昨日の中山で、レースの合間に「競馬学校22期生模擬レース」というのをやっていた。競馬の騎手も2世が多いのだろう、なにか聞いたことのある苗字の選手が何人かいたが、中に「的場隼人くん」というのがいて、あの南関の的場先生の息子かどうかは定かではないが、乗りっぷりを見ていると、道中最後位から内ラチ沿いをするすると上がって直線追い込み2着。うーん…やっぱり息子か(笑)?
金曜は霞ヶ関の経済産業省へ。公営競技に関する会議があって、一般人でも傍聴可能ということなのでもぐりこんで来たような次第。まず会議の名前が長い。「産業構造審議会車両競技分科会 平成17年度第7回車両競技活性化小委員会」という。とっきぃが業務中に経産省HPを見ていて発見したのだが、よっぽど注意して探さない限り、この会議名では競輪・オートを盛り上げるための話し合い、ということはわからないよなぁ。このあたりのとっつきづらさからまずどうにかして欲しいものだ。ま、とにかく「活性化」という言葉に魅かれて、わざわざスーツ着て役人街まで出向いたのだが。
なんだ、あのしょーもない会議!
ああ、大文字で怒鳴ったらスッキリした。とにかくもう、予想を遥かに上回る小役人の小役人による小役人のための茶番劇。傍聴席で1時間半、「黙って聞いてりゃ…」と怒りは増すばかり。まず、今回の会議は今年6月にスタートした上記小委員会の「そろそろまとめに入りましょうか」という段階で、過去6回の会議の成果(「論点と検討の方向」と書かれていた)をまとめたものが資料として配布されたのだが、その中身たるや見事なまでに何の具体性もない。一番アタマを抱えたのが以下の項目かな。
【オートレースの事業の活性化について】
1.経営改善に向けた取組
各施行者及び関係団体は、これまでオートレース事業が儲かっていた際には十分な収益を得ていたのだから、売上が減少している現在、一致団結して全力で経営改善に努めるべきである。(資料1より)
……スゴイでしょ? この中学生でも書けそうな模範的指導文。意訳するなら「昔は儲かってたんでしょ。それが最近ダメになりそうっていうのはキミらの努力が足りないから。ま、皆で力を合わせて頑張りたまへ」という感じか。うーん、さすが霞ヶ関という感じだが、考えてみれば彼らはこのぐらいまで言えばいい立場なのであって、この大きな指針をもとに現場の施行サンが細かいことを考えたり動いたりする、というのが形なのだろうな。しかし、それならそれで、ここ(本省)で年に何度もこんな会議をやる必要があるのか? しかも委員という名目で競輪・オートレースに造詣の深い(らしい)著名・有名人の方々まで呼んで、だ。
この呼ばれていた委員の方々にはちょっとは期待したのだが、こちらからもロクな意見は出ない。「活性化」会議を目当てにやってきた身としては、少しは「具体的にどうしたらレース場に客を呼べるのか・売上が上がるのか(特に宣伝・広告面)」という話を聞きたかったのだが、そのレベルの意見は皆無。進行役を勤める委員長(横山和夫・東京理科大学教授)も、時間的・会話的余裕は十分あるにもかかわらず、話を具体的な方向へは一切もっていこうとせず、ただ資料の内容を淡々と反芻し、「では、この方向で…」とまとめにかかるばかり。結果的に見れば、「霞ヶ関役人の作った報告・方針書を一応著名人のお墨付きということで認めさせるための会議」なのだな、これは。
とにかく、現在の公営競技の窮状はこんなヌルい会議をチンタラやっている場合ではないところまで来ているのは周知の事実であるにもかかわらず、一番上に立つ人たちにそういう認識はほとんどない、ということだけは再確認できました。そんな成果でいいのか、おい。
せっかく行ってきたので、この委員会が今のところ考えて実現しようとしていることをスッパ抜いてお知らせしましょう。全て資料に記載、および過日の会議にて確認されていた内容です。別にマル秘資料ではなかったので、まぁいいんでしょう。
■競輪・スター選手育成のために
・競輪学校の入試を平成18年度(93期生)からは年2回に戻し、年間150名(技能120名、適性30名)ほどを入校させる。
・学科試験の廃止、受験年齢制限の撤廃、卒業資格の厳格化、短期卒業(半年程度)制度の導入について18年度からの実施を目指して検討する。
→委員の一人である中野浩一先生から「何よりスター選手が必要だ!」というおコトバがあったらしく、それへの対応策。若い衆をガンガン入れるのは良いこととは思うが、ベテラン選手の足切りが促進されるという側面も大いにはらみ、競輪競争のツボであるライン戦の体系が崩れるのが心配。早い話が逃げ屋だらけの競輪になりはしまいか? 若くてまだ技術もないのに追い込みに転向しようとする選手も増えるだろうし。「受験年齢制限の撤廃」には大賛成。脚に自信はあっても競輪を知った頃には時すでに遅かった、みたいな人がまだまだいると思うのだ。こういう人にも門戸を広げるべきだし、「30歳サラリーマンが一念発起して競輪デビュー!年収数千万に!」なんてのは、世の中へのアピール度も高い。
■外国人選手の参入
・日自振は外国人選手に対し恒常的な参入を認めるべき。特に、各国際大会で優秀な成績を残した外人選手に対しては即座に選手登録可能とし、日本人選手と同様にレースの種類を問わず出走できるようにするべき。
→これも大賛成。今のダラケきった選手意識を高めるには断然強い異邦人たちの参入が一番のカンフル剤。最初は単騎で自在戦な外人選手たちが、徐々に練習地の選手たちと仲良くなってラインを形成していったりするのも面白いではないか。「レースの種類を問わず」ってのもイイ。伊東ヒラSシで走るテオ・ボスとか。見てぇ〜(笑)。
■賞金制度の見直し
・全輪協は上位選手の賞金額の引き上げ、及びその他の選手の賞金額の大幅な削減を実施し「優勝劣敗」を明確にすべき。また、競争成績と関係なく支払われる諸手当の合理化を図るべき。
→プロスポーツなんだからこれは当たり前。たとえば競輪グランプリの賞金なんか5億とか10億でもいい。各特別競輪(G1)が2億ぐらいかな。とにかく「プロスポーツ界でも有数の高額賞金」は最大の世間的アピール。選手を目指す子供たちもぐんと増えるだろう。これが結果的に足切り(リストラ)を促進させることになるだろうが、事務的な「クビ」よりは「食えなくなったから自主的に辞める」の方が選手自身も納得がいくだろうし。その上出走手当まで減らされる・なくなるとあっては、現在のA2班以下のかなりの割合の選手がヤバそう。
■交付金制度の見直し
・経済産業省は競技活性化のため、経営努力を行う施行者のインセンティブを高めるような交付金制度の導入を検討すべき。
→お上へのバックを減らしてもいいよ、という有難きおコトバ(と受け取っておこう)。どうせなら日自振・日動振を中心とする関係団体における「天下りポストの全廃」も明言して欲しかったが。
そして、現在予定されている特殊法人改革により日自振と日動振の統合がほぼ決定している現在、上記の方針はオートレースにもほぼ同様の形でもちこまれるものと考えられる。まぁ、オートに外人選手の参入はないだろうが。そして、統合に難色を示す競輪施行者筋が最も心配している(セコイなぁ)「競輪の利益がオートに使われるんじゃないか」という杞憂に関しては「それはないように考えている」とのこと。いざ統合しちゃえばそのあたりはうやむやになるような気がしないでもないが。
この会議を体験して私的に感じたことをまとめるならば…
●経産省は「もう我々は公営競技で儲けようとか思わないので、各競技運営団体、施行者が自分で努力して頑張ってください。そのかわり責任も取りません」という態度を明確にした。
●そんな公営競技を盛り上げていくためには、やはり従来の役人的施行ではダメで、各競技を本当に愛し、意欲のある人々による運営団体を組織し、管理運営・広報を取り仕切る必要がある。
●そういった人たちというのは具体的には? ・意欲ある施行者さん ・自らレースが好きで運営団体に就いた職員さん ・選手 ・レース系マスコミの方々 ・お客(バクチ好き一般人)…といったあたりか。こういう人々を繋ぐ「公営競技連絡会」のようなものが必要だろう。
というわけで、ワタクシこと『公営レース賛成派』。まったく個人、まったく微力ではありますが、そろそろ何か、やるだけやってみますか。もうここでモゴモゴ言ってるだけじゃね。
お、浜松オート問題で進展が。
■浜松オート廃止、市長意向
浜松市の北脇保之市長が浜松オートレース事業を廃止する意向を固めたことが16日、分かった。廃止時期は一定期間、民間委託をした後にする考え。5年前後の案が有力だが、19日、庁内最終調整や関係者と協議した上で決め、20日以降に来年度以後の方針を正式表明する見通し。早期廃止ではなく、民間委託を経て一定期間を置くことで、関係者の大きな混乱を回避したい考え。
浜松オートをめぐっては市長諮問の事業検討委員会が「一定期間後の廃止」を、市行財政改革推進審議会の委員多数が「平成18年度末の廃止」をそれぞれ答申、提言していた。
平成15、16年度は赤字だったが、本年度は全国のオートレース場挙げての構造改革が寄与し黒字になる見通し。しかし、民間の調査機関によると、来年度以降は再度赤字に転じる見通し。
入場客の減少傾向や他場の赤字状況を考えると、このままの公営によるギャンブル存続は困難とする検討委の答申を、市としても重視する方向。
ただ、従業員約230人や選手、関係者への影響やこれまでの市への貢献を考慮し、早期廃止ではなく、民間委託後に廃止する選択肢を取ることで最終調整している。
(2005.12.16 静岡新聞)
→まずは民間(日本トーター)委託で数年間続けて、最後は廃止という方向で固まりそう。興味あるのは、もしその数年間に不動の黒字に転じた場合、廃止撤回はあるのか? という点。その可能性がゼロならトーターもやる気が起きないだろうし、我々ファン側も後押しする気が萎えるというもの。でも「民間の調査機関によると、来年度以降は再度赤字に転じる見通し」というのが廃止決定の要因になっているらしいので、その来年度以降も黒字になればいいのか?どーなのよ!?
さ、今日からはいよいよ年末第一の関門・賞金王決定戦イン住之江。バリバリ勝って、賛成派活動もバリバリといくぞ! でも、ここまで4R観戦した限りでは相変わらずのイン逃げ天国。…はぁぁ。
==========
12月18日の注目レース
【住之江12R 賞金王シリーズ ドリーム戦】締切16:25
1.今垣光太郎
2.坪井康晴
3.寺田 祥
4.平尾祟典
5.林 美憲
6.岡本慎治
▲126/345
今垣のイン逃げで売れるが、機力弱い上に岡本の前付けもあり、岡本の外になりそうな寺田がダッシュを決める。住之江だけに、そして今垣だけに2・3着には残す。
3連単 3−156−156
金曜は霞ヶ関の経済産業省へ。公営競技に関する会議があって、一般人でも傍聴可能ということなのでもぐりこんで来たような次第。まず会議の名前が長い。「産業構造審議会車両競技分科会 平成17年度第7回車両競技活性化小委員会」という。とっきぃが業務中に経産省HPを見ていて発見したのだが、よっぽど注意して探さない限り、この会議名では競輪・オートを盛り上げるための話し合い、ということはわからないよなぁ。このあたりのとっつきづらさからまずどうにかして欲しいものだ。ま、とにかく「活性化」という言葉に魅かれて、わざわざスーツ着て役人街まで出向いたのだが。
なんだ、あのしょーもない会議!
ああ、大文字で怒鳴ったらスッキリした。とにかくもう、予想を遥かに上回る小役人の小役人による小役人のための茶番劇。傍聴席で1時間半、「黙って聞いてりゃ…」と怒りは増すばかり。まず、今回の会議は今年6月にスタートした上記小委員会の「そろそろまとめに入りましょうか」という段階で、過去6回の会議の成果(「論点と検討の方向」と書かれていた)をまとめたものが資料として配布されたのだが、その中身たるや見事なまでに何の具体性もない。一番アタマを抱えたのが以下の項目かな。
【オートレースの事業の活性化について】
1.経営改善に向けた取組
各施行者及び関係団体は、これまでオートレース事業が儲かっていた際には十分な収益を得ていたのだから、売上が減少している現在、一致団結して全力で経営改善に努めるべきである。(資料1より)
……スゴイでしょ? この中学生でも書けそうな模範的指導文。意訳するなら「昔は儲かってたんでしょ。それが最近ダメになりそうっていうのはキミらの努力が足りないから。ま、皆で力を合わせて頑張りたまへ」という感じか。うーん、さすが霞ヶ関という感じだが、考えてみれば彼らはこのぐらいまで言えばいい立場なのであって、この大きな指針をもとに現場の施行サンが細かいことを考えたり動いたりする、というのが形なのだろうな。しかし、それならそれで、ここ(本省)で年に何度もこんな会議をやる必要があるのか? しかも委員という名目で競輪・オートレースに造詣の深い(らしい)著名・有名人の方々まで呼んで、だ。
この呼ばれていた委員の方々にはちょっとは期待したのだが、こちらからもロクな意見は出ない。「活性化」会議を目当てにやってきた身としては、少しは「具体的にどうしたらレース場に客を呼べるのか・売上が上がるのか(特に宣伝・広告面)」という話を聞きたかったのだが、そのレベルの意見は皆無。進行役を勤める委員長(横山和夫・東京理科大学教授)も、時間的・会話的余裕は十分あるにもかかわらず、話を具体的な方向へは一切もっていこうとせず、ただ資料の内容を淡々と反芻し、「では、この方向で…」とまとめにかかるばかり。結果的に見れば、「霞ヶ関役人の作った報告・方針書を一応著名人のお墨付きということで認めさせるための会議」なのだな、これは。
とにかく、現在の公営競技の窮状はこんなヌルい会議をチンタラやっている場合ではないところまで来ているのは周知の事実であるにもかかわらず、一番上に立つ人たちにそういう認識はほとんどない、ということだけは再確認できました。そんな成果でいいのか、おい。
せっかく行ってきたので、この委員会が今のところ考えて実現しようとしていることをスッパ抜いてお知らせしましょう。全て資料に記載、および過日の会議にて確認されていた内容です。別にマル秘資料ではなかったので、まぁいいんでしょう。
■競輪・スター選手育成のために
・競輪学校の入試を平成18年度(93期生)からは年2回に戻し、年間150名(技能120名、適性30名)ほどを入校させる。
・学科試験の廃止、受験年齢制限の撤廃、卒業資格の厳格化、短期卒業(半年程度)制度の導入について18年度からの実施を目指して検討する。
→委員の一人である中野浩一先生から「何よりスター選手が必要だ!」というおコトバがあったらしく、それへの対応策。若い衆をガンガン入れるのは良いこととは思うが、ベテラン選手の足切りが促進されるという側面も大いにはらみ、競輪競争のツボであるライン戦の体系が崩れるのが心配。早い話が逃げ屋だらけの競輪になりはしまいか? 若くてまだ技術もないのに追い込みに転向しようとする選手も増えるだろうし。「受験年齢制限の撤廃」には大賛成。脚に自信はあっても競輪を知った頃には時すでに遅かった、みたいな人がまだまだいると思うのだ。こういう人にも門戸を広げるべきだし、「30歳サラリーマンが一念発起して競輪デビュー!年収数千万に!」なんてのは、世の中へのアピール度も高い。
■外国人選手の参入
・日自振は外国人選手に対し恒常的な参入を認めるべき。特に、各国際大会で優秀な成績を残した外人選手に対しては即座に選手登録可能とし、日本人選手と同様にレースの種類を問わず出走できるようにするべき。
→これも大賛成。今のダラケきった選手意識を高めるには断然強い異邦人たちの参入が一番のカンフル剤。最初は単騎で自在戦な外人選手たちが、徐々に練習地の選手たちと仲良くなってラインを形成していったりするのも面白いではないか。「レースの種類を問わず」ってのもイイ。伊東ヒラSシで走るテオ・ボスとか。見てぇ〜(笑)。
■賞金制度の見直し
・全輪協は上位選手の賞金額の引き上げ、及びその他の選手の賞金額の大幅な削減を実施し「優勝劣敗」を明確にすべき。また、競争成績と関係なく支払われる諸手当の合理化を図るべき。
→プロスポーツなんだからこれは当たり前。たとえば競輪グランプリの賞金なんか5億とか10億でもいい。各特別競輪(G1)が2億ぐらいかな。とにかく「プロスポーツ界でも有数の高額賞金」は最大の世間的アピール。選手を目指す子供たちもぐんと増えるだろう。これが結果的に足切り(リストラ)を促進させることになるだろうが、事務的な「クビ」よりは「食えなくなったから自主的に辞める」の方が選手自身も納得がいくだろうし。その上出走手当まで減らされる・なくなるとあっては、現在のA2班以下のかなりの割合の選手がヤバそう。
■交付金制度の見直し
・経済産業省は競技活性化のため、経営努力を行う施行者のインセンティブを高めるような交付金制度の導入を検討すべき。
→お上へのバックを減らしてもいいよ、という有難きおコトバ(と受け取っておこう)。どうせなら日自振・日動振を中心とする関係団体における「天下りポストの全廃」も明言して欲しかったが。
そして、現在予定されている特殊法人改革により日自振と日動振の統合がほぼ決定している現在、上記の方針はオートレースにもほぼ同様の形でもちこまれるものと考えられる。まぁ、オートに外人選手の参入はないだろうが。そして、統合に難色を示す競輪施行者筋が最も心配している(セコイなぁ)「競輪の利益がオートに使われるんじゃないか」という杞憂に関しては「それはないように考えている」とのこと。いざ統合しちゃえばそのあたりはうやむやになるような気がしないでもないが。
この会議を体験して私的に感じたことをまとめるならば…
●経産省は「もう我々は公営競技で儲けようとか思わないので、各競技運営団体、施行者が自分で努力して頑張ってください。そのかわり責任も取りません」という態度を明確にした。
●そんな公営競技を盛り上げていくためには、やはり従来の役人的施行ではダメで、各競技を本当に愛し、意欲のある人々による運営団体を組織し、管理運営・広報を取り仕切る必要がある。
●そういった人たちというのは具体的には? ・意欲ある施行者さん ・自らレースが好きで運営団体に就いた職員さん ・選手 ・レース系マスコミの方々 ・お客(バクチ好き一般人)…といったあたりか。こういう人々を繋ぐ「公営競技連絡会」のようなものが必要だろう。
というわけで、ワタクシこと『公営レース賛成派』。まったく個人、まったく微力ではありますが、そろそろ何か、やるだけやってみますか。もうここでモゴモゴ言ってるだけじゃね。
お、浜松オート問題で進展が。
■浜松オート廃止、市長意向
浜松市の北脇保之市長が浜松オートレース事業を廃止する意向を固めたことが16日、分かった。廃止時期は一定期間、民間委託をした後にする考え。5年前後の案が有力だが、19日、庁内最終調整や関係者と協議した上で決め、20日以降に来年度以後の方針を正式表明する見通し。早期廃止ではなく、民間委託を経て一定期間を置くことで、関係者の大きな混乱を回避したい考え。
浜松オートをめぐっては市長諮問の事業検討委員会が「一定期間後の廃止」を、市行財政改革推進審議会の委員多数が「平成18年度末の廃止」をそれぞれ答申、提言していた。
平成15、16年度は赤字だったが、本年度は全国のオートレース場挙げての構造改革が寄与し黒字になる見通し。しかし、民間の調査機関によると、来年度以降は再度赤字に転じる見通し。
入場客の減少傾向や他場の赤字状況を考えると、このままの公営によるギャンブル存続は困難とする検討委の答申を、市としても重視する方向。
ただ、従業員約230人や選手、関係者への影響やこれまでの市への貢献を考慮し、早期廃止ではなく、民間委託後に廃止する選択肢を取ることで最終調整している。
(2005.12.16 静岡新聞)
→まずは民間(日本トーター)委託で数年間続けて、最後は廃止という方向で固まりそう。興味あるのは、もしその数年間に不動の黒字に転じた場合、廃止撤回はあるのか? という点。その可能性がゼロならトーターもやる気が起きないだろうし、我々ファン側も後押しする気が萎えるというもの。でも「民間の調査機関によると、来年度以降は再度赤字に転じる見通し」というのが廃止決定の要因になっているらしいので、その来年度以降も黒字になればいいのか?どーなのよ!?
さ、今日からはいよいよ年末第一の関門・賞金王決定戦イン住之江。バリバリ勝って、賛成派活動もバリバリといくぞ! でも、ここまで4R観戦した限りでは相変わらずのイン逃げ天国。…はぁぁ。
==========
12月18日の注目レース
【住之江12R 賞金王シリーズ ドリーム戦】締切16:25
1.今垣光太郎
2.坪井康晴
3.寺田 祥
4.平尾祟典
5.林 美憲
6.岡本慎治
▲126/345
今垣のイン逃げで売れるが、機力弱い上に岡本の前付けもあり、岡本の外になりそうな寺田がダッシュを決める。住之江だけに、そして今垣だけに2・3着には残す。
3連単 3−156−156