

 そういえば、花見に浮かれている間に新年度。新年度といえば船橋・浜松で「包括的民間委託運営」が開始のはず。果たしてレース場のフンイキはどのように変わるのか? 18日の船橋初開催にはチェックしに訪問したい。

■ばんえい売上11年ぶり前年上回る
 ばんえい競馬は27日で、05年度開催の全日程を終了した。162日間での発売総額は昨年比106・7%の154億1660万8400円で、94年度以来11年ぶりに前年を上回った。ただし計画比には約10億円届かずの94・1%だった。昨年からの発売増は、主に場間場外発売とインターネット上での売り上げ増が要因。1日当たりの発売額は9516万4249円(前年比100・1%)、1日当たりの本場入場人員は1024人(前年比103・4%)だった。
 北海道市営競馬組合の斉藤守助役(64)は「06年度は構成4市(旭川、岩見沢、北見、帯広)に財政負担を依存しない形での開催に向け、9月をめどに開催場の集約など一定の結論を出すという重要な年度。広域場間場外発売を拡充させるなどして将来の展望につなげたい」と話した。
 06年度開催は、4月15日に開幕。初めての帯広スタートとなる。
(2006.03.28 日刊スポーツ)

■岩手競馬 総売り上げ7・1%減

 岩手競馬は27日、2005年度の全日程を終了し、総売り上げは前年度を22億円(7・1%)下回る296億円だった。計画比でも3億円下回った。多額の累積赤字を抱える県競馬組合(管理者・増田知事)の経営再建に向けた初年度だったが、売り上げの低下に歯止めをかけることはできなかった。
 05年度は、7日間の追加開催を加えて前年度より10日間多い133日開催。盛岡、水沢両競馬場の入場者数は前年度より7・5%増加した42万1000人と、イベント開催などで一定の集客効果は見られた。しかし、1人当たりの客単価の低下や県外の場外馬券場の低迷などが響き、計画目標としていた299億円には届かなかった。
 06年度の岩手競馬は4月8日に水沢競馬場で開幕する。「三連単」などの新馬券購入方式やインターネット販売などを導入し、326億円の売り上げ目標を掲げている。しかし、売り上げの低迷が続くと廃止論議に拍車が掛かることは必至で、組合にとって正念場の1年となりそうだ。
 柴田哲組合副管理者は「売り上げ低下の要因はさまざまあるが結果がすべて。残念の一言だ」としながら、「06年度は目標を是が非でも達成しなくてはならない。県議会などから受けた指摘を踏まえて計画の見直しにも着手する」と述べた。
(2006.03.28 岩手日報)

→同じ北国の競馬で悲喜こもごもだが、共に18年度が正念場になることは間違いない。岩手はここでも「困った時の3連単導入」か…。ばんえいの2場(旭川・北見)廃止は残念だが競技存続のためにはむしろ積極的に考えるべきだと思う。夏・岩見沢、冬・帯広の色分けを明確にして、重賞競争も整理統合してゆくべきだろう。2箇所になるなら、夏の岩見沢最終開催でもばんえい記念同様の1トン競争をやって欲しいが。

==========
「注目レース」のコーナーは新年度よりビッグレース中心をやめ、私的に「打ちたい」と思うレースを掲載してゆく方針とします。お楽しみに。

4月2日(日)の注目レース

【川口10R 予選】15:18 《穴狙い》
1.花沢哲也 20
2.篠崎 実 20
3.山田達也 20
4.橋本和美 10
5.石井大志 10
6.関口照明  0
7.中田義明  0
8.森園数敏  0

 関口と森園の「0ハンおさえまくりレース」。石井はこの二人を捌けない。篠崎を軸にどちらかが残って穴。

2連単 2=6 2=8
3連単 2=5=6 2=5=8 6−2−全 8−2−全


【平塚10R 2次予選】15:50 《頭堅い》
←3村上義弘−9中沢央治−6上松弘直
        8海野敦夫
 7竹内智彦−1佐藤幸博−4成田直喜
 2手嶋 靖
 5青井賢治

 村上にとってはこれで負けたらマズイだろ的メンツ。こういうところで取りこぼしがよくあるのも彼の悪癖だが、普通に逃げてちょっと流して最後踏み込めばまず勝てる。番手が競りの上、中沢が不調(近10場所成績0-3-3-20)で、別線中心に枠2点で勝負!

2枠単 3−5 3−2
【2006.04.02 Sunday 10:29】 author : TOM | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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