昨日の飯塚オート第7Rにて競走中事故のため殉職された永井秀樹選手(伊勢崎25期)の
ご冥福を心よりお祈りいたします。
先週「滑り・落車が多すぎる」「マシンとタイヤのバランスがおかしい」と書いたばかりのタイミングだっただけに、私的にも衝撃大だった今回の死亡事故。これでまたハード面の改革が論議されるのかどうかは定かではないが、私見ではこれまでの「車速が出ないようにする」改革はもう限界がきており、この先は「(車速はむしろ上がっても構わないから)その他の安全対策と選手指導を強化するべき」と思う。
選手は誰しも勝ちたいので、規格やルールが変わっても、その中で徐々に各自工夫をして、時には無茶をする。それは避けられないのであって、そうなっても安全が確保できるように、もっと大きな目で選手と競走を包み込むような施策を。例えば養成段階から更にしっかりと「落ちない走り方」「より身を守る落ち方」など研究し、教えるべき(他競技でもそうだ)ではないだろうか。防具の改良・研究の余地もまだあるだろう。
そして今後のためには事故後の処理も大切。昨年の競輪・内田慶選手の殉職の際には、中央団体であるJKAの事故後の対応が何かと後手後手に回り、ファン、そして選手側からの業界への不信感はいまだに各所で尾を引いていると聞く。
選手が思う存分力を出せるレースの運営があってこそ、ファンが安心してレースや車券を楽しめるのであって、この不信感は内外双方から業界を衰退させることにもつながる。
ぜひJKAオートはじめ関係団体には、迅速かつ手厚い対応を望みたい。合同葬儀、お別れイベント、その後の改革と、それらをしっかりと公表…。やるべきことをやらなければ「選手を大切にしている」という信頼を回復するのは難しい。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
先週「滑り・落車が多すぎる」「マシンとタイヤのバランスがおかしい」と書いたばかりのタイミングだっただけに、私的にも衝撃大だった今回の死亡事故。これでまたハード面の改革が論議されるのかどうかは定かではないが、私見ではこれまでの「車速が出ないようにする」改革はもう限界がきており、この先は「(車速はむしろ上がっても構わないから)その他の安全対策と選手指導を強化するべき」と思う。
選手は誰しも勝ちたいので、規格やルールが変わっても、その中で徐々に各自工夫をして、時には無茶をする。それは避けられないのであって、そうなっても安全が確保できるように、もっと大きな目で選手と競走を包み込むような施策を。例えば養成段階から更にしっかりと「落ちない走り方」「より身を守る落ち方」など研究し、教えるべき(他競技でもそうだ)ではないだろうか。防具の改良・研究の余地もまだあるだろう。
そして今後のためには事故後の処理も大切。昨年の競輪・内田慶選手の殉職の際には、中央団体であるJKAの事故後の対応が何かと後手後手に回り、ファン、そして選手側からの業界への不信感はいまだに各所で尾を引いていると聞く。
選手が思う存分力を出せるレースの運営があってこそ、ファンが安心してレースや車券を楽しめるのであって、この不信感は内外双方から業界を衰退させることにもつながる。
ぜひJKAオートはじめ関係団体には、迅速かつ手厚い対応を望みたい。合同葬儀、お別れイベント、その後の改革と、それらをしっかりと公表…。やるべきことをやらなければ「選手を大切にしている」という信頼を回復するのは難しい。