公営ニュース

　船橋・オートレースグランプリは地元若手・武藤博臣がなんとなんとの完全優勝。最終日は天候が不安定な中、優勝戦前には完全な良路となり、運も味方につけた感じだが、昨今のオートレースでは、運もなければ完全優勝はそうできるものではない。

　ここ数年、勢力図がめまぐるしく変わるオート界だが、「高橋貢・池田政和時代」から「飯塚（浦田信・田中茂）時代」を経て、今度は武藤・中村雅人あたりを中心とした「最強船橋軍団復活」となるのだろうか？　次回ＳＧからはあの高橋貢も復活してくることだし、大盛り上がりのＳＧ戦線となることを期待したい。

　その船橋では準優勝戦の４日目にワタクシ主催の観戦会『船橋オートＳＧデイツアー』を海側特観席に５０名分のお席をご準備いただき開催。ＳＧで特観無料、ロッカー見学や走路内観戦も楽しめ、予想紙と場内飲食券（一人１０００円分）、それに場側から多数のプレゼントご提供という超VIP待遇のツアーに参加者は満員御礼。前回・川崎競輪以上の盛り上がりとなりました。ツアー詳細は来月５日発売の『週間レース』誌拙コラム、もしくは同誌Webにてご覧ください。




　準優勝戦が６０００人、優勝戦の月曜日は８０００人（お隣の船橋競馬との開催バッティングが懸念されたが）と、久々に賑わいを見せた船橋オートだったが、５日間の売上は目標２６億に対し２２億と惨敗。ＳＧで一日平均４億しか売れないのでは、もう世間からギャンブル競技として認知されていない、と言える範囲に片足突っ込んでいる状態？　参加者の中にいたマスコミ関係者などからも「競技・ゲーム性としてはすごく面白いので、あとはどう世間に伝えるか」だという意見多数。私も全く同感（まぁ、公営全競技に言えることだが）ＰＲ対策が急務ですな。

　とにかく一人でも多くの人をレース場に来させたい・触れさせたい、で動いている昨今ですが、前回募集をかけた京王閣競輪観戦ツアーは、お陰様で募集締切を待たずに満員御礼。本日をもって募集を締切とさせていただきます。今度は「走路内観戦」どころじゃなくて「走路を走れる（しかも公式ユニフォームとヘルメット着用で）」そして「地元選手との交流食事会」のプレミアムつきとあって、現在これ以上の観戦会は企画しえない、という内容。さて、どうなるか。そして、この観戦会の流れの大尾とするべく、来年５月の「奈良全プロツアー」のプランニングを、今年のいわき全プロツアー主催者の方々と共に開始。３３バンクにあやかって総勢３３３人のツアーとすることが目標。

　今週末は久々に帯広・ばんえい競馬へ向かう予定。ナイター開催に間に合わなかったのは残念（今週から昼間開催）だが、売上も持ち直しているという新生ばんえいを見てまいります。